中村玉緒さんが小林一茶の継母役で映画出演
優しさと厳しさを併せ持つ、存在感あるすみれ達の祖母・トク子を演じる中村玉緒さん。そんな玉緒さんの、2017年に公開予定の映画作品の情報です。
『2016文化庁文化芸術振興基金助成作品』として作られた「一茶」という映画に、玉緒さんが出演されますよ。この「一茶」は、直木賞を受賞した今は亡き作家・藤沢周平さんが1978年に発表された小説が原作で、江戸時代に活躍した俳諧師・小林一茶の生涯を書いた作品です。
幼い頃からの家族との確執、そして愛する妻や子供達の死後も俳句を詠む事を止めなかった俳人としての姿など、一人の人間としての彼の人生を描いた作品となっています。映画の中には、私達の知らない小林一茶が存在するのでしょう。

出典: ORICONSTYLE http://www.oricon.co.jp/
一茶がまだ幼い頃に、石橋蓮司さん演じる父親・弥五兵衛の再婚相手としてやってきたのがさつで、彼女と一茶は折り合いが悪く、長年の確執があったとされています。
一茶の詠む俳句に大きな影響を与えた人物とも言われていますから、映画の中でも、さつは重要な人物である事は間違いないでしょう。
他にも、伊藤淳史さんが一茶の異母弟・仙六を、一茶が最初に結婚する若き妻・菊を佐々木希さんが演じます。豪華な俳優陣で、見応えがありそうですね!
監督は、2015年にNHKで放送されたドラマ「かぶき者慶次」や、2001年の大河ドラマ「北条時宗」の演出も手掛けた吉村芳之氏。脚本は、映画「武士の献立」や「武士の家計簿」を手掛けた柏田道夫氏です。
一茶が生まれた長野県を中心に昨年の9月から撮影がスタートし、現在は全ての撮影を終えているようです。公開が楽しみですね!
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