NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想4週19話
2016年10月24日(月)放送
べっぴんさん4週テーマ「四葉のクローバー」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで4週19話
10月24日(月)

「嫌や」明美の鋭い言葉と冷ややかな態度に、すみれは何も返せませんでした。それでも諦めきれないすみれは、明美を追い、必死に呼び止めます。

そして、自分の考えは間違っているかと明美に尋ねると、明美は自分の生い立ちを思い浮かべながら、過去の怒りを吐き出すかのようにすみれにぶつけるのでした。

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明美が幼い頃坂東邸を訪ねた時、他の女中から菓子泥棒扱いされた事を話し、自分をかばうマツの姿を見て、なぜ母・マツがこんなにも悲しい思いをしなくてはならないのかとずっと考えたと言います。そして、すみれに向かい「何でか分かるか?貧乏やからや。」と投げ捨てるように言います。

それからの明美は、負けたくない一心で必死に勉強して看護婦になったのでした。そして、やっと母に楽をさせてあげられると思った矢先に、マツは過労で亡くなったというのでした。

「あんたのせいとは思わへん。けど・・・あんた達のせいや思てしまうんや。」
さらに、そもそも外国製のおしめを作る良質な布など、手に入らないだろうと言い残し明美は立ち去るのでした。

翌日の事

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すみれが品定めをしていると、根本の子分の玉井達に絡まれ、すみれは路地裏に連れ込まれそうになります。

その時、偶然通りかかった栄輔が玉井達に飛び掛かり、乱闘騒ぎになるのでした。

潔とゆりのバラック小屋にて・・・
すみれは、潔からなぜ闇市に来たのかと聞かれ、おしめの生地を探している事を話します。

そして、赤ちゃんが気持ち良く過ごせるおしめを作り、それを売りたいと話すと、潔と栄輔も協力すると言ってくれるのでした。一方のゆりは、その話を聞き、妹を応援したい反面、追い抜かされたように感じてしまうのでした。

商店街にて・・・
神戸に戻ったすみれは、商店街で4人娘と出会います。その時、時計屋の時子が着けている腕時計に目が留まります。それは女学校の親友、良子が夫からプレゼントされたものと似ていたからでした。

すみれ達は、時子の父・時久に売りに来た人物について聞きます。やはり、売りに来たのは良子でした。

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すみれは、帳簿の住所を頼りに良子の家を訪ねます。バラック街の一画にそれはありました。入り口をノックすると、良子が出てきました。
2人は、互いの無事を知り抱き合いながら喜ぶのでした・・・つづく

 

べっぴんさん4週19話・感想まとめ 

先週、やっとのことですみれは明美と再会できました。
おしめの件も心を込めてお願いすれば、きっと教えてもらえる。そう思っていたであろうすみれは、やっぱり苦労していても、お嬢様気質のまま?

◇ あんたのせいとは思わへん・・・ 

もともと子どもの頃の“クッキー事件”で心に闇を抱える明美。そのすみれのお嬢様然とした振る舞いが、何よりも気にくわないのです。

母・まつがすみれの家を首になり、さらに貧乏や苦労を重ねた上、やっと看護師になって親孝行しようと思った矢先、まつは亡くなってしまいました。
明美のすみれに対する思いは、昔以上にこじれてしまっているようです。

あんたのせいとは思わへん。けど、あんたたちのせいや思ってしまうんや。
すみれを憎むのは逆恨みだということは、明美自身も十分にわかっているのでしょう。そうであっても、何不自由なく育ったすみれを恨まずにはいられない・・・。

悔しい心のやり場に一番困っているのは、運命の理不尽さをずっと背負いながら生きてきた明美自身なのです。
そんな明美の思いが痛いほど伝わってくるシーンでした。

◇ 慈愛のまなざし喜代の存在 

気づかないうちに明美を傷つけてしまっていたことに、深く心を痛めるすみれ。
家で待つ喜代は、すみれが落ち込んでいることにすぐ気が付きます。
「知らんうちに傷つけてることなんて、仰山あります。」
「知らんうちに誰かを喜ばせとったり、幸せな気持ちにさせとったり・・・。」
そんな言葉で優しくすみれを元気づける喜代。

紀夫も帰ってこず、五十八やゆりとも離れて暮すすみれにとって喜代は、なくてはならない存在です。

すみれがあさや靴店に行ったり、明美を捜しまわったりしている間は、当然のようにさくらを預かってくれています。ジョンに頼まれたおしめを作ったときには、すみれと一緒に夜なべもしてくれました。

もちろん、そういった仕事は、女中頭まで勤めていた喜代にとって、当たり前のことなのかもしれません。でも、喜代の仕事はそれだけではありません。

幼い頃から、思ったことがうまく言えなかったすみれ。思えば五十八に新しい洋服を作ってもらったあの日、幼いすみれが、口ごもって喜びを伝えられなかったときも、代わりにすみれの思いを五十八に伝えたのは、他ならぬ喜代でした。

今回もあくまでも女中である喜代は、すみれに説教するわけでもなければ、意見するわけでもありません。その点、潔やゆりたちとは明らかに立ち位置が違います。

ただ黙ってすみれの言葉を受け入れ、そっと自分の経験を伝える喜代。小さい頃から、あふれる思いの大きさに、時に右往左往してしまうすみれを少しでも和ませてやりたい、元気づけてやりたいという喜代の心配りがひしひしと感じられます。

そして、長年すみれや坂東家に仕えてきた喜代にとって、すみれやさくらの元気な笑顔こそが「知らんうちに」「喜ばせ」「幸せな気持ちにさせてくれる」かけがえのない存在、そのものなのかもしれません。

◇ ゆりの複雑な心の内とは・・・? 

潔を訪ね、闇市にやってきたすみれ。暴漢たちに囲まれてしまい、通りかかった栄輔が助けに入り、乱闘となってしまいました。

すみれに気がある栄輔。
もちろんそんなことには全く気がつかないすみれ。この二人が登場すると、見ているこちらが、何だかソワソワしてしまいますね。

すみれは、潔におしめの生地を探しに来たと伝えます。明美が、別れ際、言い放った言葉をヒントに、上質な布を探すことに決めたのです。

以前とは違い、商売に積極的な姿勢のすみれを見て、笑顔で協力を申し出る潔。
もちろん、栄輔も張り切っています。

ところが・・・。
普通なら喜んでくれそうな姉・ゆりだけは、何だか複雑な表情を浮かべています。

もともと女性も働きたいと主張していたゆり。潔とも、養ってもらうためではなく、一緒に働くために結婚したのです。でも、坂東営業部がなくなってしまった今、ゆりは思うように自分の力を発揮することができません。

先ほど襲われかけたすみれのように、女性であるゆりにとって、闇市は身を守るだけで精一杯。坂東営業部を再開するため、潔と共に頑張りたいのに、潔は自分より、知り合ったばかりの栄輔の方を頼りにしているようにさえ思えます。

そんな複雑な思いが脳裏をよぎり・・・。
当然、家庭に入ると思っていたすみれが、自分の足で歩こうとし、それを潔に認められている姿に、素直にエールを送ることができないようです。

◇ 運命を変える!?良子との再会 

そんなある日、すみれは、時計屋の娘・時子がつけている時計が、女学校時代の親友・良子のものだと気づきます。時子の父親から良子の居場所を聞き出し、すみれは早速良子のもとを訪ねることにしました。

軍歌「同期の桜」が流れる街をすみれが良子を探し当てながら歩く姿は象徴的です。私たち現代人の感覚でも、長年離れていた学生時代の親友に会えるのは嬉しいこと。でも、この時代の再会の喜びは、そんな程度のものではありません。

ただ懐かしいという以上に、お互い生きて会えたという喜び。まさに「同期の桜」の歌詞のように、散っていたかも知れない命が二つ、ここに無事再会を果たしたのでした。

そして、この感動的な再会が、すみれのこれからの人生を大きく変えていくことになるのようです・・・

ではでは
感想byありす

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