朝ドラ「スカーレット」
ネタバレあらすじ感想
2019年11月5日(火)放送
スカーレット第6週テーマ
「自分で決めた道」
【スカーレット】ネタバレ6週32話|あらすじを最終話までお届け!
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川原家にて
父・常治が酔いつぶれている中、喜美子は母・マツに、明日には大阪へ帰ることを伝えます。
そして、川原家の近況を聞きますが、マツは口ごもり背中を向けるのでした。
寝ようとした喜美子ですが、マツには美術学校に行くことを打ち明けようとします。
「言うとかな、あかんことあるから・・・」
するとマツが、「嫌なこと?」と不安そうにするので、喜美子は「うちにとっては、嬉しくてニヤニヤしてしまう・・・」と、笑顔になります。
「お母ちゃんには分かってほしいねん、もう十八やし・・・」
マツは、相談の意図を察したかのように「もう十八やもんね、分かるよ」と、嬉しそうに顔をほころばせます。
マツは、すっかり喜美子の結婚話と思い込んだのでした。
喜美子の報告
喜美子は写真もあるといい、マツに見せようと奥の部屋に入りました。
その間に、常治が起き出します。
戻ってきた喜美子は、常治が起きているために報告をためらい、草間と再会したことを持ちだして話をそらそうとしました。
するとマツは、常治と十八で出会ったと明かすと、「十八で結婚考えるんは早いことないやろ?」と、明るい声を出すのでした。
マツが勘違いしていると分かった喜美子は、「結婚ちゃうわ!」と、否定します。
そして喜美子は、来年の春から働きながら美術の学校に通う事を、二人に話すのでした。
すると常治は、勝手なことをするなと言い、「ここで暮らせ言うたやろ!」と怒鳴り始めます。
そして、口を尖らせ「お前・・・ここで暮らしたい言うて泣いてたやないか」と、大阪に行く直前の頃の話を持ちだします。
すると、喜美子は冷静な表情で言います。
「あの頃の喜美子とは、ちゃうよ・・・お父ちゃん!」
喜美子の言葉に、常治は思わず言葉を失います。
喜美子は、正月に帰って改めて話すと言うと、明日大阪へ戻ると伝えるのでした・・・
翌朝の事
常治と仲たがいしたまま、喜美子は家を後にしました。
すると、三女の百合子が追いかけてきて、途中まで一緒に行こうと言います。
喜美子が学校の方向とは違う事を指摘すると、百合子は、母・マツの貧血の薬をもらいに病院に行くと言うのでした。
喜美子が代わりに行くと言うと、百合子は、大人が行ってはいけないといいます。
そこに慌てた様子の次女・直子が追いかけてきて、余計な事を言うなと言い、さっさと病院へ行くように百合子を促します。
喜美子は、直子にその意味を問いただすと、直子はバツが悪そうに黙り込むのでした。
その時、通学途中の信作が通りかかりました。
川原家の事情
信作が百合子に「また病院?」と聞くので、喜美子は信作に大人が病院に行けない理由を教えてほしいと詰め寄ります。
信作は「俺から話したら叱られへんよな?」と、百合子に前置きすると、病院のツケたまっていることを話します。
大人が行けば支払いを催促されるが、子どもが薬を取りに行けば見逃してもらえるため、百合子が病院へ行く役目だったと明かすのでした。
さらに「まあいろいろあるわな、3年もおらんかったら」と、信作は意味ありげに言います。
喜美子は、川原家の現実を突き付けられるのでした・・・つづく
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【スカーレット】ネタバレ6週32話|感想を最終話まで!
喜美ちゃんが信楽を離れて約3年。
【連続テレビ小説『スカーレット』第32回・矢部太郎さん】親と子。大人と子供。都会と田舎。それぞれがぶつかる様子に3年という時間が短くはなかったと感じます。前半のお母ちゃん……続きは https://t.co/rjQXq8Svrc #スカーレット #朝ドラ pic.twitter.com/WiOi2B7FiL
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) November 4, 2019
あの頃とは、大きく違うということが両親に突きつけられましたね。
大阪で夢を叶えたい喜美ちゃんと、信楽に残らせたい常治父さん。
そもそも、常治父さんの命令により、川原家を救うために大阪に就職した喜美ちゃんでした。
たしかに、大阪行きが決まった頃は、信楽を離れずに家族で一緒に居たいと涙をこぼして訴えていました。
しかし、大阪へ出て、ちや子さんやさださんのように、一人で生きている女性に接することで、考え方が大きく変わりました。
マツ母さんが持つ女の価値観とも、かけ離れています。
一人前の女中となって自信を深めた喜美ちゃんは、尊敬するちや子さんの勧めで『荒木荘』の仕事をしながら、絵の学校で学ぶという夢が目前に迫っています。
一方で常治父さんからすれば、川原家のお家騒動を収める役は喜美ちゃん以外にはありえません。
今までの経緯や、喜美ちゃんの夢は聞き入れられません。
常治父さんの言ってることは、誰が聞いても滅茶苦茶で理不尽ですが、常治父さんからすると、まだ子だと思っていた喜美ちゃんの成長ぶりに戸惑っている様子でしたね。
家の事情を明かさないマツ母さんも、喜美ちゃんを子ども扱いしていたのかもしれません。
川原家では浮いた存在の直子ちゃんですが、親の言いなりにならずに、自分の意見を正直すぎるほど通してしまう子だという見方もできます。
両親に3年の月日の変化を突きつけた喜美ちゃんですが、幼なじみの信作くんから突きつけられました。
信作くんといえば大野家の一人息子。
大野家は川原家を信楽に呼び寄せてくれた恩人で、ほぼ親戚みたいな関係ですから、川原家をよく知る事情通なことは間違いありませんよね。
川原家の危機は、妹・直子ちゃんと常治父さんの不仲だけではないことが判明します。
喜美ちゃんの夢見る未来が、大きく揺らぎそうで心配です・・・
ところで、キャラ変中の信作くんが、百合子ちゃんに「俺から聞いたんやったら怒られへんやろ」と気遣ったところは、あの頃のままの優しい子だと再確認させてもらえました♪
ではでは