とと姉ちゃん ネタバレ感想あらすじ 13週76話【6月30日(木)】

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想13週76話
2016年6月30日(木)放送
とと姉ちゃん13週テーマ「常子、防空演習にいそしむ」

とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで13週76話

昭和20年3月9日。
貸本屋として営業する甲東出版では、常子が店番をしていました。

とと姉ちゃん_貸本76

 

 

 

 

 

「ここに来るのが楽しみでね。」そう言って来てくれる客もいました。

常連客がふと机の上に目をやると、早々に帰り支度がされていました。客に、三姉妹の誕生日のお祝いがある事を嬉しそうに話す常子。

常子と美子が10日生まれ、鞠子が5日生まれなのでした。
「おめでとう。楽しい席になると良いね。」という客の言葉を背に、常子は帰宅の途につきます。

その途中、慌てた様子の美子に出くわします。「とと姉ちゃん、大変なの!」隣組の組長・三宅が、“大日本婦人会”のタスキを掛けた女性を引き連れ、供出できる物は無いかと小橋家に上がり込んでいたのでした。

こんなやり方は・・・と言いかける常子に、「またお前は楯突くつもりか。」と威圧します。そして、家の中のミシンを見つけるとこれは必需品なのかと声を荒げ、さらに居間に掲げてある家訓を見て「非国民が!」と叫び家訓を投げつけます。そんな三宅に、常子は悔しさをぐっと堪えます。

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その時、普段はおとなしい鞠子が理路整然と小橋家の姿勢を弁明します。
私達も戦っているんです!」その言葉に三宅も鉾先を失い、一同を連れ引き上げて行くのでした。

そんな鞠子に対して、常子は、先日の弱腰呼ばわりした事を謝り、見直したと話すのでした。

しかし、こんな状態では誕生日会もできないと残念がる常子たちに、君子は小豆を見せます。三姉妹の誕生日の為にと、方々を回って手に入れたのだと言います。
そして、小豆を煮込んでおはぎを作ってくれるという言葉に、三姉妹は大喜びするのでした。

その日の夜。
台所では小豆を煮込んでいました。そろそろ寝ようと常子が火の始末をしていると、突然、空襲警報が鳴り響きます。急いで防空壕に逃げ込む常子たち。しかし、この空襲はいつもとは違っていました。

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3月10日午前0時8分、アメリカ軍による爆撃が始まりました。爆撃は二時間あまり続き、家は無事でしたが、台所へ行くと小豆が焦げ付いて食べられなくなっていました。しちりんの火が残っていた為でした。

「せっかくのお誕生日なのに」と、涙する美子。
すると、かか・君子は毅然とした態度で「今日から泣くのは禁止にします。」と言います。

そして、「嬉しくて泣ける時まで、涙は我慢しましょう」という、かかの言葉に常子たち姉妹は頷くのでした。

翌日の事・・・
配給を受け取りに外に出ると、駆け寄ってきた近所の女性たちから、昨夜の空襲で下町、特に深川の被害が甚大だった事を聞かされます。東京では、十万人を超える死者が出ていたのでした。通りには、焼け出された人々がさまよっていました。

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常子はその列の中に、かつてビアホールでの乱闘から常子を助けてくれた、お竜の姿を見つけるのでした・・・ つづく

 

とと姉ちゃん13週76話・感想まとめ 

【鞠ちゃんかっこいい♡】
今日の鞠子はかっこよかったですね~♡さすが作家を目指していただけあって巧みな話術で三宅さんを言い負かしました!!三宅さんには申し訳なかったですが、ちょっぴりスカッとしちゃいました。お国の為という気持ちもわからないではありませんが・・・。何でもかんでも取り上げるというのは、どうしたもんじゃろうの~って感じですもんね。

でも、これが戦争時の厳しい現状だと思うと、本当に息苦しい時代だと改めて感じました。戦争中とは言え「あれはだめ!これもだめ!」では・・・。何の楽しみもないですよね。冒頭で本の中で色々空想するくらいはいいだろうと、本を借りに来ている方がおられましたよね。

現代の私たちには、この戦争の苦労を理解しようとしてもなかなか出来ません。朝ドラは戦争の大変さを疑似体験することが出来る、貴重な番組だと思います。ドラマを見ながら改めて平和の有難さがわかり、感謝することができますからね。

過去の朝ドラでも戦争のシーンが出てきたりしてましたよね。それは、やはり私たちへのメッセージもきっとあると思います。私たちが平和な日本で暮らせているのも、戦争で日本の為に戦ってくれた多くの人々の命があるということ、決して忘れてはいけないと思います。

【悲しみの涙禁止令】

今日は、かかから「今後一切、悲しみの涙は流さない!!次泣くときはうれし涙にしましょう」という言葉。かかの精一杯の気持ちが伝わって感動しました。いつも穏やかで常子を後ろからサポートしているかかが、今日はたくましく感じました。

よっちゃんの涙が相当つらかったのでしょう。小橋家の大切な家訓を三宅さんに注意されて投げ捨てられたことも相当つらかったとはずですね。「しばらく家訓は押し入れになおしておきましょう」や空襲の後に「命があるだけでもありがたい」という言葉・・・。今日のかかの言葉たちには本当に考え深いものがありました。

【東京大空襲】

昭和20年(1945)年3月10日は、東京に甚大な被害をもたらした東京大空襲がありました。今朝のドラマでは突然の空襲警報でした。通常ならば警戒警報が鳴った後に空襲警報という2段階ですが、緊急さを物語っていましたね。

常子たちが引っ越していた目黒方面はほとんど被害はないようで安心しましたが、深川方面は一面焼け野原になったそうです。もし、あのまま深川に住んでいたら・・・と考えるだけでゾッとしてしまいます。かかの言葉ではないですが、本当に命さえあればいい。命があるだけで有難いという言葉の重みを感じずにはいられませんでした。

被災して家を無くした人たちが、目黒方面へ流れてきました。その人混みの中に・・・あれは、以前の会社で多田さんとビアホールへ行った時、男たちに囲まれて困っていた時に助けてくれたお竜さんでしたね!!こんなところで出会うなんて。今度は困っているお竜さんを常子が助けてあげるのでしょうか?

今週には戦争も終戦するようなので、一安心ですが・・・。
このお竜さんのとの再会でなにか常子のヒントや感化されることがあるのでしょうか?常子とお竜さんの関係も末永く見守っていきたいですね♪

ではでは
感想byあさひめ

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