NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想21週117話
2017年2月21日(火)放送
べっぴんさん21週テーマ「新世界へ、ようこそ」
べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで21週117話
キアリスの一次面接にて・・・
さくらと健太郎の姿にすみれ達が驚く中、面接は進められます。一人一人が自己紹介と特技を答えていく中、健太郎とさくらの二人は顔色一つ変えずに面接に臨むのでした。
全ての面接を終え、すみれ達が部屋から出ると、さくらと健太郎が待っていました。
さくらは「どうやった?私も健ちゃんも、ビシッとしてたでしょう?」と得意げに言い、キアリスの就職試験を受ける事は、先日の一時帰国の時から考えていたのだと話します。
しかし、面接の前に書類選考した100人の中に二人の名前は無かったはずだと明美が言うと、中西は、二人に頼まれ一次通過組の中に履歴書を入れたのだと話します。
それを聞いたすみれは、自分達の子供が入社すれば会社の空気が変わってしまうと話し、二人の採用には反対だと言うのでした。
さくらは「私達は、ずっとキアリスで働きたいと思ってきたのに…。」と反発します。
しかし、すみれは、面接に来てくれた人も履歴書を送ってきてくれた600人も皆その思いは同じだと嗜めます。
そして、君枝も紀夫も同じ考えだと告げるのでした。
さくらは、家族だからダメだというのは納得できない、自分達を個人として見て欲しいと言います。しかしすみれは、人事部長の中西に直接頼む事がそもそもルール違反だときっぱりと跳ねのけるのでした。
キアリス会議室にて・・・
キアリスのメンバーは面接した100人の中から二次試験に進む10人を決めていきます。健太郎の選定になり、君枝は躊躇なく「不採用」と言います。
ところが、人事部長の中西はもったいないと言い出すのでした。
健太郎もさくらも優秀な人材で、会社の事もよく知っていると二人を押します。
すみれは、会社の事を知っているからというのは、採用の理由にはならないと言います。しかし、それでも、中西はもう一度考えて欲しいと食い下がるのでした。
武も、人事部長の意見も聞いて欲しいと言い出し、緊張の走る中、二人の結果は『保留』となるのでした。
坂東宅にて・・・
その日の夜、帰国したさくらのお祝いに、潔とゆりが訪ねてくれました。
「まさか、さくらちゃんとこんなふうに乾杯する日が来るとは…」と潔は嬉しそうにシャンパンを注ぎます。
べっぴんさん21週117話・感想まとめ
今日のさくらちゃんと健ちゃん、何年も連れ添ったご夫婦みたいでしたねぇ。完全にさくらちゃんが指導権を握った「かかあ天下」に見えてしまいましたが…。
健太郎君が相も変わらず優しいのですよねぇ。健太郎君、さくらちゃんには特に、弱いのかもしれませんね。
今週のタイトルは「新世界へようこそ」。まるで、若い二人のために用意されたタイトルのようです。でも、どうやらすみれちゃんも君枝ちゃんも「ようこそ」とは言ってくれないようですがね・・・
採用試験の二人
キアリスの採用試験は昭和44年とのこと…。昭和44年と言えば、大阪万博を来年に控えていた年ですね。遠い記憶を呼び戻し、当時のことを思い出してみました。
1969年から1970年ごろといえば、ジーパンが流行りはじめフォークソングも全盛期だったような記憶があります。若者の長髪は当たり前だったかもしれませんし、ヒッピーがこの時代の若者の象徴だったような、ないような…。
そんな中、採用試験の会場ですからスーツ姿は当たり前ですが、健ちゃんもさくらちゃんもビシッときめて、浮ついたところのない二重〇どころか、三重〇(マル)の面接対応だったと思うのですがねぇ。
すみれちゃんじゃなくても、子供だからと言う理由で採用されないのでは納得が行きませんよね。
人事部長である中西君がもったいないという人材を、不採用にするのはいかがなものかと、最近のお気に入り中西部長の肩を持ちますが、すみれちゃんの気持ちも分からなくはありません。
ところで、500人以上の入社希望者のうちいったい何人が採用されるのでしょうかしらね。あの流暢な英語力と経営学を学んだ健太郎君は即戦力になるでしょうし、会社の将来を考えれば不採用は間違いのような気がいたしますがねぇ…。
もったいない、もったいない
中西部長ではありませんが、やはり、もったいないですよね。昭和44年と言えば、1ドルが360円の時代です。まだまだ留学をして外国で学べる若者は少なかったはずです。
そんな時代にさくらちゃんと健太郎君は外国で学んでいるのです。学ぶことが楽しく寝るのも忘れて課題を仕上げたというさくらちゃんはやる気に溢れ、気力も充実しているのでしょう。
そんなすみれちゃんを自分の子供だからと言って不採用にするのはもったいない、もったいない。
伯母さんのゆりさんに『さみしくはない?毎日何しているの』と畳みかけて、ゆりさんが少したじろぐ場面がありましたが、すみれちゃんからすると、毎日家にいるだけではもったいないということなのかもしれませんね。
もしかしたら、健太郎君のお母さんである君枝ちゃんは、すみれちゃんとは少しニュアンスが違う反対意見のような気がいたします。たぶん、同じもったいないでも健太郎君にはもっと違うフィールドで頑張ってほしいのかもしれませんね。
残りわずか
2日ほど前に芳根京子さんが自分のブログを更新して、べっぴんさんの最後のロケが終わったことを伝えていました。
それでも、まだまだ、ケジュールには「すみれ」の「す」の字がズラーっと並んでいて、朝ドラのヒロインはスゴイと実感しているのだそうです。
日々、『最後だね』という言葉が増えて来ていると綴っていましたが、本当にあとわずかなのですね。気持ちも新たにしっかり最後まで楽しませていただきますね。
ではでは
感想by香風