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【なつぞら】森田桃代(伊原六花)モモッチのモデルは誰?

『なつぞら』東京編。

ついになつはアニメーターとしての道を歩き始めます。

その同僚であり親友であるのが『モモッチ』こと森田桃代です。

演じるのは、伊原六花(いはら りっか) さんです。

『東洋動画』で彩色担当のスタッフとして活躍しています。

絵が好きだというだけで、アニメーションのことは何も分からないまま、この世界に飛び込んだ彼女。

彼女にも、なつのようにモデルとなる人物がいるのでしょうか?

 【なつぞら】森田桃代・モモッチのモデルは誰?モデルの東映動画を探ってみた

なつのモデルは当時『東映動画』で活躍していたアニメーター、奥山玲子さんだと言われています。

ということは、同じ会社の同僚である桃代も、そのモデルは『東映動画』の女性スタッフである可能性が高いのでは?

ということで、当時の『東映動画』のスタッフを調べてみました。

すると、

  • モモッチと同じく、高校卒業後たまたま『東映動画』に入社している。
  • なつのモデルとされている奥山玲子さんに一年遅れの入社。
  • モモッチと同じ彩色を仕事にされている。
  • 「太陽の王子・ホルスの大冒険」や「母をたずねて三千里」などのアニメで、奥山玲子さんと一緒に仕事をしている。

という女性スタッフ、保田道世(やすだみちよ)さんという方を発見しました!

どうやら、モモッチのモデルはこの保田さんをヒントにしているのでは?と思われます。

では、保田道世さんとはどういう人だったのでしょうか。

 

【なつぞら】森田桃代・モモッチのモデルは誰?モデル、保田道世さんのキャリアがすごい!

保田さんは高校を卒業後、就職することを決めます。

彼女は、特に絵の仕事に就きたいと思っていたわけではなかったそうです。

アニメの世界にいきなり飛び込む

たまたま広告で見た『東映動画』の「仕上げ」の試験を受けたところ、受かってしまったんだそうです。

『なつぞら』のモモッチも、55話で同じようなこと言ってましたよね。

「たまたま面白そうと、応募してみたら受かっちゃった…」なんて。

そんな経緯で1958年、保田さんは『東映動画』に入社します。

この「仕上げ」に配属されたことで、色彩設計への道を歩み始めます。

『スタジオジブリ』作品の色彩設計担当として活躍

『東映動画』で働いている間に、後に『スタジオジブリ』を創設する宮崎駿さんたちと知り合います。

「太陽の王子・ホルスの大冒険」などでは一緒に仕事をしています。

しかし、自分の生き方と『東映動画』の方針が合わないことを感じ、保田さんは退社します。

その後はアニメーション会社を転々としたのち、フリーで活動していました。

そんな中で『風の谷のナウシカ』のスタッフとして参加したことが、保田さんの人生の転機となりました。

宮崎駿さんたちの『株式会社スタジオジブリ』の作品に、次々と参加するようになったのです。

『ナウシカ』の後、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』の色指定や色彩設計を担当されています。

どれも『スタジオジブリ』作品として超有名なので、みなさんもご覧になっていることと思います。

そして『おもひでぽろぽろ』のキャラクター色彩設計をきっかけに『スタジオジブリ』に正社員として入社します。

色彩設計とは、セル画に塗るすべての色を決定する責任者です。

『風の谷のナウシカ』の主人公、ナウシカの衣装は青であることが印象的ですよね。

ナウシカの衣装を青にするのは、保田さんのアイデアだったという話もあるようです。

宮崎駿監督の「戦友」

保田さんが「彩色」をしていた頃、アニメに使われる色数は通常、約130~160色だったそうです。

しかし、ジブリ作品では300色以上、『もののけ姫』に至っては600色近くが使われていたそうです。

宮崎駿さんは、風景や人物を丁寧に書くことでリアリティを追求しています。

保田さんはそれにこたえるべく、自分で絵の具を混ぜて新しい色を作ることもあったそうです。

時には絵の具会社と協力して、新しい色を製作したこともあったとか。

当たり前ですが、同じ風景でも、時間や場所が変われば色は変わります。

同じ人物でも、化粧を微妙に変えたり、光のあて方を変えたりして色を変えることで、その心情の変化を表現できます。

そうした様々な細かい変化を、保田さんはこだわりにこだわりぬいた色で表現したのでした。

保田さんは2016年、その才能を惜しまれつつ亡くなっています。享年77歳でした。

宮崎駿監督は、保田さんのことを「戦友」と語っていたそうです。

一つの作品を、共に泣いて笑って作り上げていった保田道世さんに、ふさわしい言葉ではないでしょうか。

【なつぞら】森田桃代・モモッチのモデルは誰?まとめ

森田桃代ことモモッチは、『スタジオジブリ』で活躍した「保田道世さんのエピソードががモデル」と言ってもいいようですね。

少なくとも『東洋動画』で働くモモッチの経歴は、保田さんと重なります。

『スタジオジブリ』作品の繊細な色彩を見れば、保田さんがいかに素晴らしいアーティストだったかということはよく分かります。

さてさて、『なつぞら』のモモッチは、今後どんな展開を見せてくれるのでしょうか?

そんなところにも期待しながら、今後の『なつぞら』を楽しみましょう!

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