NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレあらすじ感想13週73話
2019年6月24日(月)放送
なつぞら第13週テーマ「なつよ、雪月が大ピンチ」
なつぞらネタバレあらすじ感想・最終回まで!13週73話
『風車』にて・・・
「雪次郎君を、役者にはできません!」盛り上がるみんなを前に、なつが言い放ちます。
そして、なつは雪次郎に詰め寄ると、帯広の家族はどうなる「たった一人の跡取りでないの!」と勝手なふるまいを非難します。
「そったらこと分かってるから、決心したんでねえか!」
雪次郎も切羽詰まって声を荒げ、なつを強く見返すのでした。
「ねえ、お兄ちゃん!」困り切ったなつが、咲太郎に救いの手を求めます。
ところが、「それはできない」と咲太郎はきっぱりと言い、どう生きるかは、家族や他人ではなく雪次郎が決めることだと持論を吐くのでした。
カウンターの煙カスミが「まだ受かったわあけじゃないでしょ」と、場の緊張を解こうとすると、雪次郎は結果がどうあっても『川村屋』には、もう戻らないと決意のほどを語るのでした。
そして、「俺の魂はもう、演劇の中に行ってしまったんだ」と語気を強めるのでした。
当惑するなつは最後に「そこまで決断するなら、真っ先に家族に相談するべきでしょっ!」と詰め寄ると、「それはまだ・・・」と、急に弱腰になる雪次郎なのでした。
『川村屋』にて・・・
意を決して出勤した雪次郎は、職長の杉本に辞めたいと伝えます。
雪次郎が理由を話しますが、杉本は現実から逃げるなと言い「とにかく俺は認めない」と否定します。
「認めてくれなくていいです!」
その、雪次郎の言葉を遮るように杉本が言う。
「雪次郎!俺はお前を、お前の親父さんから預かってるんだよ!」
その言葉を聞き、父・雪之助の顔が浮かぶと雪次郎はうつむくのでした。
そこにやってきたマダム光子が、 杉本も雪次郎の話を聞いたことを知ります。
杉本は「それを認めることができるのは、親父さんだけだと話していたところです」と、改めて雪次郎に言い聞かせるように、光子に報告するのでした。
作画課にて・・・
新作の真っ只中、でも、雪次郎のことで仕事に身が入らないなつ。
深いため息をついていると、隣の茜が「坂場のことで悩んでいるの?」とたずねてきました。
「違いますよ、ちょっと困った友人がいるんです・・・」となつ。
そこに下山と麻子がなつに声をかけ、原画を渡します。
それは、坂場から指摘された、牛若丸と馬が崖を駆け下りるシーンでした。
麻子は「あの理屈をこねますカチンコ君をギャフン言わせる動画を書いてちょうだい」と、なつにハッパをかけます。
原画を見たなつは「面白い!」と、やる気があふれてくるのでした。
『風車』にて・・・
客もはけ、カウンターになつと咲太郎の二人。
話は自然と雪次郎の事になります。
咲太郎は、二十歳を過ぎた一人前の男が、自分の意思で好きなこともできないのか?と相変わらずの言い方をします。
そして、逆に何で反対するんだと聞かれたなつは「雪次郎君にも家族にも幸せになってもらいたいから」と言うのでした。
加熱する二人の話に、亜矢美がそっと言います。
「他人がこれ以上、余計なことをしないほうがいいってことかもね」
黙る二人・・・。
なつ自身も、雪次郎の思いが分からないわけではありませんでした・・・
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なつぞら 感想・最終回まで!13週73話
いよいよ「雪次郎の乱」が本格的に幕明けしました。
雪次郎君の思いもすごいですが、なつと咲太郎も激しく言い合っていましたね。
そんな二人を上手にさばく亜矢美さんが、さすがでした。
そして、今日のヘアセットはいつもと違うキャスケット風の帽子。
ピンクのカーディガンに、タータンチェックの帽子がよく似合ってましたね。
◆もうひとつの、父と息子の対決
さて、雪次郎君の顔つきが、育ちの良いおぼっちゃんの顔つきから、凛々しくなったのではないでしょうか。
そして、父・雪之助が乗り込んでくる前に、東京の父のような存在の杉本職長とのやりとりは、実に見ごたえがあり、固唾をのんで見守まりました。
雪之助の託された責任感からか、杉本職長は親心をもって、我が子に言い聞かせるように立ちはだかっていましたね。
一瞬、雪之助の顔を思い浮かべた雪次郎君の顔に、少し迷いが出ていたような気がして悩んでうる様子がうかがい知れました。
それしても、『川村屋』には心優しい人が揃っていますね。
『川村屋』もひとつの家族ということが今さらながらよくわかりました。
親御さんから預かっている立場を外すことなく、厳しくも優しく接していると思います。
きっとこれがここの伝統なのでしょうね。
雪次郎君には、どんな形になるにしても、しっかりけじめはつけてほしいですね。
◆やな、やなやつ、やなやつ~!
階段での坂場とのやりとりの後に、「やな奴!やな奴!やな奴~!!」とプリプリするなつが可愛かったですね。
この文句の言い方は、映画「耳をすませば」(1995年・スタジオジブリ制作・近藤喜文監督作品)をオマージュする場面ですよね。
「耳をすませば」は、柊あおいの少女漫画が原作です。
思春期の少年少女が経験する、恋や進路の悩みなど繊細な心の変化を、爽やかなタッチで描かれヒットしました。
スタジオジブリ作品の中でも屈指の青春映画と評され、特に女性を中心に根強い人気を誇ります。
ファンの間では、別名で「耳すま」とも呼ばれています。
本作品でプロデューサー・脚本・絵コンテを務めたのは、宮崎駿さんです。
大の少女マンガ好きの宮崎さんが、数々の作品を読み漁っていた中で、偶然『りぼん』で原作の連載第2回目を読み、ピンときて映画化に結び付け完だそうです。
なつぞらの中で、こういう場面が出てくるということは、なつと坂場の青春ストーリーの始まりなのかと胸がざわつきます~。
久々に、恥ずかしくなるくらいの甘酸っぱさが詰まった「耳すま」を観たくなりました♪
第73話はいかがだったでしょうか。
明日74話ではいよいよ、雪月から3人が乗り込んできます。
父と息子のたたかいが始まりますね。
ではでは
朝ドラ♪ランド♬一同