NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想12週72話
2016年12月24日(土)放送
べっぴんさん12週テーマ「やさしい贈りもの」
べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで12週72話
12月24日(土)
クリスマス当日・・・
紀夫とすみれは、さくらの通う保育所を訪問し、そこに集う子供たちにクリスマスプレゼントを贈るのでした。
そして、この日はさくらの保育所最後の日でもありました。やがて、嬉しそうにはしゃぐ子供たちを後に、紀夫とすみれは保育所を後にします。
坂東営業部にて・・・
この日、紀夫は大きな決心を皆の前で話すことになります。
それは、数日前『あさや』で潔も相談されていた事でした。
「みなさん、よろしいでしょうか…」紀夫が声をかけると、一同が注目します。
「本日を持ちまして、坂東営業部を辞めさせていただくことになります!」突然の紀夫に宣言に、みんなが動揺する中、すかさず「今日からわしが、坂東営業部を引き継ぐ!」と、厳しい表情で潔がその場を制すのでした・・・
キアリスにて・・・
キアリスでもクリスマスパーティーが催され、すみれ達も招待されていました。
キアリスメンバーや夫たち、そして、入院していた喜代も今日退院できたと顔をそろえ、にぎやかなパーティーとなりました。
みんなの顔も笑顔で花咲くころ、紀夫が遅れてやってきました。紀夫はたった今、店の前で『お互いに、それぞれの道を頑張ろう』と、潔と約束し別れて来たところでした。
紀夫は突然すみれを呼び「話がある…」と言うと、皆さんにも聞いてほしいと声を張り話し始めるのでした。
すると、その場にいた一同は紀夫の話に仰天するのでした。
紀夫は、すみれをキアリスに復帰させたいと言い、さらに、自分は坂東営業部を辞めすみれとキアリスを支えて行きたいと話します。
すみれの仕事と家庭円満を守るために、紀夫はその間に立ちたいと言うのでした。
その言葉に、嬉し涙を浮かべながらも「でも、それでいいんですか…」と聞くすみれに、「それが、僕の幸せなんや」と、紀夫は晴れやかな顔で言うのでした。
突然の話に、すみれは驚きっぱなしでしたが、やがて自分の気持ちを分かってくれた紀夫の思いに、すみれの涙は止まりませんでした。そして、明美も君枝も良子も祝福のまなざしで、すみれの復帰を喜ぶのでした。
こうして、潔とゆり、紀夫とすみれ、両夫婦が長く引きずっていた家族と仕事、夫婦と生き方のわだかまりは晴れ、お互いに新たな未来へと歩み始めたのでした・・・
つづく
●今年のクリスマスは3連休。海外ドラマのイッキ見をしたいんですけど?
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べっぴんさん12週72話・感想まとめ
今日はいきなり紀夫くんのサンタさん姿からお話が始まりました。あの堅物の紀夫くんがサンタさん。人は変われるものですね。
キアリスの大急支店で大人気になったキャンディ缶、保育所の子供たちにも大好評でした。キアリスのモデル・ファミリアでも、『キャンディベル』というクリスマスのヒット商品があったんだとか。
『キャンディベル』は、すみれのモデル・坂野惇子さんが、お店をデコレーションするために買ってきたベルを見て思いついたんだそうです。
さてさて、今日はすみれにも『やさしい贈り物』が贈られましたね。
◇ 紀夫くんからの『やさしい贈り物』
紀夫くんが坂東営業部を辞めてキアリスの経理担当になるだなんて、誰も想像していなかったでしょう。紀夫くんの気持ちを初めに聞いた潔くん、そして土下座の報告を受けた五十八氏は、紀夫くんにどんな言葉をかけたのでしょうね。
潔くんは、五十八氏から「自分のために生きてくれ」と言われたことを話したでしょうか。そして、五十八氏は「すみれとさくらのためになるならそれでいい」と言ったでしょうか? いずれにせよ、紀夫くんの坂東営業部退社は円満に決まったようです。
キアリスの前で「ここからは、別の道や」と肩を叩き合う潔くんと紀夫くんの姿、青春でしたね。もう二度と会えなくなるわけではないのに、わざわざキアリスまで紀夫くんを送ってきた潔くんには、義理深さも感じます。もしかしたら、この場所で『別れの儀式』をすることに意味があると思ったのかもしれません。
そして、クリスマスパーティーでの紀夫くんの報告。途中からプロポーズのようになっていましたよね。
「君はここで好きな仕事をするんや。それが僕の幸せなんや。いちばん自分らしくいられる場所で輝くすみれを、僕とさくらに見せてくれ」
紀夫くんはやっと本心をすみれに伝えることができました。たぶん、退社のことを潔くんに相談した翌日には、五十八氏に許しを請いに行ったのでしょう。すみれにクリスマスイブ当日に『贈り物』とも言える報告をするには、急ぐ必要がありました。
◇ そして、『ホワイト・クリスマス』
そんな感動的なシーンをぶち壊すように「メリークリスマスー!!」と入ってきて、みんなの顰蹙を買ってしまった時子さんのお父さん。打ち合わせ通りだったのでしょうに、なんだかかわいそうでしたね。でも即座に麻田さんが助けてくれました。ナイスフォローです。
と思ったら、そのあとすぐにミュージカルテイストに。まさか、麻田さんが歌好きな設定だとは思いもしませんでした。ミュージカル俳優でにぎやかなイメージのある市村正親さんを、あえて落ち着いた雰囲気の麻田さんにキャスティングしたのかと思っていましたが。どんな人にも意外な一面があるということでしょうか。
でも、麻田さんが歌う『ホワイト・クリスマス』に、みんないい雰囲気になっていましたよね。すみれなんて、紀夫くんの好きなところをいくつもいくつも言おうとしてしまうし、昭一さんは君ちゃんの肩を抱いてしまうし、明美ちゃんとタケちゃんは微笑みあうし……。
この『ホワイト・クリスマス』、フランク・シナトラの曲だと思っていたのですが、初めに歌ったのはビング・クロスビーという歌手だったんだそうです。
故郷を懐かしむ内容の歌詞なので、第二次世界大戦中は米軍放送にリクエストが多く寄せられたのだとか。
(画像出典:www.npr.org/)
麻田さん、その後いつまで歌っていたのでしょうか?? 気になります。
◇ 来週は今年最後の放送です
10月から始まった『べっぴんさん』も、ついに折り返し地点に。12月28日(水)の第75話で、本編の放送は一旦お休みになります。そして、NHK総合では12月29日(木)午前8時から、BSプレミアムでは12月30日(金)午後10時から、前半の総集編が放送されます。
この機会に、すみれとキアリスの軌跡を振り返ってみてはいかがでしょうか?
ではでは
感想byふう