NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレ感想1週1話
2016年10月3日(月)放送
べっぴんさん1週テーマ「想いを込めた特別な品」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで1週1話
10月3日(月)

昭和20年。
終戦間もない神戸の街。坂東すみれは、背中に我が子を背負い、空襲で焼け落ちた自宅の跡地に立ち尽くしています。

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同じ頃、小澤良子と村田君枝も赤ん坊を背負い、変わり果てた神戸の街並みを見ています。小野明美は、一人呆然と道端にしゃがみこんでいました。

人々は戦争で全てを失い、ゼロからの出発でした。それでも、強い思いを抱く女性達がいたのでした。

 
そして、およそ20年余りの時が流れた、昭和44年(1969)。
総合子供用品「キアリス」の創業20周年パーティーが開かれていました。

壇上には、創業者のすみれ、良子、君枝、明美の4人と、すみれの夫・紀夫が並び、来賓の野上潔が、マイクの前に立ち祝辞を述べます。

潔がすみれたちを称えると、会場は万雷の拍手に包まれます。

すみれは、今は亡き母・はなが四つ葉のクローバーの刺しゅうをしたハンカチを手にし、そんな晴れやかな場に立ちながら、母の言葉を思い出していたのでした。

クローバーの4つの葉には “勇気”、“愛情”、“信頼”、“希望” それぞれの意味があり、それが全て揃うと幸せになれる。大人になっても忘れないで・・・

その言葉を思い返したすみれは、周りの人達を見渡し、そっと「はい。」と小さく答えるのでした。

 
時は昭和9年の事・・・
神戸の高台には坂東五十八の新居が落成しました。

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そして、妻のはなは入院をしていたのでした。

五十八は、「坂東営業部」という会社を経営し、大きな財を築き成功を果たしていました。

ある日の朝、五十八は子供たちに「明日お母さんのお見舞いに行こか」と声をかけます。二人はそれに満面の笑みで応えるのでした。

学校にて・・・
授業中のすみれが、ハンカチの刺繍を見ながら何かを思いつきます。急いで帰宅すると、すぐに2階の部屋へと向かい、母・はなの裁縫セットを取り出すと、夜まで黙々と刺繍をするのでした。

翌日の事。
坂東家は揃ってはなのお見舞いに病院を訪れます。ゆりは自宅の庭で摘んだ花を渡し、すみれは自分で刺繍をした布を渡すのでした。

それを見た一同に刺繍の出来栄えを指摘されると、恥ずかしくなったすみれはその刺繍を手に、逃げるように病室をあとにするのでした。しかし、はなだけはそれが“ゆりとすみれの花”を刺繍したものだと分かっていました。

すみれは、悲しさと悔しさから涙します。
そして、刺繍が上手くなりたいと思ったすみれは、その夜みんなが寝静まった中で黙々と刺繍を始めるのでした・・・ つづく
 

 べっぴんさん1週1話・感想まとめ 

いよいよ始まった朝ドラ「べっぴんさん」。
ベビー服のブランド「ファミリア」の創業者、坂野惇子(ばんのあつこ)さんが今回のモデルです。劇中のブランド名は「キアリス」、主人公は坂東すみれ。

第1話は回想シーンから始まりました。
戦後の焼け野原となった神戸の街を見下ろすすみれ。背中には赤ちゃんを背負いながら涙を流しています。

そして、また、シーンは変わり、今度は「キアリス」の20周年パーティーが行われているようです。「人は所を得る」「自らが生きるべき所はどこか・・・」。

来賓の野上潔がこの物語のキーワードになりそうな祝辞を述べています。
すみれと3人の女性たちが戦後「キアリス」を立ち上げ、皇室の方々も愛用するベビー服ブランドとなるまでを描く物語、今回の朝ドラも美しく芯の強い女性たちの活躍から目が離せませんね!

▮四葉のクローバーの教え

第1話はすみれの少女時代のお話です。
幼いすみれは、入院する母のために生まれて初めて刺繍に挑戦します。すみれにとって刺繍は、母・はなとの思い出そのもの。

優しく美しい母が子どもたちのことを思いながら、一針一針施してくれた刺繍は、たとえ一緒に暮らせなくても、母と繋がっていられる大切な「宝物」なのです。

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「勇気・愛情・信頼・希望、それが全部揃うと幸せになれるの。」

はなの教え、そしてこの美しい刺繍の技術が、将来、「キアリス」を立ち上げるすみれの大きな原動力になっていくようです。

今回すみれは、はなへのプレセントのために「すみれ」と「ゆり」の花を刺繍します。「すみれ」はもちろんすみれ自身、「ゆり」は姉の名前です。

少しでも母のそばにいたい、あの頃のように親子みんなで笑いあいたい。そんなすみれのけなげな思いが痛いほど伝わってくるシーンなのですが・・・。

残念ながら、すみれ、初めての刺繍。父の五十八(いそや)と執事の忠一郎には伝わらなかったようで、二人に「なんやこれ?」「なんでっしゃろな?」と言われてしまいます。

はっきりと自分の意思を口に出せないすみれとバリバリの実業家の五十八。
この父と娘の関係もドラマを楽しむスパイスになりそうですね。

▮おっとりしていても芯は強い少女

おっとりしたところのあるすみれですが、幼い頃から芯の強いところも見てとれます。朝、なかなか起きられないすみれ。どうやら前の夜、最後まで本を一冊読み切ってしまったようです。

五十八たちに笑われた刺繍も「それなら、もう刺繍なんかやらない!」とはならないのが、すみれの長所。普通なら悔しくて見るのも嫌になってしまいそうなところですが、諦めず、夜を徹して練習に練習を重ねます。

集中力や持続力、折れない心は、実業家として成功するために必要な力。言いたいことをうまく表現できないすみれですが、やはり大切な力は両親からきっちりと受けついでいるようです。

▮べっぴんさん・・・

今回のタイトルにもなっている「べっぴんさん」。
関西の方では、今でも美しい女性を「べっぴんさんやな~」と言ったりもします。

今回は、「別嬪」=「美しい女性」の意味とともに、「別品」=「特別に良いもの」という意味も込め、このタイトルが選ばれたようです。

すみれの父は「坂東営業部」という会社を経営する実業家です。史実でも、坂野惇子さんの実父は「レナウン」の創業者・佐々木八十八氏で、大富豪のお嬢様として生まれました。

すみれの周りにある調度品や着ている洋服はまさに「別品」。当時の庶民たちが身につけられるようなものではありません。通常の朝ドラのヒロインとは少し違っていますよね。

この「お嬢様・すみれ」が、どんな苦労を経験し、どう成長していくのか・・・。
この辺りも、今回の朝ドラの見所と言えそうですね!

ではでは
感想byありす

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