NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想17週97話
2016年7月25日(月)放送
とと姉ちゃん17週テーマ「常子、花山と断絶する」
とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで17週97話
昭和22年、初夏。
創刊号は、「直線断ちの洋服」の大ヒットを受け、3万部を超える売上を記録しました。
そして、販売部数の増加に伴い、以前から入社を希望していた水田が正式に入社し、また、庶務担当の女性・岡緑も仲間入りしていました。
そして花山はといえば・・・
相変わらず自室に籠もり、知恵の輪での“ひとり企画会議”に没頭していました。
そんな花山に、常子と岡は進行表を渡すとすぐに退室しようとします。
すると、花山が呼び止め「あなた、どんな家に住んでいる?」と唐突に岡に問います。
岡は、空襲で焼ける事もなく、普通の家だと答えると、花山は「そうか・・・」と、何故か残念そうな表情を浮かべます。
すると、今度は自室を飛び出し水田に同じ質問をします。
水田がバラックに住んでいると答えると、「何か困っている事は無いか?」と身を乗り出して聞きます。
花山は、次の雑誌の特集として、誰もが不満を抱えているであろう「住まい」を扱おうと考えていたのでした。
戦後、国内の住宅事情は行き詰っていました。空襲で多くの家屋が焼けましたが、資材不足の為、12坪を超える住宅の新築や増改築を禁じる法令が発布されていたのでした。
その時、美子が、あなたの暮し社に届いた手紙の中から懐かしい名前を発見します。
「東堂チヨ」それは、常子達三姉妹の女学校時代の恩師の名前でした。

その四日後の事・・・
常子はさっそく東堂先生の住所を訪ねます。
東堂は常子との再会を喜び、家に上げるのでしたが、今は、夫の親戚の庭にある、6畳の物置に住まわせてもらっていると言います。
東堂は、ある日何気なく「あなたの暮し」を手に取り、そこに常子達の名前を見つけたと言います。
そして、嬉しくなって思わず手紙を書いてしまったと笑顔で話すのでした。
今も教師をしているという東堂は、教職者には定年がないと話し「あと50年続ける!」と力強く話すと、ふたりの顔にも笑顔がこぼれ、せまい部屋に笑い声が響くのでした。
しかし、東堂は夫の話になると言葉を濁します。
そして、駒込の家が空襲で焼けたと話し、まさか、こんな暮らしになるなんて・・・と、言葉を詰まらせるのでした。
帰る道すがら、常子は、東堂先生に昔とは違う“なにか”を感じていました。
そして・・・
この東堂先生との再会が、やがて「あなたの暮し」の新企画に繋がっていくのでした・・・つづく