NHK朝ドラ「なつぞら」
ネタバレ16週95話・あらすじ感想
2019年7月19日(金)放送
なつぞら第16週テーマ「なつよ、恋の季節が来た」
なつぞらネタバレ16週95話|あらすじを最終回まで!
なつが十勝の家族へ伝えたこと知って、激高する夕見子。
『風車』にて・・・
夕見子はもう東京を離れると言い、どこに行こうとなつにはもう教えないと言います。
それを聞いたなつはたまらず、どうして逃げるのか、好きならどうしてみんなに言えないのかと、二人に迫ります。
そして、そういうしがらみが嫌で駆け落ちしていると反論する夕見子に、「そういうことから逃げて幸せになれないよ、ゆみ…」と、渾身の説得をするのでした。
なつは二人を諭しますが、夕見子は持ち前の持論でなつを論破しようとします。
「やめるべ!もう、いいべ…そんなこと」高山が夕見子を止めます。
そして、「もう無理すんなや」と、高山は終わりを暗示するかのような気配を漂わせるのでした。
そんな、顛末を察したかのように亜矢美が「わかった!」と、会話をさえぎり「とりあえず、ご飯にしよう」とその場を収めるのでした。
居間にて・・・
誰もが黙っている中で「俺は本気でなかったよ」と言い、駆け落ちがうまくいくなんて思っていなかったと、高山は投げやりに話し出します。
それを聞いていた亜矢美は「あなたがうまくいかなかったからじゃないの」と切り出すと、自分の実力を知って「こんなはずじゃなかったと思ったんでしょう」と、高山の本心を突きます。
胸の内を見透かされた高山は、ジャズなんてただの遊びだと強がり、夕見子には「デパートの跡取りだから好きになったんだろう」とまで言い放ちます。
亜矢美がお茶をとりに店に出ると、そこには夕見子を迎えに来た泰樹が立っていました。
なつの家族写真で泰樹の顔を知っていた亜矢美。
二人は、声を出さずに目であいさつを交わしました。
奥から高山と夕見子の口論が響きます。
夕見子をなじる高山に、涙をためて聞いていたなつが、「夕見のような素直な子に私は会ったことがない。あんたは夕見のことを知らなさすぎる!絶対に渡さない!」と心から怒りをぶつけるのでした。
興奮するなつをなだめるように、夕見子は結婚する気はないと言うと、俺だって結婚する気はないと高山。
その言葉を聞いて心が決まった夕見子は「あんたは自由になんてなれないんだね」と悲しそうに言うのでした。
すると、「自由になって飯も作れん女と結婚したって、しようがねぇべ!」と、捨て台詞を吐いた高山が居間を出てゆきます。
高山が店に出ると、そこに泰樹が立っていました。
「お前か」とにらまれ、目が泳ぎだす高山。
そして、泰樹は「抹殺!」と吐き、渾身の鉄拳を高山に見舞います。
高山は、そのあまりの迫力に、店を転がるように逃げ出してゆくのでした。
そして、その光景を見ていた夕見子に泰樹は優しく言います。
「夕見子、迎えに来た。一緒に帰るべ…」
夕見子は、子供のように泰樹の胸に飛び込むと、泣き出してしまうのでした。
新宿の街角・・・
用が済んだからすぐ帰るという泰樹は、牛より人が多い所は落ち着かないと言います。
仕事に行くなつは、二人を見送ります。
その泰樹の後姿を見送りながら、なつはあることをひらめくのでした。
作画課にて・・・
出社するとなつは、急いでペンを走らせます。
なつは、坂場に描き直しを求められていた木の怪物の動きを、泰樹の後ろ姿から見つけたのでした。
描きあがった絵を坂場に見せると、「素晴らしい、これでいきましょう」と、めずらしく笑顔で合格を出します。
坂場の去った後に、「イッキュウさんはただの偉そうな人じゃないですよね」となつが麻子に囁きます。
すると、「私は偉そうなんて一度も思ったことはないわよ」と、麻子はしれっとした顔で言いのけます。
そして、「あの人は漫画映画が好きなのよ」と、坂場を評価するのでした・・・
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6週95話|感想を最終回まで!
◆仕事人は一発と二言だけ
今週の予告編の中で、カーボーイハットを被った泰樹じいちゃんが鉄拳をふりかざす姿を見てからというものの、今日までずっとざわついていました♪
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富士子さんの調略によって、夕見子を取り返すために送り込まれた泰樹じいちゃん。
見事な仕事人ぶりでしたね。しかも、「抹殺」と「髭を剃れ」のたった二言。
カッコよすぎま~す♬
それに比べて、ボンボンの高山くんはホント情けない、薄っぺらい男でしたね。
夕見子はなぜこんな男にうつつを抜かしていたのか疑問ですが、若さゆえの過ちということで。
とにかく、深い傷を負う前に気づいて良かったー!
◆夕見子の感情が露わに
最初は密告者のなつへの怒りだったのに、高山から非難によって、動揺し絶望感に変わっていく夕見子の様は、見ているこちらも切なくなりました・・・。
夕見子が反論すればするほど、夕見子がみじめになる状況に涙が止まりませんでした。
泰樹じいちゃんによって高山くんが抹殺された後に、じいちゃんを見つめ涙を浮かべると、ゆっくりと近づいて抱き着きました。あの一歩一歩に、夕見子の様々な思いが湧き起こっていたように思えました。
幼ない頃から、祖父の愛情はなつに注がれていたと夕見子は感じていたと思います。
そういえば、なつと富士子が東京に行っている時に(第5週28話)に、夕見子は、じいちゃんに『雪月』のシュークリームを土産に買って帰りましたよね。
今日は、じいちゃんと仲良くしたいのをずっと我慢していた夕見子が、やっと甘えることができたのかもしれないですね。
泰樹じいちゃんと夕見子が二人で仲良さそうにパフェを食べる姿を観たかったですね♪
◆なつと夕見子は双子
第16週91話で、夕見子がなつの同僚に対して、なつとの関係を「本物以上の嘘のない姉妹」と言っていました。
そして今日、夕見子のことを非難する高山へ、なつがすごい剣幕で反論するのを聞いて、血は繋がっていないけど、間違いなく双子の姉妹だと思いました。
なつが夕見子のことを「こんな素敵な人を見たことがない。計算高くて、偉そうだなんて、あんたは夕見のことを知らなさすぎる!あんたに夕見は絶対に渡さない!結婚を絶対認めない」と大爆発。
とにかく心を打たれました。
普段は好きなことを言い合っているなつと夕見子ですが、お互いのことをよく理解し、それを認めていますよね。
これからも、この姉妹のやりとりを見せてもらいたいですね。
京都アニメーションで起きた放火事件につきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、ご遺族ならびに関係者の皆さまに心よりお悔やみを申し上げます。また、現在も治療中にある方々におかれましては1日も早い回復をご祈念申し上げます。