『スカーレット』ヒロイン喜美子の兄弟子のキャスト・池ノ内富三郎(1番さん)役は、俳優・夙川アトム(しゅくがわ)さんです。
師匠の深野の一番弟子の気になる役どころと、キャストの夙川さんについてご紹介します。
もくじ
【スカーレット】キャスト弟子・池ノ内(1番さん)のその素顔とは!?
『スカーレット』のキャストで、絵付師の一人『池ノ内富三郎』のキャラクターを探ります。
池ノ内富三郎(いけのうちとみさぶろう)役
夙川アトム(しゅくがわ)
「1番さん」と呼ばれる池ノ内富三郎は、絵付師・深野心仙の弟子です。
弟子のリーダーとして、師匠の仕事を支え、『深野組』を取りまとめます。
理解のある兄弟子として、絵付けの修行を積む喜美子を優しく見守ります。
師匠・深野の1番弟子のため「1番さん」と呼ばれる池ノ内。
深野の門を叩いた時から、住み込みで絵付け修業に取り組みます。
無給で、朝から晩までみっちりと修業する1年を送った後に絵付師になりました。
ちなみに、喜美子が弟子入りするまでに、深野には過去8人の弟子が居ますが、1番と2番以外は続きませんでした。
池ノ内は、美術学校を首席で卒業した経歴を持っていますが、そのことを自分からひけらかすことは決してありません。
『深野組』の解散式では、深野の指名で乾杯の音頭を取りました。
なお、『丸熊陶業』を去った後は、京都の土産物屋で絵付け教室の先生になりました。
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【スカーレット】キャスト弟子・池ノ内役|夙川アトムさんのプロフ
お笑い芸人としても、大注目された夙川さん。
池ノ内富三郎を演じる、夙川アトム(しゅくがわ)さんは、1979年(昭和54年)12月22日生まれ。
出身は兵庫県。ASH&Dコーポレーション所属の俳優です。
本名は、田中博之(たなかひろゆき)さん。
芸名の「夙川(しゅくがわ)」は、出身地の西宮を流れる川と阪急神戸線の『夙川駅』に由来しているとのことです。
夙川アトムさんは人気お笑い芸人だった!
今でこそ俳優として活躍中の夙川さんですが、元・お笑い芸人さんです!
1999年から4年間、同級生3人で組んだコントユニット『昭和サーカス』として活動します。
その後、ユニットを解散し、事務所も移籍してピン芸人として活動を開始。
地道に活動して2008年に、深夜バラエティ番組『あらびき団』でテレビ初出演を果たし、人気に火がつきます。
2009年には、ピン芸人コンクール『第7回R-1ぐらんぷり』に出場し、予選で敗退するものの、友近や天津木村など強力なライバルを押しのけて、敗者復活戦から見事に決勝進出しました。
『R-1ぐらんぷり』で知名度を上げた夙川さんは、単独ライブを開催するほど人気が高まりました。
2010年には、映画『俺の切腹』で主役デビューし、その高い演技力を評価されます。
そして、2011年に惜しまれながら芸人活動を休止し、翌2012年から俳優業に専念します。
ちなみに夙川さんが移籍したプロダクションは『ASH&Dコーポレーション』で、夙川さんが昔から憧れていたコントユニット『シティーボーイズ』(大竹まこと、きたろう、斉木しげるで構成)が、所属しています。
プロダクションを移籍し、役者に専念した夙川さんは、現在、テレビドラマや映画、CMなど、幅広く活躍しています。
過去に、ピン芸人として活躍していた夙川さん。
R-1で知名度上げた、怪しい業界人をシュールに伝えるフリップ芸が有名です。
「もーもーのろーたー(桃太郎)」「ずきあかのちゃんねー(赤ずきんちゃん)」「チャンバー(おばあちゃん)」などの、業界風言葉を駆使したギャグが受けていました。
その短編アニメは、夙川さんが脚本を担当した『ちゃいちーのろーたーくん』で、業界に憧れる小学生ろーたーくんをシュールに描いた作品でした。
夙川アトムさんは『べっぴんさん』大急の小山!
朝ドラは2作目の出演となる夙川さん。
1作目の『べっぴんさん』(2016年)では、ヒロイン坂東すみれの『キアリス』が、テナント出店する『大急百貨店』の営業主任の小山古太郎(こやまこたろう)役で出演しました。
小山は、「うちは大急ですから」と、何かと上から目線でイラつかせながらも、どこか憎めないキャラクターで存在感を発揮しましたよね。
そしてドラマ終了後には、夙川さんが演じる小山が主演のスピンオフドラマ『恋する百貨店』が放送されました。
このスペシャルドラマは『キアリス』の売り子・悦子様と小山が結婚する純愛物語。
本編ではクールなキャラだった、二人の恋模様が話題になりました。
また数年後の、小山家を描いたスペシャルドラマも期待したですね~♪
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夙川アトムさんは泣かせるほどの歌唱力
夙川さんは、並外れた歌唱力があることでも知られています。
2009年に出演した『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』では、並み居る歌うま芸人を押しのけ、決勝まで進出。
決勝では、惜しくも、渡辺直美さんに敗れたものの、芸風からは想像できない美声と声量で、審査員や観客の度肝を抜きました。
審査員を務めていた小川菜摘さん(ダウンタウン浜田雅功の妻)は、夙川さんの歌った『青春の影』を耳にして、感動して涙を流したそうです。
夙川アトムさんの最近の出演経歴
NHK朝ドラは、 『べっぴんさん』(2016年)小山小太郎役、そして、『スカーレット』(2019年)が2度目の出演です。
TVドラマは、『女子的生活』(2018年、NHK)銚子ディレクター役、『正義のセ』(2018年、日本テレビ)榎戸修役、『チア☆ダン』(2018年、TBS)坂木文彦役、『昭和元禄落語心中』(2018年、NHK) アマケン役
『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』(2018年、テレビ朝日)市瀬徹役、『インハンド』(2019年、TBS)園川直継役、『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』(2019年7月9日、TBS)、『4分間のマリーゴールド』(2019年、TBS)岡部医師役に出演しています。
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【スカーレット】キャスト弟子・池ノ内富三郎役の夙川アトムさん|まとめ
フカ先生の弟子の1番さんこと、池ノ内富三郎を演じた夙川アトムさん。
人気お笑い芸人の頃をみじんも感じさせないほどの、自然なたたずまいが魅力の役者さんですよね。
『べっぴんさん』で演じたクセのあるキャラクターも、『スカーレット』での懐の深い穏やかな役も、違和感なくこなす演技派の俳優さんです。
今後も、テレビや映画、CMなどを通じて活躍が見られそうですね♪