NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレあらすじ感想9週49話
2019年5月27日(月)放送
なつぞら第9週テーマ「なつよ、夢をあきらめるな」
なつぞらネタバレあらすじ感想・最終回まで!9週49話
上京から2か月。
なつは、泰樹の懐中時計を強く握りしめ、試験会場に向かった。
試験会場にて・・・
「馬?」
出された課題は「馬が柵を飛び越えて走り去るまでを6枚で表現する」というものだった。
天陽のことが頭を駆け巡った。
幼き頃、天陽が描いた躍動感ある馬のスケッチを、パラパラめくりながら興奮したこと。
「どこにいたって俺となっちゃんは、何もない広いキャンバスの中でつながっていられる、頑張れ!」と手を強く握りしめたこと。
制限時間の3時間、周囲の者の目などまったく気にせず、一心不乱に描いた。
作品の出来栄えは自信のあるものだった。
その後、面接に臨んだなつ。
そこには、帯広で天陽と一緒に見た『ファンタジア』上映後の、宣伝映像で挨拶していた大杉が居た。
大杉は癖のある話し方で「アータ、ご両親はご健在かね?」と聞いてきた。
なつは、戦災孤児で、北海道で育った。今は東京で、実の兄の近くにいると話した。
「兄?奥原?・・・」大杉は何かを思い出しているようだった。
なつは面接室を出ると、緊張からの解放に大きなため息を漏らした。
『川村屋』にて・・・
なつは、光子に試験が終わったことを報告し、感謝の気持ちを伝えた。
手応えを聞かれ、わからない、とにかくすごい人数だったと答えるなつ。
その後、厨房で皿洗いをしているなつに、雪次郎が試験の手ごたえを聞いてきた。
「絵はちゃんと書けたと思うが、面接が・・・」と、落ち込むなつ。
さらに、大きな会社が戦災孤児の私を採ってくれるのかと、胸の内を明かした。
雪次郎は、余計なことは考えるなと、なつの肩をたたいて元気づけたのでした。
『東洋動画』にて・・・
仲は、採用試験の絵を審査していた。
なつの絵を見て納得の表情を浮かべた仲は、一緒に審査する同僚のアニメーター・井戸原になつの絵を見せた。
「絵は下手だけど、馬が一番キャラクターになっている。何より面白い」と、井戸原は評価した。
仲は、その意見に納得して、なつに高い評価点をつけた。
『風車』にて・・・
試験が終わったことを報告するために、なつは一人『風車』を訪れた。
そこには『角筈屋書店』社長の茂木がいた。
ひとしきりたわいもないやりとりをすると「ずいぶんと新宿になじんできたね」と茂木は笑みを浮かべてなつに言った。
「まだ何もしていない。時間だけが過ぎ、その時間に取り残されている」となつは不安を口にした。
「ほら、新宿に来るとみんな詩人になるんだよ」と茂木は嬉しそうに言った。
そこへ咲太郎が入ってきた。「受かったのか?」と聞いてきた。
せっかちな咲太郎は、結果はまだ出ないと聞いて「もったいぶりやがって」と悪態をついた。
なつは、仲の後輩で天陽の兄・陽平からもらった『角筈屋書店』の動物の本で基礎勉強できたことがとても役立ったと話した。
「じゃ自信があるんだな?」と咲太郎。
なつは、しばらく考え込んでから、「うん、ある。大丈夫だと思う・・・」と、自分に言い聞かせるように言った。
それを聞いた皆は安心して、乾杯をしてなつを労った。
なつは、咲太郎に会って気持ちが軽くなった気がしたのでした
それから一か月・・・
なつにはとても長く感じられました。
そしてある日、待ち望んでいた『東洋動画』からの試験結果が届きました。
しかし、『不採用』の文字を見たなつは呆然とするのでした・・・
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なつぞら 感想・最終回まで!9週49話
不採用の知らせに、私たちも呆然です。
この2か月のなつの頑張りは、きっと今後の大きな糧になってくれることでしょう。
◆新宿に来るとみんな詩人になるの?
『川村屋』のすぐそこの本屋さんの『角筈屋(つのはずや)書店』の社長・茂木一貞さんが、東京編にようやく登場しました。
ハットを被り、蝶ネクタイが似合う茂木社長。
仕事はそこそこに、女性とお酒と面白いことが大好きで、夜な夜な新宿界隈のあちこち出没する粋な遊び人です。
新宿のことなら何でも知っていて、なつが以前に東京に来た時も咲太郎探しに快く協力してくれました。
採用試験を終えて『風車』へ報告に来たなつを「新宿になじんできた」と喜び、なつが不安を吐き出すと「新宿に来るとみんな詩人になるんだよ」と嬉しそうにいじっていましたが、茂木社長らしい言い回しですよね。
茂木社長を演じるのは、イラストレーター、放送作家、俳優など多方面で活躍する正真正銘のマルチタレントのリリー・フランキーさん。
まさに茂木社長そのものというキャスティングですよね(^^♪
◆茂木社長のモデルは紀伊國屋書店の創業者
あやしくて魅力的なオーラを放つ茂木社長のモデルは、戦前からある有名書店「紀伊國屋書店」を創業した田辺茂一さんのようです。
ちなみに、なつぞらの設定同様に『川村屋』のモデル「新宿・中村屋」と、「紀伊國屋書店」は、今現在もお向かいさん同士ですよね。
若者達の気を引くために、「都会とはそこへ行けば何かがある」と思わせる点が必要であると考えていたという田辺さん。
「紀伊國屋ホール」を開いたり、「紀伊國屋演劇賞」を創設するなど、文化の振興に尽力したとしても有名なようです。
その一方で、書店経営にはあまり関与せず、夜な夜な飲み歩き芸能人や文化人と交流を深め「夜の市長」とも呼ばれていたようです。
まさに『角筈屋書店』の茂木社長と、かぶって見えますよね( *´艸`)
東京で生きていくなつを、応援してくれる心強く頼もしい存在になるはずですね。
◆皆さんからの感想です
◆実力と運が、かみ合わなかったのか
試験問題が「馬」だったことにはビックリしましたね。
まったくの偶然なのか?なつの才能を評価する仲さんや、弟の彼女を大事にする陽平君の大人の気遣いなのか?
どっちにしろ、なつは戸惑うことなく思いっきりノビノビと描けたことは安心しました。
面接で、なつが社長に対して言った「あんなの初めてみました」という言葉を使ったら社長は機嫌が悪くなりました。
失礼な言い方とは思えませんでしたが、社長が機嫌を損ねたことは確かですよね。
今までも伝え方で何度も誤解を招いてきた、なつ。ん~心配。
雪次郎の言葉ではないですが「FFJ」を歌わなくて安心しました(^^;
やはり、なつを思うがゆえの「咲太郎なりの気遣い」が、不採用の背景に大きく影響しているのは間違いなさそうです。
咲太郎!お節介は、もう結構です!
◆腰にはタオル、足元は下駄の井戸原とは?
『東洋動画』の採用試験の審査を仲さんとしていた、作画監督の井戸原昇さん。
仲さんと一緒に、個性派アニメーターたちをまとめ牽引していくリーダー的な存在とのことです。
腰にタオルを下げ、下駄履きといういでたちとの情報があり、登場時間以上に存在感を放ちそうな予感がしますね。
井戸原さんを演じるのは、「シンデレラおじさん」として人気上昇中の俳優の小手伸也(こてしんや)さんです。
ここ最近、映画やドラマ、バラエティなどで頻繁に目にしている方ですよね。
早稲田大学の演劇サークル出身で、長い下積みを経て40代で脚光を浴びた苦労人のようです。
地獄のミサワやザキヤマに似ているとも言われていますよね。
実は、小手さんもNHK大河ドラマ「真田丸」に出演していました。
塙団右衛門役として存在感を発揮していましたよね。
いずれ、なつが働く『東洋動画』にも個性的なキャラクターがたくさん出てきそうで、今から楽しみですね(^^♪
9週目「なつよ、夢をあきらめるな」が始まりました。
残念ながら不採用になりましたが、ここからが本当のスタート。
なつの盛り返しに期待して、今週もなつを応援していきましょ~!
ではでは
朝ドラ♪ランド♬一同