NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレあらすじ感想10週56話
2019年6月4日(火)放送
なつぞら第10週テーマ「なつよ、絵に命を与えよ」
なつぞらネタバレあらすじ感想・最終回まで!10週56話
作画課にて・・・
原画・セカンドの下山がなつに説明している。
アニメーションは、まず2枚以上の原画が描かれ、その原画と原画の間をつなぐ「中割」と呼ばれる動画が何枚か描かれて、一つのシーンカットになる。
そして、本当のアニメーターと呼べる人は、ここでは仲と井戸原の二人しかいない。
下山を含めた六人の「セカンド」が、二人の描いた原画を清書して、動画を描く人に渡すのだという。
山下の説明を真剣に聞くなつ。
すると、麻子のとがった声が部屋中に響いた。
「これじゃ人物の気持ちが伝わってこないのよ!」
「原画の問題じゃないの?」と動画担当・堀内幸正が反論した。
麻子は「とにかく、もう一度考えてみて」と立ち去った。
騒ぎを気にして近づいた仲と井戸原も、麻子のけんまくに目をそらした。
「彼女も僕と同じセカンドだ。マコちゃん」と、下山は小声でなつに言うのでした。
『風車』にて・・・
亜矢美が用意してくれていた夕食を食べ終えると、なつは作画課の「護美箱(ごみばこ)」で拾ってきた絵を参考にして、パンダの絵を夢中で描き続けた。
翌朝。
亜矢美は初日よりも、派手な服を選び、なつをためらわせた。
「印象悪くないですか?新人なのに」
しかし、亜矢美は「堂々と、自信持って行ってらっしゃい」と送り出した。
仕上課にて・・・
なつが新宿に住んでいると聞くなり、「毎日、遊びに帰ってるようなもんじゃない」と顔をしかめ、「そんなおしゃれして」と桃代が言う。
なつは、知人宅に居候していて、服もその人の御下がりなのだと誤解を解くのに必死になった。
なつが戦災孤児だとの生い立ちを聞いた桃代は、ここは花嫁修業中の裕福なお嬢さんを多く集めているようだと言うのだった。
そのほうが、安い賃金でも文句が出ないからだと教えてくれた。
そして、みんな遊びに来てるようなところがあるからと続けた。
昼どき、なつは中庭で気晴らしをするよりも、『白蛇姫』の絵コンテを眺めるほうが性に合っていた。
作画課にて・・・
勤務時間後、作画室を訪ねるなつ。
下山と話をしている中で、なつは「私もいつか描いてみたいです」と願望を口にした。
すると下山は「描いてみる?」と言って、先輩の絵をごみ箱から拾って自分なりに描いてみるといいとアドバイスした。
なつが「護美箱」から破棄された動画を探っていると、麻子が通りかかり、なつをにらみつけた。
その顔のまま動画担当の堀内の席に近づいた麻子は、また書き直しを要求し始めた。
刃向かう堀内と、一歩も譲らない麻子。
周囲が心配する中、口論は続いたが、「もういい。ここは私がやる」と麻子が言った。
あっけにとられて見ていたなつの前で、堀内が捨てた白娘の動画をなつは拾った。
中庭にて・・・
夕方、噴水のある中庭でなつは、拾った動画用紙をじっくり見ようとすると、後ろの方から「何なのあなた」という声が聞こえた。
ふり返ると、険しい顔の麻子が座っていた。
麻子は、結婚相手でも探しに来てるのか、おしゃればかり気を遣ってなどと機関銃のようにまくしたてた。
そして「目障りだから、私の前をうろちょろしないで」と大股で立ち去っていった。
「なんだべ、今の・・・」なつは呆然とするばかりだった・・・
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なつぞら 感想・最終回まで!10週56話
貫地谷しほりさん演じる麻子さんは、うっぷんがたまっている感じでしたね。
今後、なつとの関係がどうなるのか気になるところです。
◆明日のなつはどんなファッション?
入社二日目となり、専属スタイリストの亜矢美さんはますますノリ気ですね。
今まで、なつのファッションに注目することはあまりなかったのですが、これから日替わりファッションが楽しみの一つになりそうですね。
北海道の家族が今のなつを見たら、「なまらびっくり」でしょうね(^^♪
それと、なつと亜矢美さんが、家族になってきた感じが伝わってきます。
服選びや食事などなつの世話を楽しそうにしている姿を見ると、「お母さん」と言っても不思議ではない感じがします。
この調子で、北海道と同様に、心の通じ合う家族になれればいいなと願うばかりです。
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◆仕上課は花嫁修業のお嬢様ばかり?
モモッチがなつに教えてくれた、仕上課にいる女性社員のことをどう思いました?
まるで会社が、いい花嫁になりそうな人を選んで集めてるみたいだ。
さらに、低賃金でもお金に困ってない花嫁修業中のお嬢さんなら文句は出ないだろう。
実際のところ、みんな遊びに来てるようなところがあると、モモッチは見立てていましたよね。
今の時代なら考えられないですが、昭和31年当時なら、25歳頃までにお嫁さんに行かなければ「行き遅れ」とも言われることもあったようですね。
旦那さん探しに就職するという考えも、一般的な動機の一つだったんでしょうね。
そういった考えも多い時に、自分のやりたい仕事に向かってすすむなつは、浮いた存在だったのかもしれませんね。
そして、モモッチも麻子さんも花嫁修業の腰掛け気分ではなさそうなので、なつと良い仲間になれるのではないでしょうか(^_-)-☆
◆美しさを護るための箱【護美箱】
書き損じた絵を入れるごみ箱から、なつは先輩の絵を拾い、模写して練習を重ねていく。
なつにとっては宝箱の、ごみ箱に「護美箱(うつくしさをまもる箱)」と記されていましたね。
「護美箱」を調べたみたところ、当て字であり、言葉遊びのようです。
奈良・東大寺が、参拝する観光客に向けたのが発祥で、神社や仏閣を中心に各地に広がっていったのことようですが、諸説あるのようなのでご判断はお任せします。
「ごみ」を捨てるための箱ではなく、「美しさを護る」ための箱。
そこに何を入れるのかではなく、何のためにそこにあるのか。
考えれば考えるほど、意味が深くて素晴らしい言葉だと思いますよね。意識してきたいですよね。
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◆『風車』のお客さんに注目か?
『風車』のお客さん役で、わずかな時間だけ登場した落語家の柳家喬太郎さんが、ネット上でも話題になっていました。
2018年に放送されたNHKドラマ『昭和元禄落語心中』で、咲太郎役の岡田将生さんと共演していましたね。
亜矢美とのかけあいの中で「咲ちゃん、落語なんかやらねぇかなと思ってんだよ」と言っていましたね。
さらに、有名な古典落語の『抜け雀』を通じて「絵に命を吹き込む」という、今週のテーマのことを触れていました。
そして、朝ドラ「ちりとてちん」で落語家を目指したヒロイン・徒然亭若狭若狭役の貫地谷しほりさんの存在感もあり、きっと落語ファンは沸いたのではないでしょうか。
『風車』のお客さん役は今後も注目ですね!
びっくりするような人がカウンターに座っているかもしれませんよ。
ところで、喬太郎師匠は、CMで居酒屋の主人になったり、今日はお客さん役だったり忙しいですね(^_-)-☆
本日の「風車」のお客さまは、ドラマ『昭和元禄落語心中』で岡田将生さんと共演した落語家・柳家喬太郎さん。咲太郎にも落語を教えたい様子でしたね。「朝ドラに出演できるなんて夢のようです!」とコメント頂きました♪#朝ドラ #なつぞら #柳家喬太郎 #山口智子 pic.twitter.com/3W8gcUkU7P
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年6月4日
第56話はいかがだったでしょうか。
なつが明日はどんなファッションで出社するのか、スタイリスト亜矢美さんのチョイスが楽しみですね。
ではでは
朝ドラ♪ランド♬一同