NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想14週80話
2016年7月5日(火)放送
とと姉ちゃん14週テーマ「常子、出版社を起こす」
とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで14週80話
ある日の事・・・
常子に思いがけない来訪者がありました。女学校時代の親友・綾でした。
綾は、当時と変わらぬ笑顔で常子の前に現れましたが、その風貌はかつての綾のそれとはまったく別人のようでした。
綾は子供の手を引いて常子の前に立ちます。
小橋家の居間にて・・・
綾の昔を知る小橋家の皆は、久しぶりと挨拶を交わしながら、綾のいきさつに耳をかたむけるのでした。
綾は、女学校卒業後に親が決めた名古屋の医師の元へ嫁いでいましたが、その夫が軍医として派遣された満州で病を患って亡くなり、さらに実家の父親も亡くなったと話します。
今は、実家が空襲で焼けてしまった為、蒲田の近くで母親と息子と一緒に、間借りをして暮らしていると話します。
夜になり。常子は、帰宅の途につく綾を見送ります。
「やはり訪ねて良かったわ。久々に笑ったわ。」と話す綾。
そして、「あの頃には想像もできなかったものね。こんな風になるなんて・・・。」突然、悲しそうな表情になる綾。
そんな綾を見て、常子は心配になります。別れ際、常子が「今度、お母様にご挨拶を」と言うと、綾は「いいえ、結構よ・・・」と言葉を濁すのでした。
常子が家に戻ると、老眼が進み針に糸を通すのも苦労するかか・君子の姿を見ます。
そんな君子を見て、常子は「ごめんなさい、ずっとかかを働かせて。本当は楽させなきゃいけないのに。」と謝ります。
君子は、苦労だなんて思っていないと微笑みますが、常子も鞠子も美子も、皆やるせなさを感じていました。
すると、寝ていたはずの鉄郎が急に起き出し、常子に明日ちょっと付き合え、と言います。
翌日のこと・・・
鉄郎は常子を闇市へと連れ出します。
時代は変わった、女でもやりたい事ができる、と話す鉄郎。鉄郎は、闇市の中で自力で働く女性の強さを常子に見せたかったのでした。
数日後・・・
鉄郎の言葉を受け、常子は揺れていました。
甲東出版で働き続けるのか、自分で事業を起こすのか・・・。
その日、一人で闇市を歩いていると、叔父・鉄郎が声を掛けてきます。
常子は、鉄郎が抱えていた木綿を、綾にあげたいから分けて欲しいと頼みます。
常子には、女学校時代に疑われた自分を助けてくれた綾に対して、恩を返したいという思いがあるのでした。
常子は、布を届けようと住所を頼りに綾を尋ねると、そこは荒れたバラック地帯でした。
そして、住所の家の前に立つと、家主から冷たい仕打ちを受ける綾たちの姿が見えるのでした。
軒先で常子が立ち尽くしていると、振り向いた綾と目が合いました・・・ つづく