NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想8週45話
2016年11月23日(水)放送
べっぴんさん8週テーマ「止まったままの時計」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで8週45話
11月23日(水)

いよいよオープン初日を迎えました。新店舗の前に4人が集まると、いよいよ開店です。潔と栄輔も手伝う中、店は大変な賑わいを見せるのでした。

reiko45そんな中、ベビーショップ時代からのファン・麗子が米兵と一緒に入店してきました。

賑わっていたお客が一瞬静まり返り、麗子に視線を向けます。

そんな麗子を苦手とする良子でしたが、今日は満面の笑みで麗子の接客に応えます。

「なんやろ~、気分ええわあ!」麗子が嬉しそうに言うと、店内のお客さん達もまた賑やかに話し出すのでした。

「キアリス」の閉店のあと・・・
喜代や子供たち、勝二や昭一も店に集まってきました。「みんなよう頑張った!」潔が声を上げると、拍手が沸き上がります。

そんな中、日中に職探しをしていた紀夫も、ひとり店の前までやって来ました。
norio45ところが、店内を覗くと、娘のさくらが栄輔と楽しそうにしている様子を見てしまいます。

さらに、さくらが栄輔に向かい「すきー」と言うと、「さくらはホンマに栄輔さんが好きやねー」と当たり前のように言うすみれの姿に、紀夫は愕然とし、誰にも声をかけぬまま店の前から姿を消すのでした。

 
梅田のバラックにて・・・
数日後、五十八と潔の元を、かつて「坂東営業部」で働いていた社員・長谷川・秋山・笹井の3人が訪ねてきました。潔が「坂東営業部」の復活に動いていると聞き、やってきたといいます。

その思いに、潔はいよいよ「坂東営業部」の再開を決意しました。

雑居ビルの一角に看板を掲げた初日には、五十八を筆頭に、紀夫、すみれ、ゆり、忠一郎、栄輔、元社員たち、さらに、かつての取り引き先の工場主たちも集まりました。

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潔は「坂東営業部」の商品企画として、需要が見込める『婦人服』で勝負したいと意気込みます。しかし、紀夫は何かを言おうとして、言葉を飲み込むのでした。

後日、坂東本家にて・・・
潔とゆりが、主・長太郎に新商品の企画を相談します。近江の麻布で婦人用のサマードレスを作りたいと言うのでした。

shizuko45しかし、長太郎を始め、一同にはそれがどういうものなのか分かりませんでした。

そこで、ゆりが節子と静子に二人のためのサマードレスのデザイン画を見せます。

「すてきー」と、静子が目を輝かせると長太郎も首を縦に振るのでした。

ところが、洋服にするほどの薄い生地は、ゆりのお尻に手を出した「あの、石鍋」に頼むしかないというのでした・・・

一方、「キアリス」の開店以降、売り上げはよくありませんでした・・・つづく

 
栄輔役の松下さんMJのトリビュートライブに最年少出演?>>
潔のモデル・尾上清氏は超二枚目モテモテ君だった?>>

べっぴんさんネタバレ8週45話・感想まとめ 

ゆりの近江での生活が始まりました。
お嬢さま育ちのゆりにとって、戸惑うことも多いでしょうね。ゆりは麻布の買い付けの仕事をしていますが、近江は古くから麻織物で有名だったんだそうです。近江の麻織物について、ちょっと調べてみました。

◇ 近江・湖東地域の麻織物 

琵琶湖の東に位置する滋賀県・湖東地域は、麻織物を作るのに適した地域なんだそうです。高温多湿なので、乾燥に弱い麻には良い環境ですし、三重県との県境にある鈴鹿山脈からもたらされる澄んだ湧水は、染めの作業に役立つんだそうです。この地域は、湖東麻織物産地と呼ばれています。

ここで麻織物作りが始まったのは、室町時代だと言われています。中山道が通り、水運も発達していたので、江戸時代には近江の麻織物は全国に広まりました。そして、近江商人はみな麻の着物を着ていたんだとか。宣伝効果が高そうですね。また、幕府にまで献上されていたそうですよ。とても品質が良かったんですね。

細い麻糸を平織した布を「近江上布」といいます。これは麻布の最上級品なのだそうです。ゆりたちがサマードレスに使おうとしているのは、この近江上布なのでしょうか。

近江上布の仕上げには手もみ作業が行われるのですが、この作業をすることで布が柔らかくなり、麻特有の味のあるしわができます。見るからに柔らかそうで、涼しげで、この布でできたサマードレスを着たら気持ち良さそうですよ。

上質な近江の麻布で作るサマードレス、どんなものができるか楽しみですね。

◇ 紀夫くんの苦しみ 

早く仕事を見つけて、すみれが働かなくてもいいようにしたいと思う紀夫くんですが、なかなかうまくいきません。そんな紀夫くんの思いとは裏腹に、すみれはどんどん前に進もうとしています。紀夫君くん、きっと焦っているんでしょうね。

その上、栄輔くんとさくらの楽しそうな様子と、それを笑顔で見ているすみれを目の当たりにしてしまいます。紀夫くんは自分がいない間に2人が取られてしまったと感じたのかもしれません。

すみれに声を掛けることもなく帰ってしまいましたね。「食べちゃいたいわー」「すきー」なんて、相当親密でなければ言いませんもんね。

やっぱり他人を信じてはいけないじゃないか、と紀夫くんは思ったでしょうか。それとも、家族との時間を奪った戦争を恨んだでしょうか。いずれにしても、気持ちを抑え込んでいる様子が痛々しいです。

栄輔くんはというと、すみれが傘を返しに来たときに少しは気持ちに区切りをつけられたのかと思っていましたが、さくらへの態度は全然変わっていません。すみれへの思いと、さくらへの思いは別だと思っているのでしょうか。無意識なのかもしれませんが、さくらと仲の良いところを、紀夫くんをはじめとしたみんなに見せつけているようにも見えてしまいます。

その夜、自宅で紀夫くんはひとり、明かりもつけずに鬱屈とした自分の闇と向き合っているかのようでした。そんな時に外で物音がしたので、泥棒でも来たのかと思ったのでしょうか、はたまた、収容所時代の危機感が蘇ってしまったのでしょうか。とっさに栄輔くんに手荒い態度をとってしまいました。

紀夫くんも、間違いとはいえ栄輔くんへの暴力的行為は、自分自身でもショックだったようすでしたね。紀夫君の心は、自分自身でも制御できないほどに悲鳴を上げているようで、見ているほうも辛いほどに痛々しいですね。

◇ サマードレスをめぐって 

潔くんの元を訪ねてきた坂東営業部の元社員3人。また一緒に働きたいと言いますが、潔くんは、まだ資金も準備も足りないと答えます。

そんな潔くんに、五十八氏は「看板は掲げたもん勝ち」だと言います。潔くん、まるで神様の啓示を受けたかのようでした。

さて、近江の坂東家で長太郎氏の妻・節子さんと、息子の嫁・静子さんに見せたサマードレスのデザイン画は、しゅっとして格好良かったですよね。静子さんが思わず「すてき!」と身を乗り出してしまうのもうなずけます。

麻布の売買を生業としている坂東家に嫁いだ静子さん。自分がサマードレスを着る日が来るなんて思いもしなかったでしょうね。それに、まず初めに静子さんと節子さんにドレスを作ってくれると言ってくれたゆりと潔くんに、親近感を持ったことでしょう。

長太郎氏の反応も面白かったですよね。「さ、サマードレスぅ?」と潔くんに聞き返すところ、サマードレスなんて聞いたことがないから、急に言われて挙動不審になってしまったんですね。

長太郎氏が急に親しみやすいキャラクターになって、驚いている人も多いのではないでしょうか。酒宴でおしりを触られて怒ってしまったゆりを、トク子おばあちゃんが厳しく叱っていましたよね。そのとき、長太郎氏はおどけたようにゆりを助けようとしていました。

長太郎氏はゆりとはだいぶ打ち解けてきたようなので、今度は五十八氏との関係も修復できるといいですよね。兄弟は仲が良いほうがいいですから。

ではでは
感想byふう

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