べっぴんさん ネタバレ19週105話感想あらすじ【2月7日(火)】

NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想19週105話
2017年2月7日(火)放送
べっぴんさん19週テーマ「希望」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで19週105話

近江・坂東本家にて・・・
五十八が眠る中、皆は五十八を囲むように食事をとります。そんな中、紀夫がふと、五十八と執事・忠一郎の出会いについて聞きます。

忠一郎は、2人の出会いは温泉旅館だったと話し始めます。

ちゅうさん105昔、忠一郎が働いていた温泉旅館に五十八がよくお客として泊まりに来ていて、そこでお互いに囲碁が好きだというところから意気投合し、そんな縁から声を掛けてもらったのだと言います。

そして喜代は、自分が女中になったのは、幼馴染みだった忠一郎から声を掛けてもらった事が縁だったと話します。

皆、初めて聞く忠一郎と喜代の昔話を、驚きまじりに聞き入ります。

そんな中、正太が突然「それやったら、忠さんと喜代さんが結婚すれば良かったやないか。」と言い出します。

喜代は、そういう訳にもいかないのですよと答えますが、忠一郎は「わては…わては、ちゃいますよ。」と真顔で言い、自分にとって喜代は初恋の女性だったと告白するのでした。

そして、忠一郎の突然の告白を、喜代も恥ずかしそうに笑うのでした。

やがて本家の主・長太郎は、最近よく、弟の五十八と仲が良かった頃を思い出すと語ります。

長太郎105

長太郎は昔を懐かしみながら、「去年の今頃は、元気やったやないか…!」と、顔を押さえ、涙ながらに嘆くのでした。

そんな中、五十八は亡き妻・はなの夢を見ていました。
五十八105夢の中で、はなは男手一つで娘達を育ててくれた五十八に、感謝の言葉を伝えるのでした。

そんなはなに、五十八が聞きます。
わしもうすぐそっちへ行くんか?」

はなは「はい。」と答え、五十八の両親も一緒にいるからと言うのでした。

翌朝の事。
長太郎達は、往診に訪れた医師から、五十八を入院させた方が良いと言われます。

しかし、目を覚ました五十八は、夢の中ではなと話をしたと言い、自分の死期が近いのならば、病院よりも生まれ育った家で長太郎達と過ごしたいと言うのでした。

医師が帰った後、五十八は起き上がり、皆に話があると言います。娘婿の潔と紀夫、孫の正太、執事の忠一郎、女中の喜代、娘のゆりとすみれ、そして孫のさくらと、一人一人に思いを伝えていきます。

いそや105
そして五十八は、伝えたい事はもう伝えた、皆やるべき事があるだろうと話すと、「ほな、またな。」と言い、みんなに帰るようにと告げるのでした・・・つづく

べっぴんさん19週105話・感想まとめ 

悲しいことですが、すみれちゃんたち姉妹の父、坂東五十八さんがいて全員集合できるのは今日が最後なのでしょうね。まるで、最後の晩餐のようでしたが…。

気を取り直して、すみれちゃんのモデル坂野惇子の人柄のわかるエピソードを一つご紹介いたします。

モデルだといわれている方々のことや演じている役者さんのことは別コーナーに詳しく載っています。ですから、いつも探索して一層ドラマを楽しんでいるのですが、この情報はまだ載っていないようですよ。

◇ 坂野惇子さんと佐々木八十八氏のお話し 

五十八さんのモデル、レナウンの創業者佐々木八十八氏は昭和32年の9月にお亡くなりになっています。享年は83歳だったといいます。

病に倒れたのは同年の昭和32年だったとのことですから、長患いということはなかったようです。

でも、父親の八十八氏が病に倒れると娘の坂野惇子さんは自分の会社ファミリアの仕事を終えると急いで家に戻り、ご主人とお子さんの食事を済まさせると、最終列車で京都に住んでいた父八十八氏のもとに向かっていたようです。

義理のお姉さんと交代での看病生活だったといいますが、八十八氏を朝の6時頃まで看病して、3時間ほどの仮眠ののち出社していたといいます。

惇子さんは、このような生活を八十八氏が倒れてから亡くなるまで続けたといいますから、本当に何事にも一生懸命な方だったのだとわかります。

そう言えば、現在のファミリアの社長さんである坂野惇子さんのお孫さんがインタビューで『おばあさまはあまり寝ない、睡眠時間の短い方だった』と答えていらっしゃったと思います。なんでも、いつもお手紙をしたためていらっしゃったそうです。

ドラマの中のすみれちゃんも人を押しのけて自分を主張するようなタイプではありませんが、坂野惇子さんもそのようなタイプではなく控えめなタイプ、どちらかというと2番手を好み自分から前に出るような方ではなかったようです。

そんな惇子さんの性格のせいでしょうか、惇子さんの周りには『彼女のためなら』一肌も二肌も脱ごうと、手助けを惜しまない方々がいっぱいいたとのことです。これは、惇子さんの父親八十八氏の場合も同じで、周りが我先にと額に汗して盛り立てたといいます。

周りが手助けしたくなる、ほっておけないという惇子さんの性格は、情にとても厚かったといわれる八十八氏譲りなのかもしれませんね。

すみれちゃんを演じている芳根京子ちゃんにも同じ雰囲気を感じますが、本当はどんな方なのでしょうかしら。もしかしたら、華奢な見かけとは違いとても豪快なお嬢さんだったりして…だとしてもそれもまたかわいいですよね。

◇ 長太郎さんの悲しみ 

今日は大好きな本田博太郎に会えてとても嬉しいのですが、自分より若い弟を見送ることを知っている、兄・長太郎さんの悲しみが胸に響きもらい泣きです。

『ここで兄ちゃんと一緒に遊んで暮らしたいな』『うん。いいで』って…。泣けます。泣いてしまいます。

『わしはもうすぐそっちへ行くんか』と尋ねる五十八さんに、夢に現れた奥さんはなさんが『はい。お母さまもいます。お父様もいます』と五十八さんを労い、もうすぐお迎えの来ることを知らせました。

兄の長太郎さんや見送る側にとっては大きな悲しみですが、娘たちには支え合える家族ができ自分たちの人生をしっかりと歩んでいます。

向こうでは、はなさんが待っているのですもの、お疲れ様でした、とお見送りするのが一番なのかもしれませんねぇ。長太郎さんどうぞ悲しまないでください。

ではでは
感想by香風

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