朝ドラ「エール」
ネタバレあらすじ感想
2020年3月31日(火)放送
エール第1週テーマ
「初めてのエール」
【エール】ネタバレ1週2話|あらすじを最終話までお届け!
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裕一の誕生・・・
明治42年(1909年)8月。
福島県内で有数の呉服屋『喜多一(きたいち)』に、待望の跡取り『古山裕一(こやまゆういち)』が誕生しました。
子宝に恵まれず、あきらめかけていた母・まさは、喜ぶと同時に責任を果たした安堵感にひたります。
そして、喜びを爆発させる父・三郎は、『喜多一』の四代目です。
三郎は、3人兄弟の末っ子でしたが、兄二人が亡くなったため急遽店を継いでいました。
三郎は、あまりの嬉しさから、日本に数台しかない高価な『レジスター』を購入してしまうのでした。
・・・そういう性格の男でもありました。
それから10年・・・
両親の愛情を受け過ぎて育った裕一は、はたから見ると心もとない子どもでした。
運動も武道もまったくダメで、緊張すると言葉がうまく出ません。
自分の内面をうまく表現できず、他人との距離を遠くに感じている子どもでした。
そのため、いつも同級生たちからいじめられています。
抵抗したくても、作り笑いを浮かべてやり過ごすしかない少年でした。
ある日・・・
裕一は、川のほとりで花をスケッチしていました。
そこにやって来たいじめっ子の史郎と太郎が、裕一をからかいました。
さらに、気の強そうな少女・とみがやって来て、「うちの店の方が金持ちだわ」と言って裕一の父・三郎のことをばかにします。
史郎と太郎は、裕一ととみのどちらが金持ちか、喧嘩で決着をつけろと言い出しました。
そして、審判役に『乃木大将』と呼ばれるガキ大将・村野鉄男(むらのてつお)を呼んだのでした。
喧嘩などするつもりがない裕一が、帰ろうとした時です。
とみは、裕一の『どもり癖』は、三郎が商売下手だからだと再びばかにします。
すると、裕一がめずらしく険しい表情になります。
「お、お、お・・・おなごだからって、手、手抜かねえからな・・・」
裕一ととみの取っ組み合いがはじまりました。
が、・・・あっけなくとみの勝ちで決着がつくのでした。
負けても作り笑いをする裕一に、鉄男が言います。
「おめえみてえな『づくだれ(意気地なし)』が大っ嫌えだ!」
そして、街で見かけたらぶっ飛ばすと告げて、立ち去るのでした。
『喜多一』にて・・・
突然、まさの兄・権藤茂兵衛(ごんどうもへい)がやって来ました。
茂兵衛は、県内でも有数の資産家で、銀行を中心に様々な事業を手掛けています。
優れた実業家の茂兵衛は、商売下手な三郎を見下しています。
三郎は、茂兵衛の前では、作り笑いを浮かべるしかありませんでした。
裕一の部屋にて・・・
肩を落として帰宅した裕一。
その土で汚れた顔を見た三郎は、裕一の事情を察します。
「裕一、入るぞ」と、声をかけ部屋に入った父・三郎。
三郎は、何でもいいから夢中になるものを探せ「それがあれば生きていけっから」と、裕一を励まします。
三郎から夢中になるものはあるかと聞かれた裕一は、「山と川」だと答え、しゃべらなくて済むからだと理由を言います。
思わぬ答えにうろたえた三郎は、苦し紛れに、舶来品の新しいレコードを買ったから一緒に聴こうと誘いました。
しかし、裕一は興味を示さないのでした。
居間にて・・・
三郎は、自慢の『蓄音機』でレコードを流し始めました。
それは、三郎にとって初めて買った西洋音楽で『威風堂々』という曲でした。
しばらくすると、その音に誘われるように、裕一がやって来ました。
裕一は、蓄音機の前に座ると、みるみる目を輝かせていきます。
その音色は、裕一の心に深く響き渡ったのでした・・・
つづく
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【エール】ネタバレ1週2話|感想を最終話まで!
内気ボーイの両親に注目!
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ドラマのキックオフ的な展開の第1話を経て、第2話は【エール】で本格スタートしました!
老舗呉服店の五代目を期待されて、愛情いっぱいに育てられた裕一くん。
絵にかいたようなダメ店主の父・三郎役は、日本を代表する名優の唐沢寿明(からさわとしあき)さん。
そして、優しく包み込む母・まさ役は、元アイドルで知性的な雰囲気の菊地桃子(きくちももこ)さんです。
両親の性格は、子どもの人間形成に大きな影響を与えますので、お父さんとお母さんにも注目ですよね♪
さて、何不自由の無いお坊ちゃま育ちで『不器用で内気』の裕一くん。
いじめられっ子とのことで、一抹の不安が広がります・・・
そして、いじめっ子で登場の史郎くんと太郎くんと、男勝りのとよちゃんが登場!
ちょっとネタバレになりますが、史郎くんと、とよちゃんは、大人になってからも登場します(第4週、第5週の予定)。
びっくりする変貌ぶりになるかもしれませんのでよく覚えておいてくださいね。
そして、弱々しい裕一くんを、鋭い視線でにらみつける乃木大将!
まさに、大蛇に睨まれた子猫・・・
乃木大将とは?
『乃木大将』とは、日露戦争において英雄となった乃木希典(のぎまれすけ)氏という軍人が由来とのことです。
乃木氏は、晩年は昭和天皇の教育係を務めた教育者でした。
仕えていた明治天皇の大喪の礼(葬儀)を見届けたその夜に、戦争中の責任を取って妻と一緒に自害したそうです。
その死は、日本国内にとどまらず、欧米でも報道されました。
葬儀は、日本国民だけでなく、世界中から葬儀に掛けつけるなど『世界葬』と表現されるほどだったそうです。
死後、各地にある『乃木神社』や『乃木坂』も、乃木氏が由来とのことですよ。
【エール】には、松井玲奈さんが出演しますが、松井さんが所属していた『乃木坂46』の乃木大将が由縁といってよいかもしれませんね♪
『乃木大将』とは、当時の日本の子どもたちの間で尊敬の念も込めて、呼んでいたの愛称なのでしょうね。
つまり、鉄男くんは傍若無人なガキ大将ではなく、強くて人格者なのかもしれませんね。
鉄男くんとの出会いは、裕一くんの人生に大きな影響を及ぼすのかもしれません♫
ではでは