NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレあらすじ感想11週62話
2019年6月11日(火)放送
なつぞら第11週テーマ「なつよ、アニメーターは君だ」
なつぞらネタバレあらすじ感想・最終回まで!11週62話
『赤い星座』の公演・・・
咲太郎が所属する劇団「赤い星座」の4月公演『人形の家』が幕を開けた。
主人公ノラの迫力に、なつも雪次郎も身を乗り出して見入った。
咲太郎は、終演後も興奮冷めやらぬ二人を連れて、ノラ役の亀山蘭子の楽屋をたずねた。
なつと雪次郎は、緊張で姿勢を正した。
蘭子に舞台の感想を聞かれたなつは、
「絵に描きたいが、この感動は描けない。それぐらいすごかった」とあたふたと答えた。
「こんがらがった感想ね。でも、うれしい」と蘭子は笑った。
北海道の農業高校で演劇をやっていたと、紹介された雪次郎は、
「伝える力がプロなんだと。それが新劇なんだと思いました」と蘭子に伝えた。
「あなた今、何をしてらっしゃるの?」蘭子は興味深そうに雪次郎を見た。
菓子作りの修業をしてると聞き、「それでよく、芝居をやめられたわね」と不思議そうな顔をすると、楽屋に戻っていった。
雪次郎はその場で固まってしまい、お礼を言うことすらできなかった。
何かを思いつめるような雪次郎を、なつは心配した。
咲太郎もまた、雪次郎をじっと見つめた。
この出会いは、雪次郎にとって衝撃的なものとなったようでした・・・
『風車』にて・・・
まだ興奮冷めやらぬなつは、亜矢美に、芝居の感想を熱っぽく話した。
咲太郎が得意げに「長い間、女は家の中に閉じ込められてきた。それを解き放とうという運動なんだよ、この芝居は」と言うと、ずっと黙っていた雪次郎が口を開いた。
「芝居は運動なんかじゃない」
すかざす亜矢美は「いつもと目が違う」と、雪次郎の顔をのぞいた。
「演劇や文学の目的は、問題の解決にあるんじゃないとイプセンは言っています」と、口火を切ると、雄弁に語り出した。
咲太郎は「よく勉強してるな」と素直に感心した。
「いくら本を読んでも分からなかったことが、あの人の演技を見て、実感できたんです」と、雪次郎はすっきりとした表情をした。
あの人とは亀山蘭子のことだ。
『人間の描写』を絵にしたいと思ったなつは、その夜、蘭子の芝居を思い浮かべながら、白蛇姫のワンシーンを描いた。
なつの苦手な、線をきれいに描く『クリーンナップ』を心掛けて丁寧にペンを走らせるのでした。
仕上課にて・・・
『白蛇姫』の仕事が終わり、嘘のように暇になっていたなつたちに、検査担当の富子がトレースの練習を勧めた。
皆が尻込みする中、なつがひとり手を挙げる。
自信があるのかと富子に聞かれ、「クリーンナップの練習をしていたので、大丈夫だと思いたい」と話す。
皆が見守る中で、なつは、席に着いてトレースをはじめた。
用意された魚の絵の線をきれいに写し取ると、富子は「なかなかうまいじゃない」と褒めた。
結局なつは通算で、同じ絵を10枚も描いた。
10枚のセル画を富子が重ねると、それぞれの線はズレていて、絵はぼやけて見えた。
なつは、自分の実力を思い知らされたのでした・・・
スポンサーリンク
なつぞら 感想・最終回まで!11週62話
感想記事は、放送後掲載させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。