朝ドラ「スカーレット」
ネタバレあらすじ感想
2019年11月15日(金)放送
スカーレット第7週テーマ
「弟子にしてください!」
【スカーレット】ネタバレ7週41話|あらすじを最終話までお届け!
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母・マツのお陰で自分の本心に気付いた喜美子。
喜美子は、マツと妹達に深野のことを話し出すのでした・・・
作業場の出来事・・・
絵付けに集中している深野を見ない方がよいと忠告されていた喜美子ですが、好奇心からその様子を見てしまいました。
奇声を上げながら絵付けをする深野の顔をのぞくと、へらへら笑っていたのです。
心配した喜美子が声をかけました。
「あ・・・見たな・・・。恥ずかしい・・・」と深野は照れます。
そして、笑う理由とともに、自分の半生を明かし始めました。
深野の半生・・・
かつては、美しい風景画を描く日本画家だった深野は、世の中から認めれた存在でした。
子どもの頃から絵を描くことが好きだった深野は、何を描いても両親から「ええよぉ~」と言われるのが嬉しくて、笑いながら描いていました。
しかし、戦争が始まり、従軍画家として大陸に渡って戦争画を描くようになります。
殺し合いを描く戦争画は、深野にとって受け入れられないものでした。
戦争が終わっても、絵は一生描けないと思い、ほかの仕事を転々としていました。
そんな時に出合ったのが、絵付け火鉢だったのです。
暖をとるためだけの火鉢に描かれた絵を見て「これが、戦争が終わったっちゅうことや!」と、平和を実感したといいます。
「火鉢に絵!ええよぉ!」そこからは絵付けに猛進します。
火鉢を使う人を思うと、幸せを感じ嬉しくて仕方なくて、笑ったり、踊りながら描いてしまうと明かします。
聞いていた喜美子も、涙を流しながら笑いました。
深野の問い・・・
そして、秘密を知られたからと言い、深野は、喜美子の気持ちを聞いてくれたのでした。
「そもそも君は・・・絵付けやりたいんか?絵付師になりたいんか?どっちや?」
喜美子は、お金を理由に答えに詰まりました。
深野は、何かする時に、お金がないことに気持ちが負けたらいけないと真顔になります。
そして再び、どうしたいのかと喜美子に問うのでした・・・
喜美子の決意・・・
マツと妹達に、深野との出来事を話した喜美子。
「覚悟があるかどうかやな」と、深野の質問の真意を口にします。
絵付師になりたいなら、基本からしっかりたたきこむと深野から告げられた喜美子ですが、答えを出せずに帰ってきたといいます。
そして、帰宅してマツから話を聞き、『永山陶業』で習うのは何か違うと喜美子は思ったと言います。
絵付けをやりたい?絵付師になりたい?・・・どちでもなく、ほかの誰でもなく、笑いながら楽しそうに作品と向き合う深野に学びたいと喜美子は語ります。
そして、三人の前でその答えを口にするのでした。
「決めた、うちはフカ先生の弟子になる!」
居酒屋『あかまつ』にて
「このおっさん、ごっついおもろいで、ほんまに」
父・常治が、隣席する男を、遅れてやって来た大野雑貨店の忠信に紹介しました。
忠信は、『丸熊陶業』の絵付けの先生だと常治に教えます。
「丸熊・・・絵付けの先生?」
深野と意気投合して上機嫌だった常治が、急におとなしくなるのでした・・・つづく
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【スカーレット】ネタバレ7週41話|感想を最終話まで!
「ええよ~」と「あかん」
フカ先生は…泣いてた?怒ってた?🤔#スカーレット pic.twitter.com/AsfhmzH4Bn
— 朝ドラ「スカーレット」第7週 (@asadora_bk_nhk) November 14, 2019
フカ先生が、へらへら笑いながら絵付けをする理由は、その生い立ちにありました。
子どもの頃から大好きだった絵を描く幸せな日々を送っていたのに、戦争で兵隊の戦う姿を描くことになり、心を打ち砕かれていたんですね。
『戦争画』について調べたところ、古くから世界中で描かれていました。
第二次世界大戦の時の戦争画は、戦争の悲惨さを訴えるものではなく、軍の宣伝や兵士の戦意高揚に利用されていました。
兵士たちと共に行動して戦地の最前線で描くため、フカ先生は悲惨な場面をたくさん見たのではないでしょうか。
日本陸軍には美術協会が設立され、新聞社主催の展覧会が各地で開催され、世界的な日本画の巨匠・横山大観さんをはじめ多くの有名画家も関わっていたそうです。
戦争が終わり、火鉢の絵で平和を実感したフカ先生の話は、心に闇を引きずる直子ちゃんの心にも響いたのではないでしょうか。
さて、再び笑いながら描く深野先生の生き方は、喜美ちゃんを大きく動かしましね。
いつも「ええよ~」だったのに、喜美ちゃんがお金を理由にためらうと、キッパリ「あかん!」という言葉にグッときましたね♪
絵付けそのものより、フカ先生のそばに居たいと思った喜美ちゃん。
喜美ちゃんは、また人生の師と出会えたのではないでしょうか。
マツ母さんや、直子ちゃん、百合子ちゃんに話すことで自分の気持ちに整理がついて決意を固めた喜美ちゃんですが、弟子になるためには、数々のハードルが待ち受けています。
フカ先生の許可、食堂の仕事との折り合い、何より最大の難関は、わからずやの常治父さんの理解でしょうか・・・
そんな喜美ちゃんの知らないところで、常治父さんとフカ先生がご対面。
明日も見逃せない展開になりそうですね♪
ではでは