NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレ感想1週6話
2016年10月8日(土)放送
べっぴんさん1週テーマ「想いを込めた特別な品」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで1週6話
10月4日8日(土)

昭和17年7月・・・
母・はなが亡くなってから8年後。17歳になったすみれは、女学校の最高学年になっていました。クラスでの仲良しは、多田良子と、田坂君枝でした。三人は「手芸倶楽部」を作り、毎日手芸に没頭する日々を送っていました。

社会状況はと言えば、戦火の勢いも増し、神戸の街も空襲を受けるほどになっていました。

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今日は強化訓練のための遠足に来ていました。

五十八は会社の経営を野上正蔵に任せ、貴族院議員として神戸と東京を忙しく行き来しています。繊維会社「坂東営業部」は国の統制下に置かれ、商いは徐々に縮小されていました。

野上の息子・潔は25歳となり「坂東営業部」で、父の右腕として働いていました。
その姿を見ながら、五十八は「たのもしいやないか」と嬉しそうに野上に言います。

そんな中、「贅沢は敵」との風潮に坂東家でも執事・忠一郎と女中頭・喜代を残し、他の使用人を解雇せざるをえない状況となってしまいました。

明美の母マツもその一人でした。明美はその日、雨の中、坂東家の前で母を待っていました。やがてやってきた母に「坂東の家のためにずっと働いてきたのに・・・」と、そんな自分たちの境遇が悔しく、やり場のない憤りを覚えるのでした。

そこに、すみれが学校から帰ってきました。そんな明美たちの状況に気付かないまま、邸宅で暮らすすみれのお嬢様暮らしが、無性に明美をいらだたせるのでした。

ある日の事・・・
坂東家のリビングに皆が集まりますが、使用人たちのいなくなった坂東家は静かなものでした。そんな中、「日本は戦争に勝てるの?!」とゆりが言い出します。

長女・ゆりは20歳で、女子大で英語を学んでいました。卒業後は父の会社で働き、母・はなと約束したように将来は会社を継ぐつもりだと言います。

しかし、父・五十八は戦時中の先の見えない中、ゆりにも、すみれにも結婚して家庭に入ってほしいと考えているのでした。しかし、ゆりにはそれが不満でした。

ある日の事、潔とすみれが屋敷の前から海を見ながら話していましたが、潔はなぜか思いつめたように遠くを見ます。

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潔に、二度目の召集令状が届いたというのでした。その事を聞かされたすみれは、深い悲しみと共に、潔への淡い想いに気づくのでした。

ところが、姉・ゆりもまた潔に思いを寄せていることを知るのでした・・・ つづく
 

べっぴんさん1週6話・感想まとめ 

すみれの通う女学校は、女子が通う学校だということはわかりますが、具体的にはどのような学校なのでしょうかね?ちょっと検索しますね。

▮女学校とは?

明治から戦前まで、義務教育である尋常小学校を卒業すると、高等小学校、実業学校、中学校に進学することができました。

ただ、中学校に進学できたのは男子のみで、女子はその代わりに高等女学校に進学することになっていました。

女学校とはこの高等女学校のことで、現在の中学校1年から高校1、2年にあたります。当時、中学校や高等女学校を卒業する人は1割から2割しかいなかったそうです。狭き門だったのですね。

戦後、高等女学校は廃止され、公立の高等女学校はほとんどが女子高等学校に変わりました。私立の場合は現在でも中高一貫校として残っている学校も多くあります。

女学校の教育内容は、女性は家庭に入るものだという考えから裁縫、芸術などの教科が重視され、理数系の教科の時間は少なく設定されていました。

ところで、女学生というと袴姿を想像する方もいらっしゃるのではないでしょうか。袴姿は明治時代の終わり頃から大正時代の終わり頃の女学生の定番でしたが、昭和に入るとセーラー服が一般的になりました。

すみれが女学生の頃は戦時中なので、スカートではなく動きやすいもんぺをはいていますね。もしかしたら、すみれのようにこっそりとおしゃれを楽しんだ女学生もいたかもしれません。

▮潔くんの豪快さ

坂東営業部の事務所に「親父!」と大声で言いながら入ってきて、五十八氏の姿を見て「これはこれは、議員閣下!」と声を掛ける。青年になった潔くんの豪快さが心地良いです。会社の厳しい状況に元気をなくす社員には「なんやなんや!みんな辛気臭い顔して!」と励まします。

豪快で親分肌。少年の頃からその片鱗を示していましたよね。すみれや友達の面倒見が良くて、大人に対しても物怖じしない潔くんでした。

性格が格好良くて、しかも美男子。ゆりとすみれが恋してしまうのも無理はありませんね。良子ちゃんも見とれてしまっていましたが……。

そんな潔くんの豪快さが今後周囲の人々にどのような影響を与えていくか、楽しみに見ていきたいです。

▮ゆりの希望と五十八氏の願い

坂東営業部を継ぐという母・はなさんとの約束を果たすため、大学で英語を学んでいるゆり。ゆりは自分の夢を語りますが、五十八氏はゆりもすみれも家庭に入って幸せになってほしいと告げます。

ゆりの望みを聞き入れて、当時の女性としては珍しい大学入学を五十八氏は許しました。ですが、ゆりがそこまで本気で会社を継ごうとしているとは思ってもいなかったのでしょう。

今は戦争がいつどうなるかもわからない、先の見えない時代。会社を継いでしまったらゆりは幸せにはなれないだろう。苦労をかけてしまった妻・はなさんのこともあって、娘たちには幸せな家庭生活を手に入れてほしいと、五十八氏は願わずにはいられないのでしょうね。

女だから反対されるのだと反発するゆりですが、五十八氏の願いを理解する日は来るのでしょうか。

▮恋心に気づいてしまったすみれ

傾きかけた柔らかい陽の光が、すみれと潔くんを優しく照らしています。バイクでガソリンを使い切ってやろうと思っていると言う潔くんの様子がおかしいことに、すみれは気づきます。

「来てもうてな。召集令状や・・・」

すみれは小さい頃潔くんに頭をポンポンとされたことを思い出していました。そして思わず涙。いつ何が起こるかわからない時代だから、やりたいことを見つけて悔いのないように生きようと言う潔くんは、すみれの頭をポンポン。

心の中をのぞかれているような気がして、すみれは動揺したことでしょう。

そして、優しい潔くんにずっとそばにいてほしいと思っている自分にも動揺していました。刺繍針が指に刺さってしまいそうなほどに。

潔くんへの思いに気づいてすぐ、ゆりも同じ思いでいることを知ってしまったすみれ。姉妹で同じ人を好きになってしまうなんて、辛いですよね。

ゆりとすみれのような仲の良い姉妹ならなおさらです。この恋をめぐって二人とも傷つかなければいいのに…難しいとわかっていても、そう願ってしまいます。

ではでは
感想byふう

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