NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想20週112話
2017年2月15日(水)放送
べっぴんさん20週テーマ「旅立ちの時」
べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで20週112話
ヨーソローからの帰り道・・・
中西に担がれるように自宅まで送られた武は、道端で大の字になるほどに酔っぱらっていました。
そして、無意識の中で、自分が結婚しないのは明美が原因だと口走ってしまうと、それを聞いた中西は一気に酔いも醒めてしまうほどに驚くのでした。
二日酔いの武を前に、すみれ、良子、君枝、そして、明美までもが、キアリスの重職にありながらもいつまでも独り身でいるからと心配します。
そして、キアリスでは突如『武の見合い』を進めようと話が持ち上がるのでした。
みんなが出払った後、中西は「明美さんに堂々と思いを伝えたらどうです!」と武に言います。
すると、武はなんでそれを知っているのかと鬼の形相で中西に掴みかかると、決して誰にも言うなとくぎを刺すのでした・・・
一方すみれたちは、武のお見合い相手探しを一斉に始めました。そして、あっという間に数十枚もの写真を集めるのでした。
その写真を前に、キアリスの4人に次々にと候補を進められますが、武はその一枚一枚に必死で断る理由を付け続けるのでした。
やがて、武の逃げ腰に業を煮やした良子が「いったい、どんな人が好みなの!」と武をにらみます。さらに明美まで「言うてみ。」と姉さん風を吹かされると、武は言葉に詰まり、訳を知っているがゆえに中西も頭を抱えてしまうのでした。
ヨーソローにて・・・
その夜。『男会』は武の見合い話で盛り上がります。
そんな中、いつも武と一緒にいる中西にそのわけを知らないかと質問が集中すると、中西は悩みに悩んだ末についに言ってしまうのでした。
「部長は…明美さんが好きなんです…」
この情報は、その夜のうちに、明美以外のキアリスの3人に伝わるのでした。
翌日の早朝のこと・・・
それを知ったすみれたち3人は、申し合わせたように早朝から事務所に集まります。そして、武を応援し明美に本心を告げるべきだと背中を押すのでした。
そんな皆の応援を背に、武は出社してきた明美へ『再びの告白』をしました。すると「今晩ヨーソローに来て…」明美はそう言うと、一日の仕事を始めるのでした。
ヨーソローにて・・・
その夜。まずヨーソローにやって来たのはすみれ達3人でした。明美と武の成り行きを、物陰から見守りたいというのでした。二郎は困惑しながらも、断れませんでした。
やがて二人がやって来て、いつものカウンターに明美と武が掛けます。二人が話し始めるとそこに栄輔がやって来て、栄輔もいつものカウンター席に座ります。
明美は、そのまま話し始めます。自分の身の上を語り、大事な家族を早くに亡くしてしまった明美は、これ以上「もう亡くしたくないんや、家族を…」と言い、誰とも結婚をする気はないと話します。
そして、武に本当に幸せにするべき人を見つけるべきだと言い、それは私ではないと告げるのでした・・・つづく
▮明美のモデル・大ヶ瀬久子さんとは?>>
▮明美役の谷村さんはモー娘志願だった?>>
べっぴんさん20週112話・感想まとめ
今回は15分間ずっとタケちゃんの恋バナでしたね。でも、残念ながら切ない結末に。「どうするの?どうなるの?」と勝手にワクワクしてしまって、タケちゃんに申し訳ないです。すみれたちも紀夫くんたちも謝らないといけませんよ。
まさかの失恋
ずっと前の「明美さんを幸せにしたいんじゃ!」という告白のあと、明美ちゃんはタケちゃんのことを気にかけていましたよね。
食事をふるまったこともありました。そんな明美ちゃんの態度から、タケちゃんのことが好きなんだと思っていたんですが、その考えは間違いだったんですかね…。
タケちゃんもいい年頃ですから、明美ちゃんも、はぐらかさずにちゃんと話してわかってもらわなければと思って、わざわざヨーソローに呼び出したのでしょう。
明美ちゃんは淡々と話していましたが、なぜかバーボンを飲むペースが早かったですよね。お酒の力が必要だったんでしょうか?それは昔の悲しい思い出を話したからでしょうか?
タケちゃんに明美ちゃんへの告白を迫り、ヨーソローで隠れて様子をうかがっていたすみれたちは、明美ちゃんがタケちゃんの想いを受け入れると期待していたはずです。
でも、明美ちゃんの予想外の話を聞いて、すみれは浮ついていたことを後悔しているようでした。
明美ちゃんが母・マツさんを亡くしたことで一生結婚しないと決意していたなんて、すみれは思いもしなかったでしょうね。すみれも母・はなさんを早くに亡くしましたが、五十八氏もゆりもそばにいましたから。
タケちゃんも、明美ちゃんへの想いをなんとか整理して、幸せになってもらいたいです。お見合い候補があれだけ集まったのは、タケちゃんがキアリスの部長だからというのもありますが、みんなが認める好青年だからですよね。
ところで、「うわ~っ!」という人がいると悦子さまと小山氏が言っていましたが、どんな人だったんでしょう?すみれが言う「うわ~っ!」のイメージ通りの人だったんでしょうか?気になります。
ヨーソローでの『男会』
今回はいつもの飲み屋さんではなく、ヨーソローで『男会』が開かれていました。若くして家族を養う二郎くんを助けるために通うようになったのかもしれませんね。でも、やっぱり『男会』には串焼きやおでんが似合います。
それに、ジャズ喫茶でおじさんたちが人の恋愛の話で盛り上がるなんて、おかしな光景でしたよね。二郎くんは「わしは、空気です」と言いつつも、どんな話をしているのか気になっているようでした。
結局、中西くんはおじさんたちの圧に負けて「明美さんが……」とばらしてしまいましたが、昭一さんのあの表情、なんですかね?紀夫くんと勝二さんは純粋に驚いた顔をしていたのに、昭一さんは「冗談やろ?」とでも言いたげに鼻で笑っていましたよね。明美ちゃんじゃダメなんでしょうか?
昭一さんの様子を見ていて、以前『キアリスガイド』を作っていたとき、明美ちゃんが自然な文章を書けないといって悩んでいたことを思い出しました。昭一さんは、すみれが書いた文章を褒める一方で、明美ちゃんが書いた堅すぎる文章を見て、誰のものかは知りませんでしたが笑ってしまっていましたよね。
『キアリスガイド』の件を昭一さんが覚えていたかどうかはわかりませんが、昭一さんからすると、明美ちゃんのような地味できちっとした女性は眼中にないんでしょうかね。でも、だからといってあんな顔をすることはないと思うんですが。その場にタケちゃんがいなくてよかったです。
バーボンって?
明美ちゃんがヨーソローで「いつもの」と注文すると出てくるバーボン。正式にはバーボンウイスキーといって、要するにウイスキーなんですね。
ウイスキーというとスコッチウイスキーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?2014年の朝ドラ『マッサン』のイメージがありますしね。
スコッチウイスキーはその名のとおりスコットランドで作られていますが、バーボンはアメリカで作られています。
主原料はトウモロコシです。日本のウイスキーは、スコッチウイスキーのひとつ・モルトウイスキーと同じように、大麦麦芽を主原料としているんだそうです。
主原料が違うということは、きっと味も違うんでしょうね。明美ちゃんにはわかっているんでしょうか?
ところで、ウイスキーのアルコール度数は37パーセント以上。ストレートであんなペースで飲んだら危険ですよ、明美ちゃん。それからタケちゃんもね。
ではでは
感想byふう