朝ドラ「スカーレット」
ネタバレあらすじ感想
2019年11月29日(金)放送
スカーレット第9週テーマ
「火まつりの誓い」
【スカーレット】ネタバレ9週53話|あらすじを最終話までお届け!
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『あかまつ』の帰り道
絵付係の四人の事実上のお別れ会は、楽しい宴となりました。
「残りの日々、旅立たはる時まで、よろしゅうお願いします」
喜美子は、立ったまま眠るほど酔った師匠・深野と、兄弟子たちに感謝を込めて挨拶するのでした・・・
川原家にて・・・
喜美子が夜遅くに帰宅すると、父・常治と母・マツが待ち構えていました。
酒に酔っていない常治が、喜美子を座らせます。
思いつめた表情のマツが「フカ先生、辞めはるんやろ?」と切り出しました。
「クビになったんやろ、先生が」常治も口を開きます。
『丸熊陶業』は社長が変わり、絵付け職人が全員クビになったという噂を聞いたマツは、町の人が喜美子のことを心配していると不安な顔を浮かべました。
喜美子は、いい加減な世間話だと言い腹を立てます。
しかし常治は、「お前が分かってへんだけやろ」と、頭ごなしに言い放ちます。
「クビやない!新しいことに挑戦するんや!」喜美子は訴えました。
そして、いくつになっても学ぼうとしている深野は「世間がなんと言おうと素晴らしい人間や!」と叫ぶと、常治をにらみつけるのでした。
一瞬、家の中が静まりました。
父・常治の思い・・・
すると、常治が静かに語り始めるのでした。
夏の暑さの中、滝のような汗にまみれ、汗疹で体が辛くとも、それでも仕事だからやらなければならないと話しだします。
そして、「おまえは、世間の何を分かっとんねん・・・」と、顔をゆがめるのでした。
やりたいことをやって、それで食える人間がどれだけいるのかと常治は問います。
仕事は生きるための義務で、その仕事を好きになったことなどは、一度もないといいます。
そのうえ、一生懸命に働いても、進学したい娘の願いを聞いてやることもできず情けないと、辛い胸の内をさらけ出します。
そして、小さく一呼吸すると、深野先生のような人間だけが素晴らしいと思うなら「・・・出てってくれ」と、力なく喜美子に告げるのでした。
目に涙を浮かべて聞いていた喜美子は、何も言うことが出来ません。
隣室でこっそりと聞いていた百合子も、常治の思いを知り一人涙ぐんでいました。
喜美子は、夜風にあたりながら、常治の言葉を噛みしめるのでした・・・
火まつりの日・・・
火まつりは、陶芸の町ならではの夏祭りです。
町の真ん中の神社から山の上の小さな社まで、陶工たちが松明(たいまつ)を担いで登り、火の神様に感謝を捧げます。
神社に続々と人が集まってきました。
役場に勤める信作は、広報担当としてカメラのシャッターを切っています。
喜美子は、信作に、『信楽初の女性絵付師』として深野と一緒に参加すると胸を張るのでした・・・
夜が更け・・・
喜美子は、深野、池ノ内、磯貝、八郎たちと一緒に山頂を目指して歩き出しました。
しかし深野は、途中でさっさと引き返してしまいます。
山の上に着いた喜美子は、社で手を合わせます。
喜美子はこの時、あることを心に決めていたのでした・・・つづく
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【スカーレット】ネタバレ9週53話|感想を最終話まで!
信楽太郎のオンステージは叶わず・・・
【連続テレビ小説『スカーレット』第53回・矢部太郎さん】最初はきみちゃんのことを心配する気持ちから話そうとしたはずのお父ちゃん。そしてお父ちゃん、お母ちゃんに心配かけまい……続きは https://t.co/JIBaauQp4B #スカーレット #朝ドラ pic.twitter.com/f3IPfyp8Oa
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) November 28, 2019
雄太郎さんが歌いに来くるのでは!?と、密かに期待していたのですが・・・残念でした。
さて、信様は、八郎さんに何を言っていいのか固まり焦った挙句に「演歌歌手呼べんかったー!」 と謎の発言でしたね。
やはり、キャラ変したとはいえ、素は人見知りのおとない性格はそのままなのかも・・・
そして、演歌歌手が来るような盆踊りナイトを想像していたところ、かなり勇壮なお祭りでした。
ところで、今日の親子対決は、胸を締め付けられました。
マツ母さんの深刻な表情もそうですが、お酒を飲まず待っていた常治父さんは、とてもシリアスでした。
常治父さんもマツ母さんも、喜美ちゃんを心配するが故の行動でした。
確かに噂通り、現実は、会社の路線変更によるリストラです。
「クビ」という表現は間違ってはいないですよね。
しかし、喜美ちゃんは、『深野組』の解散の高揚感が強かったのか、クビではないと言い張った上、言ってはいけないことを口にしてしまったような気がします。
喜美ちゃんを諫めるような常治父さんの一つ一つの言葉に、歳を重ねた常治父さんの思いが込められていました。
百合子ちゃんの進学のことも、想像以上に気にしていましたものね。
本当は、娘達のしたいことを応援したい常治父さん。
本当は喜美ちゃんの時も、高校へ行かせたかったのでしょう。
さて、火まつりでの喜美ちゃんは、一皮むけたように凛々しかったですね。
火まつりでどんな誓いを立てたのか、明日が待ちきれませ~ん♪
ではでは