NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレあらすじ感想9週51話
2019年5月29日(水)放送
なつぞら第9週テーマ「なつよ、夢をあきらめるな」
なつぞらネタバレあらすじ感想・最終回まで!9週51話
『東洋動画』にて・・・
昼休みの中庭。
咲太郎は、なつが落ちた理由を仲に問い詰めた。
そのはずみで、思わず仲の肩を押すようにたたくと、仲は背中から噴水の中に倒れた。
喫茶店『リボン』にて・・・
冷静になった咲太郎は、仲に「すまなかった」と頭を下げた。
仲はひどい目に遭ったにもかかわらず、咲太郎を責めようともしない。
なつの実力が足りなかったんだろうと言う咲太郎に、仲は「実力がないとは思わない。絵を採点したのは僕ですから」と言う。
その言葉に、咲太郎は再び腹を立てた。
「だったらあんたが落としたようなものだ、騙されたようなものだ」と大声でまくしたてる。
すると仲もテーブルをたたいて立ち上がり「受かったもんだとばかり思ってたんです!」と力を込めた。
普段の仲とは違った迫力に、咲太郎もたじろいだ。
「面接で何かあったのかな?」との仲の言葉に、咲太郎は思い当たる節があった。
以前、劇団の女優を売り込みに『東洋映画』を訪ねた時に、大杉社長になつの事も売り込んでいたのだった。
そのことが原因で?・・・
「俺が勝手に、よけいなことを言ったのか…」と咲太郎はつぶやいた。
『川村屋』にて・・・
なつを心配し『川村屋』の前にやってきた咲太郎。
窓越しに店をのぞくと、なつと信哉が話しているのが見えた。
じっと見つめていたが、中に入ることはできずにその場を立ち去った。
「サツ回り」つまり警察署を回って事件を取材していると、いまの仕事を話す信哉。
先の見えないなつは意気消沈していた。
夢は諦めるの?と聞かれ、アニメーターになるために、ほかの道を探してみようと思ってると語ったが・・・当てはなかった。
するとそこに、仲と陽平が店に入ってきた。
なつたちの席に同席する二人。
仲は「今回は申し訳なかった」となつに謝り、なつの絵は悪くなかったと言った。
だが、社長判断で落とされたことが分かったと言うのでした。
わけがわからないなつ。
やはり、兄・咲太郎の売り込みが裏目に出たのでした。
「ばかだな、咲太郎のやつ。よけいなことしなければ、なっちゃんは入れたかもしれないのに」と、信哉はなつを気の毒そうに見つめた。
諦められない仲は、9月に行われる「仕上」の試験を受けないかと、なつに持ちかけた。
「まずは、中に入ることが重要だからね」と仲。
「します!」なつは、一筋の光にすがる思いでその話を受けた。
寮にて・・・
なつは、ようやく十勝への手紙を書くことができた。
そして、漫画映画を諦めないという決意を十勝の家族に伝えるのでした。
『風車』にて・・・
咲太郎は何をやっているのか?
なつは、咲太郎のことが気になり『風車』をたずねた。
女将の亜矢美と話していると、そこに信哉が飛び込んできた。
「咲太郎が警察に捕まって」・・・
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なつぞら 感想と解説・最終回まで!9週51話
ん~、不合格になった理由に納得がいかないです~(>_<)
こうなったら、仲さんがくれた次のチャンスを絶対につかんでもらいましょう。
それにしても、咲太郎。またまた、トホホです
◆仲さんは『東洋動画』のアイドルらしい
なつを原石と見込み、じっくり育てて光り輝かせようとしている仲さん。
咲太郎に対して日本中のテレビの前からツッコミが挙がったことでしょうね。
ところで、仲さんが噴水に落ちる場面に周囲に動きに注目です。
昼休みに中庭に出てくると、周囲の女性たちがザワつきだしました。
日当たりの良さそうな噴水前の特等席を譲られると、遠慮しながらもちゃっかり座る仲さん。
仲さんの一挙手一投足に女性たちはキャーキャー聞こえてきそうな様子。
まさに『東洋動画』の王子様、アイドルというのがよくわかる場面でした。
ずぶ濡れになり、何人もの女性が我こそはと先を争って仲さんを介抱しながらも「水も滴るイイ男」と恍惚な表情を浮かべたいた様子が目に浮かびます(^^♪
◆仲さんのモデルは日本のアニメ界の神様
『東洋動画』のアニメーターのリーダーの仲努(なかつとむ)。
穏やかな物腰で人望が厚く、周りから師と仰がれているという設定です。
仲さんのモデルは、アニメーションの神様と呼ばれて、数多くの後輩を育てた森康二(もりやすじ)さんと言われています。
森さんは、後輩の高畑勲さん、宮崎峻さん、小田部羊一さんらと日本のアニメ界を築きました。
「アルプスの少女ハイジ」「フランダースの犬」「未来少年コナン」などは森さんの手掛けた作品。
名作ぞろいですね。
そんな、仲さんを演じるのは、NHK朝ドラ初出演の井浦新(いうらあらた/旧名:ARATA)さんです。俳優だけでなく、ファッションモデルやファッションデザイナーとしても幅広く活躍しています。
NHKの美術教養番組「日曜美術館」のキャスターをしたりするなど、美術や伝統工芸に造詣が深いようです。アニメーター役はとてもしっくりきますよね(^^♪
◆皆さんからの感想です
やっぱり咲太郎が原因で落ちてしまったんですね。なっちゃんかわいそう。だけど、こんな理由で落とされてしまうんですね。そういう価値観を持っている人が多かった時代だったと納得してみる。今もいることはいるんだろうけど(>_<)
◆北海道の幼なじみです!(キリッツ
『川村屋』で、なつと信哉、仲と陽平が揃ったシーン。
ノブさんが自己紹介するように「僕は東京の幼ななじみです」と言ったら、対抗するかのように「僕は北海道の幼ななじみです!」と鋭い眼差しだった陽平君。こういう一面があったのか!と、嬉しい驚きでした。
「弟の彼女」「大事なアニメーターの卵」という二つを守る心構えが感じられました。ちなみに、あの大きく見開いた瞳の中に炎が見えましたね(^_-)-☆
陽平君は、天陽君のお兄さんであり、なつをアニメーターの世界に導いたキーパーソン。なつと同じく東京から北海道への移住者だから、なつにとっては本当に頼もしい存在ですよね。これからもなつを支えて欲しいです。
ところで、陽平を演じる犬飼貴丈さんは、小池徹平さんによく似ていますよね?
今日のアップを見たら、朝ドラ「あまちゃん」の残念キャラのストーブさん(足立ヒロシ)と見間違えたのは私だけではないはずですよ(^^♪
◆咲太郎の暴走×大杉社長の妄想=なつの涙
なつが落ちた本当の理由がわかりましたね。
咲太郎の暴走と、大杉社長の妄想の重ね合わせの結果いうところでしょうか。
大杉社長の言い分は「なつの兄の、新劇・赤い星座は戦前からプロレタリア演劇(※1)の流れをくむ劇団。しかも、愚連隊や太陽族(※2.3)のような、不良の兄がいる子を入れるわけにいかない」でした。
当時の時代背景的には、こういう考えをもつのも無理はないと思いますが、それでも・・・。
そんなお考えの大杉社長の『東洋映画』。モデルとなった「東映映画」は、任侠ものや不良の映画が大ヒットしてましたが、アータ!
それとこれとは別の話というところでしょうか(-_-;)
※1:プロレタリア演劇とは、賃金労働者や資産の無い者の階級闘争を推し進める世界各地で盛んだった演劇運動。
※2:愚連隊とは、盛り場などをうろつき不法行為を働く不良団。
※3:太陽族とは、既成の秩序を無視して、無軌道な行動をする若者。
迷える子羊だったなつに射してきた一筋の光「9月の入社試験」。
ようやくなつに希望が芽生えてきたところに、咲太郎の警察騒ぎ!!
私も咲太郎に振り回される日々です(>_<)
ではでは
朝ドラ♪ランド♬一同