べっぴんさん ネタバレ21週119話感想あらすじ【2月23日(木)】

NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想21週119話
2017年2月23日(木)放送
べっぴんさん21週テーマ「新世界へ、ようこそ」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで21週119話

キアリス本社にて・・・
キアリスでの来年度の新規採用は、さくらと健太郎、そして阿部靖夫の3人に決まりました。

 

 

 

 

 

 

そんなある日、二次試験で落とされた学生・土田昌和が、なぜ自分が不採用なのか説明して欲しいと怒鳴り込んで来ました。

すみれは、今後も就職活動を続けるのかと土田に聞きます。そうだと答える土田に、今後の就職活動に必要と思われることを助言します。

「きっと、あなたの能力を活かせる場所を見つける事ができると思いますよ。」優しくも的確なすみれの指摘に、土田は納得し、礼を述べて帰って行くのでした。

昭和45年3月
大阪では、アジアで初となる「日本万国博覧会」が開催されました。「人類の進歩と調和」がテーマに掲げられ、戦後25年の時を経て大きく成長した日本の姿を世界に発信するイベントとして、世界中から注目されていました。

坂東宅にて・・・
キアリスのメンバーが集まり、万博の中継をテレビで観ています。


そして、テレビ画面に各界の著名人の一人として、KADOSHOの社長・古門充信と共に、栄輔の姿が映ると一同は目を見開いて驚きます。

エイスは若者に人気のファッションとして、もはや日本中で人気となり、そして栄輔自身も時代の寵児として有名になっているのでした。

 

 

 

 

 

そんな中、勝二が突然、皆の前で話があると切り出します。

元あさや靴店だったキアリスの、倉庫兼休憩室を貸して欲しいと言い、そこで喫茶店をしたいと言い出すのでした。

さらに、定年してから三宮の喫茶店で朝だけのアルバイトをしていた事も明かします。

妻である良子も、勝二が喫茶店をしたいという話は初耳だと驚きましたが、勝二の新しい門出には、皆が賛成するのでした。

そして、4月になり
さくらと健太郎は社会人となり、キアリスに入社しました。親子だからこそ甘えは許されないと、すみれは気持ちを引き締めるのでした・・・つづく

▮勝二役の田中さんは朝ドラ6本目?▶
▮勝二のモデル・田村寛次郎氏とは?▶

<前回118話次回120話>

べっぴんさん21週119話・感想まとめ 

面接の結果に納得がいかず、怒鳴り込みにきたキアリス志願者の一人、土田。人事部長の中西に、もっと上のものを出せと詰め寄る彼に、「専務」のすみれが対応します。

小さい頃からすみれを知っている私たち、思わず親のような心境で、大丈夫かなと心配になってしまいますが…。ここは一つ、会社責任者としてのすみれの「クレーム対応」力、お手並み拝見といきましょう!

面接に落ちた土田と坂東専務の対応!?

まずは、にこやかな表情で席を勧めるすみれ、その姿は堂々としたものです。相手が興奮しているとき、時間的にも距離的にも、間を取り相手を落ちつかせることは、非常に重要です。

土田もその言葉に従い着席したようですので、これで少しはクールダウンできたことでしょう。

終始丁寧な言葉を使い続けるのも、「クレーム対応」には大切なことです。もともとすみれはお嬢様育ちで、言葉使いも物腰も上品。さらに、「落ちた」のではなく、「縁がなかった」と相手を尊重することで、土田の方にも話を聞く余裕が生まれてきたはずです。

しっかりと目を見て、土田の言葉の一つ一つに相槌をついているのも好印象ですね。怒っている人は、「自分の言い分を聞いて欲しい」という思いが強いものですから、それを態度で示すことは「クレーム対応」の基本となります。

お嬢様育ちで言いたいこともうまく表現できず、ときには「人の気持ちがわからない」とまで言われていたすみれ。そんなすみれのことを知っている私たちからすれば、動じることなく「クレーム対応」する今の「坂東専務」の姿に、「あぁ、本当にキアリスと一緒に成長してきたんだなぁ…。」と感慨深い思いがこみ上げてきますね。

そして、さらにこの後の対応がすみれの真骨頂です。今回、怒鳴り込んできた土田は、ただの「クレーマー」ではありません。キアリス入社を志した一人の未来ある青年でもあるのです。

もちろん、今や大きな会社となり志願者も500人を超える規模のキアリスですから、ただの「クレーム対応」で終わらせたとしても仕方がないところですが、すみれはそうはしませんでした。

すみれは、前途ある若者のために、土田の不合格の理由を丁寧に説明してやったのです。さらに、「他人への思いやりを持った上で、簡潔明瞭に自分のことを伝える」という彼の弱点を見事に突いた改善策まで示しました。

「仕事人」としても、一人の人間としても成長したすみれの姿は、どこか亡き父・五十八のビジネススタイルにも似てきたような気がします。

まったくシチュエーションは異なりますが、かつて五十八が毅然とした態度で闇市を牛耳る根本に意見していた姿を彷彿とさせました。

五十八はもともと近江商人。近江商人といえば、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」をモットーにしています。

自分たちキアリスの社員やそのお客さんだけではなく、キアリスとご縁がなかった一志願者に対しても、思いやりの心で対応し、世間のために優秀な人材育成の後押しをする。
やっぱりすみれは筋金入りの「べっぴんさん」です!

栄輔テレビの中で登場!

無事、新入社員も決まったキアリス。いよいよ昭和45年春、「人類の進歩と調和」をテーマに大阪万博も開幕しました。

いつものメンバーもここまでの苦労をかみしめながら、テレビを見ていると…画面の中には栄輔が!

さらに、エイスのコマーシャルが流れ、こちらでも栄輔がモデルとして、颯爽とリンゴを囓っています(笑)。

遠い世界の人となってしまったような印象を与える栄輔の再々登場でしたが、またすみれたちの人生と交差することはあるのでしょうか?

潔とは良い雰囲気で区切りをつけた栄輔ですが、すみれとの関係は何だかモヤモヤしたままでした。

実は、エイスのモデルとなった「VAN・ヴァン」という会社は、現実にはこのときから8年後、昭和53年に倒産してしまっています。ドラマの中では、このまま順風満帆で成長することができるのかどうか…。この辺りも、終盤の見どころの一つとなってきそうです!

新世界に挑戦するのは若者だけじゃない!

「喫茶店をやりたい」という勝二の告白に賛同するキアリスのメンバー。今週のテーマ、「新世界へ、ようこそ」は、若いさくらと健太郎だけでなく、リタイアした勝二のことでもあったのですね!

戦前の人生、戦中の人生、戦後の人生…、勝二にとっては何度目の「新世界」となるのかはわかりませんが、日本の発展のために身を粉にして尽くしてきた彼には、残りの人生を今まで以上に楽しんでもらいたいものです。

いよいよ入社となったさくらと健太郎の活躍とともに、勝二の新しい挑戦からも目が離せませんね!

ではでは
感想byありす

<前回118話次回120話>

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