朝ドラ『スカーレット』ではドラマ全編に渡って、『師匠と弟子』の関係が描かれています。
ここでは『弟子』をテーマに、【前編・1~14週】の師匠と弟子の関係を紐解いてみます。
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もくじ
【スカーレット】キャスト弟子|喜美子の弟子歴一覧
ヒロイン喜美子は幼い頃から師匠と呼べる人々のもとで、成長を重ねてきました。
そして喜美子は、夫で陶芸家の八郎と共に立ち上げた『かわはら工房』で松永三津などの弟子たちを迎え入れていきます。
『スカーレット』制作統括の内田ゆきさんは、インタビューで「横の繋がりと同時に縦の繋がりをしっかり描きたい」上の世代から受け取り、下の世代に渡していくと語っています。
ヒロイン喜美子が、陶芸家として、母として次の世代に伝えていく物語とのことです。
まずは、喜美子の弟子歴を整理してみましょう。
弟子エピソード1|『草間流柔道』に弟子入り!
『スカーレット』で最初に『弟子と師匠』の関係が描かれたのは、ヒロイン喜美子が子ども時代、居候の草間宗一郎から学んだ『草間流柔道』です。
【師匠】草間宗一郎(佐藤隆太さん)
【弟子】喜美子(川島夕空ちゃん)、照子(横溝菜帆ちゃん)、信作(中村謙心くん)、次郎(溝上空良くん)、近所の子どもたち
『草間流柔道』のキッカケは、川原家に取り立てに来た借金取りを、柔道技で投げ飛ばした草間の姿に憧れた喜美子の願いから始まりました。
草間は、勝ち負けではなく、たくまさしさ、やさしさ、本当に強い人間、人を敬う大切さを教えます。
柔道を学んだおかげで、子どもたちのいさかいが無くなり、礼儀も姿勢も良くなったため親たちは大喜びします。
『草間流柔道』で学んだ精神は、大人になっても喜美子たちの心の支えとなっています。
ちなみに、喜美子がたびたび発する掛け声「とやっ」は『草間流柔道』の掛け声です。
弟子エピソード2|『荒木荘』女中修業に弟子入り!
中学卒業後に大阪の『荒木荘』で女中になった喜美子にも師匠がいました。
【師匠】大久保のぶ子(三林京子さん)
【弟子】喜美子(戸田恵梨香さん)
当初、大久保からは若過ぎるため女中の仕事は無理だと言われ、喜美子は一度信楽へ帰ることを決意。
しかし、大久保の仕事に感銘を受けた喜美子は「いつか、あんたにしかできひん、参りましたと言わせてみたい!」と必死にアピールして、女中修行がスタートしました。
百戦錬磨の女中のスペシャリスト・大久保の指導は厳しいもので、喜美子は休む間もなく徹底的に仕事を叩き込まれました。
給料の安さを補うために『内職』をさせるなど、大久保は厳しさの中にも随所にやさしさを見せます。
喜美子は、辛いことがあると「大久保!とやあ~!」と、枕相手に柔道技でストレスを発散して乗り切りました。
一人前になるまで信楽に帰らないと誓った喜美子は、大久保の背中を追ってひたむきに努力することで、師匠・大久保が認める女中に成長しました。
同時に大阪での3年間は、喜美子自身の人間性を高めた時間でした。
弟子エピソード3|『丸熊陶業』の絵付師に弟子入り!
家の事情により、大阪から信楽に帰郷した喜美子は『丸熊陶業』に就職。
そこで、絵付師・深野心仙(ふかのしんせん)に出会います。
【師匠】深野心仙(イッセー緒形さん)
【弟子】池ノ内富三郎(夙川アトム)、磯貝忠彦(三谷昌登)、喜美子(戸田恵梨香)
絵付けに魅了された喜美子は、フカ先生こと絵付師・深野のもとで、9番目の弟子「キュウちゃん」として弟子入りし修業を始めます。
名の知れた日本画家だった深野は、従軍画家として参加した戦争で心に傷を負い、画家を辞めたほどでした。
戦後に絵付火鉢を見て平和を実感すると、深野は絵付けを楽しみます。
喜美子は、「修行に近道はない」と言う深野の教えを守り、寝る間も惜しみ、ひたすら技術の習得に明け暮れ、信楽初の女性絵付師になりました。
喜美子は深野から、どんな時でも仕事を楽しみ、何歳になっても学ぼうとする姿勢を教わりました。
また、1番さんこと池ノ内と、2番さんこと磯貝ら『深野組』の心優しき兄弟子たちも喜美子を応援し、成長を一緒に喜んでくれました。
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弟子エピソード4|十代田八郎に陶芸を学ぶ!
絵付け火鉢の需要が減る中で、朝夕の時間を利用して、『丸熊陶業』の陶工・十代田八郎(そよだはちろう)から陶芸を学んだ喜美子。
【師匠(先生)】十代田八郎(松下洸平)
【弟子(生徒)】喜美子(戸田恵梨香)
八郎と喜美子は、師匠と弟子というよりは、先生と生徒の関係です。
喜美子に対して八郎は、作り手の気持ちが作品に反映されると説き「心は伝わる」と、ものづくりの姿勢を伝えました。
陶芸を通して惹かれ合った二人は、やがて結婚しました。
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【スカーレット】キャスト弟子|かわはら工房の弟子たち
結婚した喜美子と八郎が、自宅敷地内で立ち上げた『かわはら工房』。
八郎は弟子を取る気はないのですが、致し方ない経緯で弟子を預かるようになります。
弟子が入ることで、喜美子と八郎の関係は新たな局面を迎えていくことになります。
かわはら工房の弟子1・2|畑山順・稲葉五郎
『窯業研究所』の所長・柴田の紹介で弟子入りするものの、ケンカが絶えなかったため辞めさせます。
修行中は雑用しかさせてもらえなかった二人は、八郎の『釉薬』の研究を記録したノートを盗みに入りますが、失敗に終わりました。
かわはら工房の弟子3|松永三津
喜美子の絵付師時代の兄弟子・池ノ内と磯貝の紹介で、弟子入り志願に来た松永三津。
辞めさせた弟子に盗まれたノートを取り返した三津は、喜美子の推薦で弟子入りを果たします。
日本中の陶芸の地を回るほど意欲的で研究熱心な三津は、『かわはら工房』に新しい風を吹き込むことを期待されているのですが・・・
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【スカーレット】キャスト弟子【前編】|まとめ
『スカーレット』に登場する弟子と師匠のキャストを紹介させていただきました。
師匠のもとで成長する弟子は、『スカーレット』の普遍的なテーマの一つといえるでしょうね。
以上【前編・1~14週】の弟子と師匠を整理してみました。
ドラマ後編にかけて、続々と弟子が登場するとされています。
どんな弟子たちが登場するのか、どんなエピソードを巻き起こしてくれるのか、興味は尽きませんね♬~
ではでは