NHK朝ドラ 「あさが来た」
ネタバレあらすじ感想3週
2015年10月14日(水)放送
あさが来た3週テーマ「新撰組参上!」
あさが来た ネタバレあらすじ 3週・15話
やがて、新次郎の外泊は母・よのや主・正吉の耳にも入る事となります。
嫁をもらったら、少しは落ち着くかと思ったら・・・と、期待していた正吉は落胆します。
一方、当のあさはと言えば、初夜の上手投げ以外自分の落ち度は無く、どう考えても新次郎の外泊の原因が分かりません。
煮詰まったあさは「あぁ!考えてもしょうがない。寝よ!」と布団をかぶるのでした。
明けて慶応二年(1866年)、幕末の動乱が激しさを増します。
薩長同盟の成立、京都での新撰組の台頭。しかし、幕府の弱体化は誰の目にも明らかな時代でした。
8月のある朝、いつものように一人で加野屋を抜け出したあさは、この日、姉・はつの様子を見に、山王寺屋にやって来ます。
中の様子を塀越しに伺っていると、背中から声が?振り返ると姉・はつがにっこりとたたずんでいました。
はつは、会いに来てくれたあさを喜びながら、これから旦那・惣兵衛と芝居を見に行くと言います。
はつのにこやかな表情から、あさにもはつの幸せそうな生活がわかりました。
加野屋に帰ったあさは、主・正吉にお店の手伝いをやらせてほしいと願い出ます。
正吉は、女性が商売にかかわることはできないと言い、昔からのしきたりだと、あさの意見を退けます。
よのが言います。
「加野屋の嫁にふさわしいのは、夫に惚れられるおなごだす!」
・・・惚れられる・・・、あさにはまったく自信のない話でした。(=_=) しゅん・・・
ある日、あさは街に出ました。
すると、ずいぶんと活気のある人だかりに遭遇します。
こんな雰囲気があさは大好物、いきなりあさは人だかり目指して走り出します。
そこは「米会所」と言われる米の取引所でした。興味満眼でうろつくうちに、人波にはじかれよろめいたあさを、洋装の男が支えます。
なんと、それはイギリスから帰った五代才助、あのピストル騒動の薩摩藩士の今の姿でした・・・
つづく
□奈良の宮大工で登場した人は?(24話)
□ビックリなカッパって何?(29話)
あさが来た 3週・15話・感想まとめ
▮【今日の日本史方面その2】
今日のナレーションでもありましたように、1866年(慶応2年)1月には薩長同盟が結ばれました。
この立役者として有名なお方が「坂本龍馬」ですよね。
まあ、実際には歴史に名を残さないような、様々な方が関わっていたことは言うまでもありません。
2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」でもその物語は詳細に語られていましたし、また、今年の大河ドラマ「花燃ゆ」でも、34話で薩長同盟のからくりが綴られていました。
江戸幕府の終焉が近づいているという、象徴的な出来事として位置づけられていますよね。
この幕末の時代は、戦国時代と共に多くの英雄が登場する、歴史劇でも人気の時代ですが、今回の朝ドラは、その殺伐とした表舞台?(武士や権力者)ではなく、その動乱の下で翻弄される商人の世界から、明治維新と近代日本の経緯が、あさという女性を通して語られているわけですね。
なんだか、イメージしていた幕末とは違い、随分ほんわかしたドラマですねぇ、なんて見ていたのですが、今日は新撰組と尊攘派との切り合いもあったりで、殺伐としたシーンも出てきました。
でも、どうして大阪に新撰組が?京都が本拠地じゃないの?という事なんですが、実は大阪方面でもいろんな事件がありまして、取り締まっていたようです。
前年には「ぜんざい屋事件」という、土佐勤王党の大坂城乗っ取り計画を阻止するなど、大阪方面でも新撰組は活動していたようですよ。
話を、今日のドラマの時代に戻します。
1866年、6月には「第2次長州征伐」という事で、幕府軍16万対長州軍6千5百という、とんでもない体力差の戦いが始まるわけですが、ナント長州が勝ってしまうんですね。
そして、大坂城で陣頭指揮をしていた、14代将軍・徳川家茂(いえもち)が、急死してしまうという出来事まで起きてしまいます。
幕府は、家茂の急死を理由に、長州征伐を引き上げるのですが、誰の目にも幕府の威信は地に落ち、薩長同盟を核とした「討幕」ムードが一気に過熱するわけです。
幕府は、最後の将軍15代将軍・徳川慶喜(よしのぶ)をたて、「大政奉還」で存命策を打ちますが、天皇中心の新政府をと「王政復古」をかかげる公卿・岩倉具視(ともみ)や薩長・他藩に、ついに江戸幕府・徳川の時代に終止符が打たれるわけです。
それが翌年、1867年12月の事です。
今週の朝ドラ「あさが来た」の歴史の表舞台では、そんな、日本の大転換劇が繰り広げられているわけですね。
で、あさのまわりでは?
旦那の夜遊びと、嫁姑の確執と、親子の確執と、土方歳三と・・・まあ、けっこう、楽しませてくれますよ。
はい!明日はまず、菊さんの陰険ぶりから・・・
ではでは
*今日の日本史その1はコチラ