NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレあらすじ感想9週50話
2019年5月28日(火)放送
なつぞら第9週テーマ「なつよ、夢をあきらめるな」
なつぞらネタバレあらすじ感想・最終回まで!9週50話
『東洋動画』の入社試験に落ちたなつ。
北海道の家族に手紙を書きはじめたものの、手が止まってしまう。
心配する同室の佐知子に、「大丈夫です」と気張ってみたものの・・・
応接室にて・・・
なつは、光子と野上に試験の結果を報告した。
この先のことを聞かれ、「わかりません・・・」と、なつはうつむいた。
光子は『無謀なことにあえて挑戦した』となつをたたえ、このまま『川村屋』で正式に雇ってもいいと言います。
しかし、今のなつには光子の好意にも、自分の未来にも応える余裕がありませんでした。
なぜかは知らないが、なつは、落ちることを全く考えていなかったのでした。
今のままでは北海度には帰れない。かと言ってどうしたら・・・
なつは、行き詰まった未来を抱えながら、ひたすら皿を洗うのでした。
そんななつを、雪次郎は心配そうに見守ります。
柴田家にて・・・
試験から一か月たっても、なつから報告がないことに泰樹は気をもんでいた。
「まあ、便りがないのがいい便りってこともあるし」と希望的観測を述べる富士子。
「それはない、なつの性格からして」と剛男は首を横に振り、明美もすかさず同意する。
「いい知らせなら、すぐよこすべ」と照男も続く。
皆、なつの性格をよく分かっていた。
『川村屋』に電話をしようと一同が盛り上がるも、「落ちてたらどうすんの?」という明美の言葉に、たちまち皆が押し黙った。
『風車』にて・・・
その夜、なつのことを心配する雪次郎は、『風車』を訪れる。
なつの兄・咲太郎に会いに来たのでした。
奥の部屋に入った二人。
咲太郎はビールを一気に飲み干し、苦い表情を浮かべて「落ちたのか・・・」とつぶやいた。
なつが悩んでいると聞いた咲太郎は「う~ん」と頭をかかえた。
『川村屋』寮にて・・・
なつが子うさぎのセル画をぼんやり見つめていると、誰かがノックする。
ドアを開けた佐知子が嬉しそうな声を上げた。「わあ、サイちゃん!」
「よお、さっちゃん!元気?なつの顔をちょっと見に来た」と言い、咲太郎は慣れた調子で部屋に入ってきた。
「聞いたの?」と聞くなつに、「ああ、まあ」と目をそらしながら咲太郎は答えた。
「私にもできるって言われて、それ真に受けて。ばかだよね」と、なつ。
すると、咲太郎は真剣な表情で「お前、面接は受けたよな?」と尋ねる。
そうだと答えるなつに、「大杉社長もお前に気付いてたか?名前は言ったんだろ?何か聞かれなかったか?」と矢継ぎ早に聞いた。
なつは不思議に思いながらも、面接のやりとりを思い出した。
そして、「普通だった。絵がだめだった。実力がなかったんだよ」と肩を落とすのでした。
『東洋動画』にて・・・
翌日の事、中庭の噴水の縁には、昼食を食べる仲がいた。
そこに、怒りに満ちた形相の咲太郎がやってきた。
威嚇するように顔を近づけて「どうして、なつは落ちたんでしょうか?」と仲に迫る。
仲は寝耳に水のような表情で、目を点にした。どうやらなつの不合格を知らない様子だ。
その態度に、咲太郎はさらに腹を立てるのでした・・・
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なつぞら 感想・最終回まで!9週50話
『不採用』という現実に打ちひしがれているなつ。これからどうしたいのか心配なところですね。
それにしても、咲太郎にはトホホです(-_-;)
◆安定感あるマダムの存在感
今日のマダムも、風格がありましたね。
なつから不合格の報告を受け、特に驚くわけでもなく、責めることも過保護に接することもありませんでした。
落ち着きをはらってやさしく包み込むように、この先のことを自分で考えるように諭してました。
なつは落ち着いて自分を見つめ直せるのではないでしょうか。
なつが東京に出てきた頃、不安ななつを激励した「不安を誰かの言葉で解消するのはよくないわ。その不安と戦わないと」は、瞳からしずくが落ちるような金言だったと思うのですがいかがでしょうか(^^♪
『川村屋』オーナーの前島光子(まえじま こうこ)。
オリエンタルな香りのする民族衣装を身にまとい、30歳前後なのに「マダム」という呼び名が違和感なくピタリときますね。「開拓者が集まる」新宿で、祖母が創業した『川村屋』を立派に続けるための気構えの表れなのでしょうね。
ただ、咲太郎の借金の保証人になった本当の理由が気になるとこですが・・・。(>_<)
◆マダム光子のモデルは?
マダム光子のモデルとされているのは、「新宿・中村屋」を夫の相馬愛蔵さんとともに立ち上げた、相馬黒光(そうまこっこう)さんと言われています。
ちなみに黒光とはペンネームで本名は良(りょう)さんだそうです。
黒光さんは、クリームパンや中華饅頭、インド式カリーなど、ヒット商品を連発し事業を大きくしました。
また芸術や文化を愛し、画家や作家、俳優など多くの文化人と交流を深めていたそうです。
インドやロシアからの亡命者の面倒をみたりもしていたそうですよ。
発想力豊かで行動力もあり、面倒見のよい方だったようですね。
ただし、ドラマ内でマダムが「創業した先代の祖母が」と言っていますので、黒光さんのお孫さんが、マダム光子と考えたほうがよいですね。
そして演じるのは、沖縄出身の女優の比嘉愛未(ひが まなみ)さんです。
ご存知のとおり、朝ドラ第76作『どんど晴れ』のヒロイン。ベストマッチなキャスティングですね。
◆皆さんからの感想です
◆ポジティブ思考の似た者家族
なつの辞書には「落ちる」は載っていませんでしたね。
そして、遠く十勝の柴田家の面々は、なつの性格を知り尽くしていて行動パターンを見事に分析していましたね。
でもやっぱり、落ちた時のことは考えてもいなかった。なつのことを信じていたんですよね、きっと。
原野を切り開いて必死に生きてきた開拓者だからこそ、常に前向きでいる考えが宿っているのではないでしょうかね。
いずれにしても、なつと柴田家は似た者家族ということが、あらためてよくわかりました(^^♪
明美ちゃんが一番落ち着いていましたが、もしあの場に夕見子がいたら、また違った話になっていたでしょうね。
夕見子の見立てを聞きたかったです。
柴田家から夕見子となつが出て2か月経ちましたが、いなくなったことにそろそろ慣れてきた頃でしょうか。
ポジティブ思考の柴田家ですから、きっと大丈夫でしょうね(^^♪
◆グッジョブ、さっちゃん!
なつと咲太郎の重苦しさをやわらげ、話しやすい雰囲気を作ったのはさっちゃんのおかげですよね。
なつと咲太郎だけでは火に油を注ぐことになったかもしれませんね。
さっちゃん、グッジョブでした(^^♪
さっちゃんこと三橋佐知子は『川村屋』ウエイトレス。
疎開中に空襲で両親を亡くし、苦労してきた過去をもっています。
なつの先輩であり、ルームメイト。なつの東京生活を手ほどきをするお姉さん的な存在ですね。
一方で、「女の子に限って」同情と愛情の垣根がなく、優しくしてしまう咲太郎に、恋している夢見る女の子です(>_<)
佐知子役を演じるのは、平成9年(1997年)生まれの水谷果穂(みずたにかほ)さん。
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」で唐沢寿明さん扮する花山伊佐次の娘役で出演していましたので、朝ドラファンの方にはなじみがあるのではないでしょうか。
これから飛躍が楽しみな期待の女優さんですね(^^♪
さてさて、頭に血が上ると、あとさき考えずに突っ走る咲太郎。
余計なことはしないで~!と叫びたくなる心境です。
ではでは
朝ドラ♪ランド♬一同