あさが来た ネタバレあらすじ 2週・12話 【10月10日(土)】

NHK連続テレビ小説「あさが来た」
ネタバレあらすじ2週
2015年10月10日(土)放送
あさが来た2週テーマ「二つの花びら」

あさが来た ネタバレあらすじ 2週・12話

あさと新次郎の婚礼は、ひとまず延期する話になりました。

やがて二人きりの席になって、あさは新次郎に、こんな大変な時に図々しいお願いをしてしまい、申し訳ありませんでしたと詫びます。

あさ_新次郎12新次郎はいつもの顔に戻って、あさに言います。

最初に文を見た時には、あまりの威勢のいい文字に「果たし状」かと思ったと笑います。

そして、「うれしかったで」と付け加えるのでした。

惣兵衛は確かに難儀な奴かもわからん、でも、子供の頃はおもろいええ奴だった。今はもうそれを信じる事しかできない・・・。
お姉さんを励ましたあげてと言い、新次郎は部屋を出ます。

想像以上に、兄の死に打ちひしがれる新次郎の背に、あさは、お兄さん分まで生きてほしいと頼むのでした。

やがて、姉・はつの嫁入りの日となりました。
はつは伏見の船着き場からふゆとお供を連れて、一足早く旅立ちます。やがて動き出す舟を、あさはたまらず追いかけます。

あさ_はつ2W11

そして、ついに舟が遠く見えなくなってしまうと、あさは声を上げて泣き出してしまうのでした。

そして、半年後。
秋の気配の立ち込める中、あさの嫁入りの日が来ました。

嫁ぎ先の加野屋では、あさの嫁入りを家族や店の者が総出で迎えます。そして、あさは加野屋に近づくと行列の中から進み出て、戸惑ったようにあたりを見まわします。
新次郎の姿が、見えません。

あのう・・・新次郎さんは・・・」と訪ねるあさに、主・正吉は口ごもってしまいます・・・

すると、店の者が、新次郎は自分の婚礼を忘れて、三味線を持って紅葉狩りに出かけてしまったと言います。

あさ_びっくりぽん
あさは、白無垢のまま呆然と立ち尽くすのでした・・・
「びっくりぽんや!」

つづく

あさが来た 2週・12話・感想まとめ

▮【今日のリアル今井家方面】

いよいよ大阪に二人とも嫁いでしまいました。来週からは大阪での物語が始まります。

というわけで、この物語のモデルとなっている「リアルあさ&はつ」をちょっとまとめてみますね、でも、このドラマ、あまりにも史実にマッチしていてびっくりぽんです。

ご本人・浅子さんと姉・春さんの話です。

浅子さんと春さんはチョット微妙な関係にあります。

ここだけが、大きくドラマと異なるところです。
忠政図

 

 

 

 

 

春さんは、六代目・三井高益(たかます)さんが48歳の時に外のご婦人に産ませたお子さんでした。
高益さんと正妻さんの間には、1男3女のお子さんがいたのですが、みなさん幼くして亡くなってしまいました。

そして、三井南家から高喜(たかよし)さんが養子に入って、6代目・高益さんの家督を継いで7代目となります。

その2年後に浅子さんも6代目とよそのご婦人との間に生まれます。

浅子さんは2才になると、26歳年上の7代目・高喜さんの「義妹」として三井家に入りますが、浅子さんより3歳年上の春さんは、7代目・高義さんの「養女」として三井家に入ります。

つまり、リアルでは・・・
7代目・高義さんは26歳年下の妹・浅子さんの結婚式と、23歳年下の娘の結婚式を1865年の春に執り行ったと言う事になります。でも、二人は六代目・高益さんの異母姉妹という事ですね。

1865年三月下旬。かぞえ17歳の浅子と20歳の異母姉・春は、京郎の豪商・三井家(三井出水家)の7代目当主・三井高喜(たかよし)と、その妻たちに付き添われて、伏見から三十石船に乗り淀川を大阪へと下ります。

ドラマでは、お姉ちゃんはお付きのふゆと船で出ましたが、実際は家族一同で出かけたようです。

三十石船の大きさは、長さ五十六尺(17メートル)、幅八尺三 寸(2.5メートル)、定員は31名、船頑4名と決められていたようで、結構大型の川船ですね。

普通のライン下りの船が12~15名程度ですから、タクシーに対してリムジンって感じだったんでしょうかね。

夜更けに天満橋の船着き場に着いた一行は、三井の大阪別荘に泊まります。

浅子は4月3日に肥後橋の加島屋で、広岡信吾郎と祝言を上げ、姉・春もまた9日に大阪一の老舗両替屋・天王寺屋五兵衛に嫁ぎました。

大阪での慶事を無事済ませた高喜は17日に帰京したとの記録があります。

忠興図

 

 

 

 

 

 

さぞかし、お父さんお疲れだったでしょうね。

やはり、この浅子と春の結婚は早くから決まっていたようですね。

浅子と信五郎、春と五兵衛。この2組の結婚は、浅子と春が三井家の人間になった時点で、すでに家同士で約束されたことだったそうです。
▮【今日のリアル新次郎方面】

親戚同士が結婚や縁組みをすることを「重縁(じゅうえん)」というそうですが、三井家と加島屋(広岡家)は、その重縁の関係にありました。

これも豪商同志が手を結び、財産の散逸を防ぐための手立てでした。

まあ、なんでそんな事を?と、疑問符のつくところですが、詳細はまた別の機会に譲りますが、ホントにとんでもない程の資産家ファミリーなんですよ、この当時の「豪商」と言われる方々は・・・

広岡家は現在の大同生命保険の創業家で、浅子が嫁いだ頃、「天下の台所」浪花で鴻池家と肩を並べる豪商でした。家業は両替商です。

あさ_新次郎_図

 

 

 

 

 

 

信五郎はその広岡家八代当主・久右衛門正饒(まさあつ)の次男で、若くして「新宅」と呼ばれる分家に養子に出されます。

正饒(まさあつ)は、二人が結婚した四年後の明治2年(1869)に他界しますが、本家の嫡男である長男は早世、次男の信五郎が養子に出ていたため、三男の正秋が本家の家督を継ぐことになります。

しかし、正秋はかぞえで26歳とまだ若い、しかも維新政府が成立して程なく、戊辰戦争の名残りがくすぶる騒然たる時代でした。

年上の信五郎が後ろ盾となり、妻の浅子も加島屋を盛り立てていかざるを得なかったのでした。

▮【今日のリアルあさ方面】

信五郎は、商いはすべて番頭任せ、謡曲だ茶の湯だと趣味三昧の御殿様暮らしを続けていました。

当然、浅子もお姫様扱いされることになりますが、幸い、信五郎はおっとりした性格で、浅子に対してあれこれ口うるさく指図する人ではなかったようです。

ここはドラマの通りですね。

特に有り難かったのは、実家の三井家では婦女子には不要と堅く禁じられていた読書をしていても、信五郎は全くとがめなかったことでした。

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男勝りでお転婆だが、人一倍利発で知識欲も旺盛な新妻の浅子は、堰を切ったように書物をむさぼり読むようになります。

浅子を嫁がせる際、三井出水家ではある不安を覚えていたそうです。

独立心の強い浅子は、家同士で決めた結婚に不満を抱いて嫁ぎ先と不和を生じ出戻ってくるかもしれない。

そこで、浅子には「もし、出戻るようなことがあれば剃髪して尼寺に入れる!」と、脅しに近い条件を突き付けていたそうです。

ところが、加島屋ではまるで水を得た魚のように、自由奔放に夢に向かって羽ばたくのでした。

さてさて、そんなリアルあさの経緯でしたが、ドラマはいかに・・・

来週は
13話10月12日・月曜
あさの初夜上手投げ事件!!
14話10月13日・火曜
惣兵衛照れ笑い白ヘビ返上?
15話10月14日・水曜
はつの幸せ笑顔にあさ嬉し!
16話10月15日・木曜
なんでどす虫がうずき出す!
17話10月16日・金曜
新次郎の夜遊びの現場発覚?
18話10月17日・土曜
出したらあかんで!!・・・

の6本です。
ではでは

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