NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想10週59話
2016年6月10日(金)放送
とと姉ちゃん10週テーマ「常子、プロポーズされる」

とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで10週59話
6月10日(金)

熱を出して一日中家で過ごした常子は、それまでは気付かなかった妹たちの一面を知ることになります。鞠子はいつの間にか化粧をするようになっていて、美子は洋服店から頼まれた針仕事を、誰にも頼らず一人でこなしているのでした・・・、妹たち二人の成長を感じ取ります。

そして、
そんな光景を見るうちに常子の気持ちは、星野との結婚へと傾き始めていくのでした。

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やがて体調も回復した常子は出勤しますが、星野からの「求婚」と父・竹蔵との約束「家族を守る」とのはざまで悩んでいました。

青柳商店の奥にて・・・
その日の帰りに、祖母・滝子の所に立ち寄ります。すると、常子は美子が縫い物をする本当の理由を、滝子から聞きます。

とと姉ちゃん_滝子59美子は、少しでも常子の助けになればと、縫物のお駄賃をすべて滝子への学費の返済に充てていたというのでした。

あの食いしん坊の美子が、お駄賃を自分の為には一銭も使わずに、すべて滝子への返済に渡していたと聞くと、常子は美子のけな気さに涙がこみ上げるのでした。

そして、滝子は「あの子たちが一人前みたいな顔をして、やりたい事をやれるのは、常子がいるからだよ・・・」と話します。

美子の本当の思いを知ると共に、また祖母・滝子の言葉を聞くうちに、妹たちにはまだ自分が必要なのだと常子は改めて気づかされるのでした。

小橋家の部屋にて・・・
その晩、常子は帰ると美子に謝ります。すると、美子は常子に手編みのマフラーを渡すのでした。いつも家族を優先して、自分の服も買わずにいる常子のためにと、せめてマフラーだけでも新しいものをと美子が編んだものでした。

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お互いの本当の思いを知ると、二人はもう何もなかったかのように、また中の良い姉妹に戻っていました。そして、「ねぇ、みんなでまたお出掛けに行こうよ」と美子が言い出します。

だめ?」と聞く美子に、常子は、私はいつだってみんなと出かけたいと思っているというと「いつもはちょっと・・・」と言いながらも、上野動物園に行きたい、銀座のホットドックも食べたい、ナポリタン、フランス料理、エノケンも見たい・・・、美子のお出掛け先は尽きないのでした。

やがて、
そんな時を過ごす中で、揺らいでいた星野への常子の気持ちは固まっていったのでした。

星野の下宿先にて・・・
常子が、星野を訪ねました。星野は引越しの準備をしていました。世間話をするうちに、常子は「私たちは似ていますね・・・いい夫婦になれるかも知れませんね」と言います。

一瞬、星野が固まり「ではこの間のお話し・・・」と言いかけると、常子は迷いを断ち切った眼差しで言うのでした。「星野さん、私・・・今は結婚できません」

とと姉ちゃん_星野ほしの59今はまだ家族と離れず、妹たちの成長を見守り、支えていきたい。それが、常子の答えでした。

常子は、今の気持ちを素直に話し、星野からの結婚の申し出を辞退するのでした・・・

星野は穏やかにそれを受け入れます。
「心のどこかで、そう言われるのは分かっていた気がします」と、常子に微笑むのでした。

そして、最後に森田屋まで送らせてほしいと言うと、常子は「はい」と応えるのでした・・・
つづく

 
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 とと姉ちゃん10週59話・感想まとめ 

【常子ちゃんの出した答え】
『心のどこかで分かっていた気がします』。
これが、常子ちゃんが出したプロポーズの返事への星野青年の想いです。そして、この言葉通り、一視聴者の私だってわかってはいたのですが…。それでも、切なすぎる決断としか言いようがありません。

視聴者の一縷の望みとして、星野青年が東京にとどまる案を考え出しましたが、この案だと、彼の幼いころの夢を諦めることになりますしそれに、そのような事態を自分のことより周りの人を思いやる常子ちゃんが望むことは絶対ありえませんしねぇ。

これも詮無き事、と理解いたしますけれど、一つ、気にかかることがあるのです。それは、その言葉を聞いて星野青年が一瞬パット顔を輝かせた言葉、プロポーズを断る前に常子ちゃんが言った『似ているんですね、私たち』『いい夫婦になれるかもしれないですね』、です。
だって、こんなこと言われればプロポーズの答えが「No」だと思う人は少ないですよね。相手をぬか喜びさせるだけですのに何故なのでしょう…?
でも、その言葉は間違っていないし、常子ちゃんの正直な心の声だったのでしょうねぇ。

【思いやる心】
常子ちゃんの行動の原点は思考ではなく、思いやりの心が決める、思いやりの塊のような人です。そして、妹のよっちゃんだって負けてはいませんでしたね。

とと姉ちゃん_美子よしこ56誰にも何も言わず、おばあさまのもとに手間賃を全部届けていたなんて、よっちゃんの思いやる心がなせる業です。

姉の負担を少しでも軽くして、もっと自分のことも大事にできるようにとの思いやり、その健気さはもしかしたら、常子ちゃんの切ない決断を後押ししたのかも…、と考えるとその点はやるせないのですが、取り敢えず二人の仲直りに一安心です。

浜松時代の内田未来ちゃん演じる常子ちゃんが竹蔵ととと約束を交わすシーンでは、常子ちゃんの健気さに涙を搾り取られ、今度は、杉咲花ちゃん演じるよっちゃんの健気さに涙がジヮジワーポロリ。

そして、たった一人で答えを出した常子ちゃんの目にはプロポーズをされたときもお断りするときにも涙があふれて…。よっちゃんの健気さに泣かされ、常子ちゃんの涙にもらい泣き、おかげさまで、アレルギーにやられていた目が腫れてしまいました。

それにしても、高畑充希さんは朝ドラ『ごちそうさん』で、ヒロイン・卯野め以子の結婚相手・西門悠太郎の歌の上手な妹・西門希子役の時とは、まるで別人です。すごい女優さんですねぇ。それに、内田未来ちゃんも杉咲花ちゃんもすでに立派な女優さんですね。
応援していますよぉ~。

【手編みのマフラーと三姉妹のセーター】
よっちゃんの思いやりが詰まった、常子ちゃんのために編んだ水色の手編みのマフラーが本当に暖かそうでお上手!今の季節が夏なのが悔やまれるほど、あのマフラーや三姉妹が着ているセーターが素敵です。

今回の衣装担当の映画監督黒沢明氏の長女、黒沢和子さんは先ず、最初に主要キャストのテーマカラーを決めたとお聞きしています。
思うに、常子ちゃんが青色、鞠子ちゃんが朱色そして、よっちゃんが桃色でしょうかしら。

常子ちゃんはブルーのセーター。会社出社時は白い襟のブラウス、普段は花柄ブルーの襟のブラウスを合わせ着回しています。鞠子ちゃんは大学生らしく落ち着いた濃いオレンジのセーター。飾り襟とボタンは同じ毛糸で編んであり、お洒落な作りです。そして、よっちゃんのサーモンピンクのカーデガンは大きな木のボタンがアクセントに可愛らしく…。

三人ともとても良く似合っていますよね。すべて、手編みだとお見受けします。衣装をそろえる裏方さんにも感激とエールの言葉をお伝えしたいですね。

ではでは
感想by香風

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