NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレあらすじ感想5週29話
2019年5月3日(金)放送
なつぞら第5週テーマ「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」
なつぞらネタバレあらすじ感想・最終回まで!5週29話
信哉に連れられ、なつと富士子はその足で浅草の劇場〈六区館〉へ向かった。
「六区館」にて・・・
歓楽街には映画やショーの派手な看仮がたくさん立ち、人が大勢出入りしている。
ひときわ派手な戦の立った劇場が〈六区館〉だ。
「ここの幕間に[コント]と呼ばれる芝居をしていて、それを手伝っているらしい」と、信哉。
中に入るとお色気のあるショーが始まっていた。
その幕間・・・
中央に一灯、白いライトが当たり、そこに浮浪者の格好をした青年が浮かび上がった。
美しいメロディが流れ、浮浪者は語り、それから歌い出した。
やがて浮浪者は音楽に乗ってタップを踏みだした。
その軽やかな足収りを見て、なつは確信した。
なつは、素早く客席をすり抜け、ステージに駆け寄った。
舞台の前面から咲太郎を仰ぐ少女の顔を、咲太郎は見下ろした。
「お兄ちゃん・・・」
「…なつ?」
「なつです……」
「…なつ! …お前、なつか?」
咲太郎ははじけるような笑顔になって手伸ばし、なつを舞台にぐいっと引っ張り上げた。
「なつ!」
「お兄ちゃん!」
舞台中央、スポットライトの中で、二人はひしと抱き合った。
まるで芝居の一場面のようで、観客たちは歓声と割れんばかりの拍手を送った。
「ば、ばかやろう!この子は見せ物じゃねえ!」
咲太郎はなつの手を引いてステージの袖に退いた。
再会を喜びながら、咲太郎は、なつと信哉と富士子を近くの大衆食堂に連れていった。
食堂にて・・・
なつと富士子、信哉と咲太郎が一つのテーブルを囲んだ。
「私はずっと、幸せだった。これ以上ないくらい・・・」となつが言うと、咲太郎は富士子に向き直り、「ありがとうございました!」と、深々と頭を下げるのでした。
なつは、咲太郎と千遥を忘れたことはなかったと言い、咲太郎も二人の妹を新宿に呼ぼうとしていたことを『角筈屋書店』の茂木から聞いたと伝える。
咲太郎は、なつ達が「川村屋」のマダムに世話になっていると聞き、顔色を変えた。
そこに、咲太郎が頼んだ「天丼」が運ばれてきた。
話題を変えるかのように、咲太郎はその天丼のうまさに話しをそらした。
だが、富士子は天丼には箸をつけずに「で、あんたはこれからどうしたいの」と咲太郎を見た。
俺は・・・、と口ごもると、なつはどうしたいのかと聞きます。
なつは「お兄ちゃんに会えたから…今度は、千遥に会いたい!」と言った。
だか、千遥の居場所を咲太郎は知らなかった。
千遥は今頃、自分たちのことをすっかり忘れているかもしれないと咲太郎は言うが「そんでも、探したい」と、なつは声を強くした。
食事を終えると咲太郎は〈六区館〉に戻った。
「明日の昼、必ず行くって「川村屋」のマダムにそう言っといてくれないか…」と咲太郎は言った。
「六区館」楽屋にて・・・
楽屋の隅で、膝を抱えてうずくまる咲太郎の横顔は暗かった。
何か途方もない不安を抱えるかのように・・・
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なつぞら感想・最終回まで!5週29話
感想記事は、放送後掲載させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。