朝ドラ【エール】キャストとして、ミュージカルで活躍する女優・小南満佑子(こみなみまゆこ)さんが出演!
小南さんが演じる夏目千鶴子(なつめちづこ)の役柄やモデル情報をお届けします。
さらに、夏目さんの出身校や恋人の噂もお届けします。
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もくじ
【エール】キャスト夏目千鶴子役・小南満佑子さん|役柄やモデルは誰?

音の同級生・夏目千鶴子
音のクラスメートで、強力なライバルとなります。
千鶴子は、最年少で『帝国コンクール・金賞』を受賞するなど、10年に1人と言われる逸材です。
音楽に対してストイックな姿勢を見せ、音に影響を与えます。
音楽学校卒業後は、ニューヨークへ音楽留学。時折、音に近況を伝える手紙を送ってきています。
(第7週より登場)
夏目千鶴子のモデルは、戦前に活躍したソプラノ歌手の関屋敏子(せきやとしこ)さんです。

夏目千鶴子のモデル・関屋敏子さん
由緒ある家柄のお嬢様として育った敏子さんは、『東京音楽学校』で挫折を経験しました。
しかし、イタリアに渡って成功し『世界のプリマ・ドンナ』と呼ばれるまでになります。
ところが、結婚生活のつまずきと創作活動への悩みから、37歳の若さで自ら生涯を終えてしまった、悲運の人でもありました。
【エール】キャスト夏目千鶴子のモデル|関屋敏子さんの波乱万丈の人生とは?
【エール】に登場する夏目千鶴子のモデル・関屋敏子さんは、波乱万丈の人生を送りました。
筋金入りのお嬢様は天才少女
代々に渡り福島『二本松藩』の御殿医として仕えた家柄の、関屋家に生まれた敏子さん。
母方の祖父は、アメリカ『南北戦争』で活躍した勇将で、明治政府の外交顧問を務めたチャールズ・ルジャンドルさんです。

敏子さんの祖父は、仏国生まれの米国の外交官
敷地2000坪の豪邸に育った敏子さんは、4歳の頃から琴、舞踊、長唄を習うなど音楽の才能を伸ばしていきます。
小学3年の時には、明治天皇の皇后陛下『御前演奏』の独唱者を務めました。
『東京音楽学校』で挫折
成長した敏子さんは、【エール】キャスト双浦環のモデルである、オペラ歌手・三浦環(みうらたまき)さんに師事するようになりました。

世界的オペラ歌手・三浦環さん
三浦さんの推薦によって、イタリア人テノール歌手のアドルフォ・サルコリから声楽を学びます。
17歳になった1921年(大正10年)には、『東京音楽学校』の声楽科へ入学しました。
しかし、音楽家の登竜門である同校は、敏子さんにとって辛い経験となりました。
同校のプロフラムはドイツ系でした。これまで、イタリア系声楽を学んでいた敏子さんは、校内で異端視扱いを受けて苦しみます。
悩んだ末、敏子さんは退学する道を選ぶのでした。
『世界のプリマ・ドンナ』へ
『東京音楽学校』を退学した敏子さんは、イタリアへ音楽留学します。
イタリア音楽界の名指揮者スキャボニーに師事すると、三大オペラと呼ばれる『椿姫』『ルチア』『リゴレット』を、わずか1か月たらずでマスターします。

20代前半の頃の関屋敏子さん
努力を重ねて留学2年目には、世界最古の音楽大学『ボローニア大学』から、日本人初となる『ディプロマ(特別卒業証書)』を授与しました。
さらに、ミラノにあるイタリアオペラ界の最高峰の歌劇場『スカラ座』のオーディションに合格。
その後の目覚ましい活躍により、イタリア国内だけでなく、フランス、スペイン、アメリカ、ドイツ、中国など世界中からオファーが届くようになり『世界のプリマ・ドンナ』と呼ばれるようになりました。
日本国内でも公演を開催したり、レコードリリース、映画の主演を務めたりしました。
柳生一族と結婚も悲劇を迎える
敏子さんは、1937年(昭和12年)に結婚しました。
お相手は、旧将軍家で『柳生流』の剣術で有名な柳生一族の、柳生五郎さんでした。
しかし、結婚生活は幸せなものではありませんでした。
入り婿した柳生さんは、ずっと音楽活動の引退を迫っていました。一方で、敏子さんは音楽が生き甲斐のため、夫婦は頻繁にぶつかりました。
そして、結婚4年目に二人は離婚。
離婚後の敏子さんは、虚しさを埋めるように、休む間もなく音楽活動に没頭します。
心身の疲労は極限に達し、うつ病を患うほどだったそうです。
そして、37歳の1941年(昭和16年)11月に、睡眠薬によって自ら人生の終止符を打ちました。
敏子さんの死後、師・三浦環さんは、「歌に生き歌に死つる関屋敏子 名は伝はらん幾千代までも」という師歌を霊前に捧げ悲しみの涙を流しました。
努力を惜しまない天才歌手の悲報は、国内だけでなく、世界中のファンを悲しませました。
【エール】の夏目千鶴子と重ね合わせてみると、ドラマがより深く楽しめそうですね。
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【エール】キャスト夏目千鶴子役・小南満佑子さん|出身校や恋人などプロフィールを紹介
【エール】キャスト夏目千鶴子役を演じる小南満佑子(こみなみまゆこ)さんは、令和時代のミュージカルスターと呼ばれる女優さんです。
1996年(平成8年)8月10日生まれで、2020年で24歳になります。
出身は兵庫県で、『ホリプロ』に所属しています。
所属先の『ホリプロ』には、石原さとみさんや綾瀬はるかさん、竹内涼真さんなど、今を代表する役者さんが名を連ねています。
【エール】キャスト夏目千鶴子役・小南満佑子さん| 華麗なる経歴で舞台活躍中
小南さんは、10歳の頃から声楽を学び始めました。
日本国内だけでなく海外でも演奏活動を行い、数多くの声楽コンクールにて入賞しています。
2014年にはイタリアコンコルソムジカアルテ音楽コンクールで『クルラトゥーラ部門奨励賞』を受賞。
2015年には『ジュリアード音楽院声楽オーディション』で、『最優秀賞』を受賞するなど歌唱力は折り紙付きです。
なお、『ジュリアード音楽院』(米国・ニューヨーク)は、1905年(明治38年)に設立された音楽大学です。

世界中から超一流音楽家の卵が集うジュリアード音楽院
同学院は、世界で最も優秀な音楽大学の中の1つとされています。
小南さんは、2015年に『レ・ミゼラブル』で舞台デビュー以降、数多くの舞台で活躍しています。
また、2021年3月上演のブロードウェイミュージカル『アリージャンス〜忠誠〜』への出演も決定済みで、今後もますます活躍の場が増えそうです。
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【エール】キャスト夏目千鶴子役・小南満佑子さん| 家族や出身校、恋人は?
イケメンのお兄さんも俳優
小南麻由子さんには、10歳年上のイケメンのお兄さん『小南竜平(こみなみりゅうへい)さん』がいます。
『大阪芸術大学舞台芸術学科』を卒業した竜平さんも、ミュージカル界で活躍する俳優さんです。
『#イノサンmusicale』
本日もご来場頂き有難うございました✨
いよいよ折り返し。。
気持ち新たに引き締めて皆と心を一つに頑張ります!#WSS 出演中の兄上がご来場♪
こちらも早く観たいなー!
Thank you~♪ pic.twitter.com/hk2dgErKzO— 小南満佑子Mayuko Kominami (@Mayuko_Kominami) December 5, 2019
10歳も離れた満佑子さんと竜平さんですが、とても仲の良いご兄妹のようですね。
出身高校・大学は?
小南さんの出身高校は『兵庫県立西宮高等学校(音楽科)』です。
高校在学中に、第32回兵庫県高等学校独唱独奏コンクールで『金賞』など5つの賞を受賞しています。
高校卒業後、小南さんが進んだのは『東京音楽大学(声楽専攻)』です。
在学中に女優の仕事をはじめます。
見事に仕事と学業を両立させた小南さんは、2020年3月に卒業しました。
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恋人はいるの?
美貌と美声を兼ね備えた小南さんに、交際相手がいるのか調べてみましたが、現在、特定の交際相手はいないとのこと。
学業と仕事に力を注いでいたため、恋人どころではなかったようです。
大学を卒業し、女優業に専念しはじめたばかりですから、交際相手をスクープされるのはまだ先のことになるかもしれませんね。
小南さんが、どんな方を選ぶのか興味深いところです。
小南満佑子さんの出演経歴
NHK朝ドラが、テレビドラマの初出演です!
舞台出演作として、ミュージカル『タイタニック』(2018年)ケイト・マクゴーワン役、ミュージカル『レ・ミゼラブル』(2019年)コゼット役、『イノサンmusicale』(2019年)マリーアントワネット役、ブロードウェイミュージカル『アリージャンス~忠誠~』(2021年予定)に出演。

ミュージカル番組のMCとしても活躍中
CSテレ朝のミュージカル番組『プリンスロード』のMCとして出演中です。
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【エール】キャスト夏目千鶴子役・小南満佑子さん|役柄やモデルは誰?出身校や恋人は?|まとめ
【エール】キャストの小南満佑子さんは、ミュージカルを中心に舞台で活躍する新進気鋭の女優さんです。
歌手を目指すヒロイン・音のライバル・夏目千鶴子は、【エール・東京編】を彩る注目キャラクターの一人です。
そして、夏目千鶴子のモデルはオペラ界の世界的プリマドンナ・関屋敏子さんでした。
透明感のある小南さんの美声が、ドラマを一層盛り上げてくれることでしょう。
朝ドラへの出演によって、小南さんの知名度が一気に高まることは間違いありませんね♪