NHK朝ドラ 「あさが来た」
ネタバレあらすじ感想6週
2015年11月3日(火)放送
あさが来た6週テーマ「妻の決心、夫の決意」
あさが来た ネタバレあらすじ 6週・32話
新次郎とあさの冷戦が続く中、加野屋をあさの父・忠興が訪れます。
忠興は、早くから新政府に協力した功績を買われ、いまや、日本経済の中心を担う実業家となっていました。
加野屋の主夫婦・正吉とよのは忠興を大歓迎し、あさを交え談笑します。
そのうち、あさが炭鉱の話を出すと、忠興は旦那さんの世話もしないで余計な事ばっかり考えてと、あさを叱り飛ばします。
すると、あさは子供のように、走って部屋から逃げ出してしまうのでした。
忠興が正吉に謝ると、正吉はあさに嫁に来てもらって本当によかったと思っていると言います。そして、今の加野屋には、あさのような柔軟な考えが必要なのだと話すのでした。
やがて忠興は、あさの案内ではつの様子を見に向かいます。
忠興とあさは遠くからその様を眺めます。
お腹の子をかばいながら働くはつを、栄達が気づかっています。
そして、はつの笑顔が何よりも今の幸せを物語っていると、父・忠興は感じるのでした。
達者なことが分かればいいと、その姿を目に焼き付けるかのようにじっと見つめて、忠興はその場を去ろうとします。
と、その時、栄達が何気なく顔を上げます。二人の目が合いました・・・。
時が止まります。忠興が頭を下げます。栄達は、一瞬はつを見ますが、忠興の胸中を察し静かに頭を下げ、お互いの気持ちを暗黙のうちに交わすのでした。
発展する産業でもあるが、リスクも大きい事業だと忠興は言います。
そして、それでもやると言うのなら勝手にやれ、それが、お前にとって「家を守る」という事なんだろうと言います。
優しい物言いのできない父・忠興の、精一杯のあさへの応援なのでした・・・
明治3年(1870年)、あさはますます探鉱事業への熱を高めていました。
そして、何よりも頭を痛めていたのは「お金」でした。今の加野屋では、容易に用意できる金額ではありません。
あさは、嫁入りの持参金や婚礼道具の売却まで考え「お父はん、お母はん、かんにん!」と、両親の思いに手を合わせ、そろばん勘定に入れるのでした。
その夜、新次郎は三味線お師匠さんの美和のところで二人きりで・・・
あさが来た 6週・32話・感想まとめ
▮【あさと忠興お父さん方面】
忠興お父さん、あさの炭鉱の話を聞くなり、いきなり加野屋の主夫婦の前にもかかわらず、「こら~っ!」おいど出せ~と、あさを追いかけ回します。
まるで、昔のひと時を思い出すかのように・・・、なんて思ってたら、情緒抜きにホントにパシ~!パシ~!ってお尻叩いてました。
ん~、ホントにこの二人間違いなく親子です。
まあそれにしても、大旦那・正吉さんはあさをべた褒め状態ですが、忠興お父さんは、それがまったく信じられない様子でした。きっと、お嫁に出してからもあさの事は心配で心配で、いつ返されても仕方がないくらいに思っていたんでしょうね。
父親としては、当時の娘(女性)として、これほど出来ていない娘は無いと思っていたでしょうからね。それが、「今井さんとよう似て、えらい度胸と商才のある・・・」と、正吉さんから言われ、加野屋には大事な人材だとまで言われます。
お父さん、もう、目を真ん丸にして驚いてました。忠興お父さん、あまりの好評価にもう目の中うるうるです~ (´;ω;`)ホンマカイナ
リアルあさ(広岡浅子)の場合は、お父さんは嫁に出す時に、戻ってくるようなことが有ったら、尼寺に入れると言って浅子さんを叱咤したそうですが、リアルあさもホントに利かん子だったようですね。
▮【はつと忠興お父さん方面】
はつの暮らしぶりを覗きに行きますが、声はかけませんでしたね。はつの時折見せる笑顔が、かえって忠興お父さんの胸を締めつけるかのようです。
婚礼前に妻・梨江から「はつは悩みを表に出さない性格だけに、ひたすら耐えることに・・・」と、うめをお付きとしてつけるよう言われていた事を、今さらながらのように思い出していたのかもしれません。
心が泣いていました。
栄達お父ちゃんと目が合います。
新次郎さんとふいに会った時の栄達さんとはもう違います。申し訳なさそうな表情はしますが、目はまっすぐに忠興さんに向けられ、それを見た忠興さんも今を託します。
お互いの、まなざしと表情だけの時間でしたが、意図は充分に通じました。
見ているこちらも、息の詰まるような、緊張感のあるシーンでしたね。
どこに出しても恥ずかしくない、満点の娘と、どこに出しても心配の種の娘が、置かれた今の立場を目の当たりにします。
親として良かれと思ってやったことが、時代の変革とは言え、まったく予想を超えた結果になってしまった事に、また、忠興さん自身も、予想もしない方向に歩み出そうとしている事を思うと、あさの生き方も否定はしませんでした。
まさに、「近代日本の大転換期」その真っただ中に生きているわけですもんね。
さてさて、
この年の5月には、あの夜中に借金にやって来た新選組・土方歳三さんも、函館・五稜郭で戦死し、戊辰戦争も事実上集結しました。
そして、翌明治3年(1870年)には、平民への苗字使用も復権し、全国民の平等が宣言されることになります。しかし、まだまだ、闘争の時代が続きます・・・
明日は、えっ!もう生まれるの?
ではでは
感想byくりポン