べっぴんさん ネタバレ9週51話感想あらすじ【11月30日(水)】|NHK朝ドラfan

NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想9週51話
2016年11月30日(水)放送
べっぴんさん9週テーマ「チャンス到来!」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで9週51話
11月30日(水)

キアリスの記事が新聞に掲載されましたが、明美については一切触れられていませんでした。明美は気にしないと言って平静を装いますが、傷ついている事はすみれにも分かります。

すみれの胸中は、新聞社への怒りとやりきれなさ、そして、明美への申し訳なさでいっぱいでした。

坂東営業部にて・・・
「えっ、やらんて?!」潔は紀夫からの報告を受けて驚きます。

kiyoshi5102ゆりや社員たちも、こんなチャンスを断るとはと、首をひねります。

社員からは、坂東営業部の為にも、キアリスの為にも、このチャンスをモノにしなければと迫られ、紀夫は辛い立場となるのでした。

その日の夜、残業する潔にゆりが話しかけます。
「紀夫さん…大丈夫かなあ・・・」幼いころから紀夫を知るゆりは、表に出るよりも経理能力を伸ばしたほうがいいのではというのでした。

潔は、大丈夫だと言い、紀夫を社長として担ぐことをあきらめませんでした。

坂東宅にて・・・
同じ夜。大急百貨店の件で、すみれたちの賛同を得られなかった紀夫は、自宅で再度すみれの気持ちを確かめるのでした。

キアリスを通じて坂東営業部と大急百貨店の絆を強めるためでもありましたが、今はキアリスに訪れたチャンスと将来を考えての事でした。

そうした中、紀夫から説得を受けたすみれは、新聞記事に明美のことが掲載されなかったくやしさもあり、本当のキアリスを知ってもらうためにも、改めて大急百貨店への出店を考えていました。

キアリスにて・・・
sumire51翌日の事。「あの・・・、みんなに話があるんやけど」と、すみれは大急百貨店への出店を考えている事を話します。

明美の知識と四人の思いの詰まった商品であることを、もっと広く知らせるよい機会にしたいというのでした。

良子と君枝もその思いは同じでした。

明美は、そんな仲間たちの言葉をうれしく受け止め、心の中でありがとうとつぶやくのでした。

皆の了解を得たすみれは、さっそく紀夫を訪ね、大急百貨店への出店を頼みます。

その日の夜
再び、紀夫、勝二、昭一がキアリスに集まりました。しかし、キアリスメンバーと夫たちの意見はまたも食い違ってゆきます。

百貨店に置く商品を増産するために、紀夫たちは下請けに縫製を発注するべきだと言いますが、すみれたちは、気心の知れた時子や商店街の女性たちに、縫製を頼むことにするのでした。

紀夫、勝二、昭一の3人は、この日もまた屋台で愚痴をこぼしあいます。

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そして、危なっかしい妻たちを、自分たちが導いてやらねばと意気投合すると、3人は「男会」なるものを結成するのでした・・・つづく

 
▮本屋の娘が「岩波」家具屋のむすめが「ニトリ」?>>
▮明美のモデル・久子さんはエリート会社員より高給だった?>>
▮明美役の谷村さんはモー娘志願だった?>>

べっぴんさん9週51話・感想まとめ 

終戦から3年経って、生活の様子もだいぶ変わりましたよね。電灯が使われるようになったり、カラフルな服を着るようになったり。昭和23年(1948年)はNHKのど自慢が始まった年です。そして、母子手帳の配布も始まりました。

◇ 母子手帳の歴史 

母子手帳の配布が始まる前は「妊産婦手帳」というものがありました。
戦前戦中の日本では「産めよ増やせよ」というスローガンが掲げられていたことはご存知の事と思います。

その頃の妊婦さんは、妊娠したときと出産するときにしか、医師の診察を受けていなかったのだそうです。そのため、妊娠中の異常を発見することができず、出産時に亡くなる妊婦さんの割合は、現在の割合の約65倍にも上ったのだとか。
ちょっと想像できませんよね。

そのような背景から、昭和17年に「妊産婦手帳規定」が公布され、妊娠中・産後のお母さんと赤ちゃんの健康管理が徹底されるようになりました。

当時は、戦時中で物資の配給が行われていましたが、妊産婦手帳を持参すると、米や出産に必要なもの、ミルクなどを受け取ることができました。こうしたメリットがあると、手帳を持つお母さんが増えますよね。

戦後、児童福祉法が公布されたのに伴って、妊産婦手帳は「母子手帳」に変わりました。妊産婦手帳では出産までの記録しかできませんでしたが、母子手帳では子供の健康記録や予防接種の記録もできるようになりました。現在のものと同じような形になったのですね。

昭和40年には母子保健法が成立すると、母子手帳は「母子健康手帳」と名前を変えました。

◇ つらい立場の紀夫くん 

すみれたちに、大急百貨店への出店を断られてしまった紀夫くん。そのことを坂東営業部で報告すると、社員たちに責められてしまいましたね。

無理に出店して大急に迷惑をかけては困る、と紀夫くんが思うのも無理はありません。紀夫くんは慎重な人ですからね。

紀夫くんは、キアリスを大急百貨店に出店させることが、坂東営業部の今後に大きく影響するということは十分わかってはいます。でも、たとえ夫婦間でも物事をごり押しする人ではありませんね。

さまざまな事をじっくりと考え合わせ、丹念に物事を進める。良きにつけ悪しきにつけ、それが紀夫くんの真骨頂ですもんね。

でも、今日の坂東営業部はちょっと殺伐とした気配が漂いました。女房を説き伏せられないなんてと言わんばかりに、社員に責められてしまいました。

しかし、この紀夫くん役の永山絢斗(ながやまけんと)さん、とても役作りとは思えないほどのオドオドぶりです。なんだか幼い子供が、大人に叱られた時のようなこの挙動が、かわいそう以前に痛々しい感じで、見ていても切なくなってしまいますね。

でも、今は未来の社長・紀夫くんの頑張りを、支えようと言ってくれる社員もいます。責められたり期待されたりで、相当なプレッシャーを感じたことでしょう。

ゆりまでも紀夫くんのことを心細く思うようになりましたが、潔くんはいつもの調子で「大丈夫や」と言いのけました。さすが、器が大きいです。潔くんに言われたら、本当に大丈夫な気がしてしまいます。

さて、最終的にはすみれの説得に成功した紀夫くん。初めに大急出店の話をしたときは、名誉なことだから出店しないのはもったいない、という言い方でしたが、今度はすみれの気持ちに寄り添って、進言していましたね。

自分の言い分や我を通すのではなく、相手に寄り添って考え抜き、良かれと思ったことを発言する。これが紀夫くんの物事の進め方なんですよね。

それにしても潔くん、来年には紀夫くんを社長になんて、ずいぶん大胆なことを言い出しましたね。「大丈夫や。慣れやからなぁ、何事も」という言葉にも、自分が紀夫くんをしっかり支えていくんだという、強い意志を感じました。

ただし、当の紀夫くんに、その期待に応える余裕があるのでしょうか? いくら潔くんが「大丈夫や」と言っても、さすがにこれは心配です。

来年から社長だと言われたら、紀夫くんはどんな反応をするでしょうか。気になるところですね。

◇ 大急出店への第一歩? 

キアリスメンバーと旦那さん3人の打ち合わせは、ほとんど何も決まらないまま終わってしまいましたね。

時子さんたちに縫子の話をするのに、キアリス全員で出て行ってしまうなんて。それに、何も打ち合わせの最中に行くことはありませんよね。そのまま戻って来なかったのでしょうか? まさか、旦那さんたちと難しい話をするのが面倒で逃げた、なんてことはないですよね?

大急に出店して、キアリスが4人のお店だということを世間に知らせるためには、ある程度成功しなければなりません。それには、旦那さんたちの知恵を借りる必要があります。いつまでも手芸倶楽部の延長のままでは、いられないのですよ~。

それでも、今までキアリスを続けてこられた「不思議な4人」をなんとかしようと、旦那さんたちは「男会」を結成。愚痴を言いながらも、こちらもまるで部活を始めたかのようで楽しそうじゃありませんか?

キアリスメンバーと旦那さんたちは、これからもいろいろとかみ合わないエピソードを見せてくれるようですが、この女子部対男子部のやりあいも面白おかしく描かれることを期待していま~す♪

ではでは
感想byふう

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