NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想14週81話
2016年7月6日(水)放送
とと姉ちゃん14週テーマ「常子、出版社を起こす」
とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで14週81話
常子は綾に喜んでもらおうと、布を手に綾の借家を尋ねました。
しかし、その貧しい暮らしぶりに驚きます。
そして、あれほど優雅なたたずまいを見せていた綾の母も、すっかり消沈しきった面持ちで所在なさそうに常子に挨拶をします。
「今日はどうしたの。何かご用。」何故に来たのかと、綾は親友がゆえに見せたくはなかった実状に動揺します。
常子も、来るべき時ではなかったと後悔しながらも、綾の子供にためにと新しい木綿の布を差し出します。
一瞬重い空気が流れ、・・・綾は子供の寝顔に目を落とします。
すると、綾は両手でその布をしっかりと抱きしめ「ありがとう。」と、ようやく素直な気持ちで常子にお礼を言うのでした。
そして、綾は常子と二人だけで話をしたいと、母に席を外すよう頼みます。
「どうしたの」と常子。
すると、本当はあなたにうちに来てほしくなかった。
こんなにみじめな暮らしをしているなんて、あなたに見られたくなかった。
こんなつらい状況のなかで何のために必死に生きているのか・・・。綾は初めて本音を漏らすのでした。
そして、一冊の雑誌を取り出します。
それは女学校時代に藤堂先生から教わった「青鞜」でした。
「原始、女性は実に太陽だった。・・・今、女性は月である・・・」その言葉を思いながら、あれから10年経つが私はまだ月のままだとうつむきます。
でもこの言葉を思い出しては、いつかは私も太陽になれる事を信じ頑張れるのだと言います。
「青鞜」を胸に抱いた綾の顔は、笑顔に輝くのでした
綾の家を出て闇市の雑踏を歩く常子に、叔父・鉄郎の声が頭の中で響きます。
「お前の稼ぎで一家を養っているんだぞ、もっと金を稼ぐことを考えろ・・・」
小橋家にて・・・
常子は机に向かい神妙な顔で何かを書いていました。「辞職願」でした。
翌朝、仏前に手を合わせると、意を決したようにととの写真に向かい「行ってきます」と微笑みます。
その日、甲東出版の仕事が終わりになると、常子はみんなの前で話しだします。
「私、甲東出版をやめさせていただきたいんです・・・」社長・谷の顔が硬直します。
「おいおい、何の冗談だい」五反田が笑いながら言います。常子は「退職願」を取り出し、谷に差し出します。
谷のどうしてやめるのかの問いに、常子は二つの理由を挙げるのでした。
一つは、家族を支えるためにお金を稼がなくてはいけない。
もう一つは、自分の作りたい本を、自分の出版社でやりたいということでした。
そして、その作りたい本とは「女の人の役に立つ雑誌」だというのでした。
「失敗する可能性もあるんだよ」と、相田が心配します。
すると、常子は「このご時世、すでに失敗しているようなものじゃないですか」と、あっけらかんと言い放つのでした。
■青柳滝子のモデル大橋きんさんとは?
■とと姉ちゃんキャスト主要24人の相関図>>