ネタバレあらすじ感想
2020年10月14日(水)放送
エール第18週テーマ
「戦場の歌」
【エール】ネタバレ18週88話|あらすじを最終話までお届け!
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駐屯地の小屋にて・・・
明日の『慰問会』に向けて、急ごしらえの楽団で練習をした裕一。
恩師・藤堂大尉と裕一、そして、兵士・岸本、神田、東の5人は、音楽を通して気持ちを通わせました。
その夜、楽団メンバーは、裕一を歓迎するささやかな宴を開きます。
感極まる裕一が口を開きます。
「今日の練習だけで胸が熱くなりました。明日、皆さんの力になれればいいんですけど・・・」
兵士の力になりたくて戦地にやって来た裕一は、気持ちを新たにするのでした。
やがて、兵士のひとり岸本が語りだします。
岸本は、過去の自分を清算するつもりで来たので、死は怖くはなかったと話します。
しかし、仲間ができ、また、家族を思うと「死ぬのが怖くなった・・・」と、言い出しました。
「私も・・・」神田と東も口をそろえます。
すると藤堂は大尉の顔に戻ると「あと少しの辛抱だ、みんな生きて帰ろう」と、皆を落ち着かせるのでした。
そして、はるばる来た裕一に聴かせようと、教え子・鉄男が藤堂のために書いた『暁に祈る』を歌い出すのでした。
翌朝・・・
「古山、俺が死んだら渡してくれ・・・」
恩師・藤堂から、妻・昌子に宛てた手紙を裕一は託されます。
その時裕一は、藤堂の覚悟をあらためて知るのでした。
「絶対に生きて帰ってきて下さい!」
裕一は、そう言うことしかできませんでした。
『慰問会』の準備中・・・
間もなく始まる『慰問会』のため、最期の練習を始めようとしたその時でした。
乾いた銃声が響きました。
敵の銃弾は、裕一の目の前で笑っていた岸本の頭を貫通しました。
そしてそれを合図に、敵軍との激しい銃撃戦が始まるのでした。
銃撃戦・・・
「ここに隠れてろ!」
藤堂大尉は、目の前の光景に呆然とする裕一を、トラックの下に押し込みます。
激しい銃撃、爆発音、悲鳴と共に次々と死んでいく兵士たち。
裕一はパニックになります。
すると、信じられない光景が裕一の目に飛び込みました。
部隊を指揮していた藤堂が撃たれたのでした。
裕一はトラックの下から飛び出すと、爆撃と銃撃が飛び交う中で、藤堂を塹壕の影に引きずり込むのでした。
塹壕の影にて・・・
藤堂はもう虫の息でした。
気が動転する裕一は、必死に声を掛けます。
「先生、先生、先生!一緒に帰りましょう!」
しかし、藤堂は最後の力を振り言うのでした。
「最後にお前に会えて良かった。昌子と憲太を頼む・・・もう一度会いたかった」
そう言い残すと、藤堂は息を引き取りました。
「うそだ!先生!」
裕一は何度も何度も叫び抱き締めますが、藤堂は二度と動くことはありませんでした。
銃撃戦が終わり・・・
生き残った兵士・東が、藤堂大尉の横で茫然とする裕一を見つけました。
「僕は何も知りませんでした・・・ごめんなさい」
戦場の真実を初めて知った裕一は、震えながら東にしがみつき何度も謝るのでした。
それから間もなく、『インパール作戦』は中止になりました。
およそ9万の将兵が投入され、生存者は1万数千人しかいませんでした・・・
つづく
◆80歳まで現役!藤堂のモデル・遠藤喜美治さんの破天荒人生とは?▶
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【エール】ネタバレ18週88話|感想を最終話まで!
知らなかった。ごめんなさい
裕一が見た、戦争…。#朝ドラエール#窪田正孝#森山直太朗 pic.twitter.com/Eu93hGWuz0
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 14, 2020
一発の銃撃で、朝ドラであることを忘れてしまう壮絶な展開。
楽しみにしていた『慰問会』は開催されることはなく、部隊はほぼ全滅という悲しすぎる結末に号泣でした。
前話・87話で、中井さんが「戦場にあるのは生きるか死ぬか、それだけです」という言葉が重く響きます。
前線は危険なところだと覚悟してきた裕一くんですが、まさか藤堂先生とお別れするとは想像だにしないことだったことでしょう。
【エール】第1話で、藤堂先生のお墓が出ましたが、病死や老衰ではなく戦死だったのですね・・・
そして、銃撃戦が終わった後に、裕一くんが「知らなかった。ごめんなさい」とすがりつく姿が見ていられませんでした。
そんな裕一くんに、生き残った東さんが言った「知らなくていいこともあるんです」にも考えさせられました。
裕一くんの心と体に深く刻み込まれた壮絶体験は、今後、彼にどう影響してくるのかとても心配です・・・
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【エール】ネタバレあらすじ18週88話|予告ポイント
藤堂先生、無事に帰って!
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第18週88話の舞台は戦場のため、銃撃戦もありえる展開です。
いつ敵が襲ってきてもおかしくない緊張感が充満する中で、少しだけ幸せな時間が流れました。
その幸福な時間を切り裂く銃声で、現実に引き戻されそうです。
天国から地獄のような展開になるのでしょうか・・・。
藤堂先生が、妻・昌子さん宛ての手紙を裕一くんに託す場面は、戦場で生き抜いてきた藤堂先生の覚悟が語られるのかもしれません。
ちなみに、藤堂先生のモデルとなった遠藤喜美治さんは、80歳で生涯を閉じました。
とにかく、藤堂先生と裕一くんの無事を祈るばかりです!
朝ドラ初の戦場シーン!
ところで、朝ドラで戦争時代が描かれることはよくありますよね。
しかし、本格的な戦場シーンは朝ドラ史上【エール】が初めてとのことです。
撮影は、サバイバルゲームなどが楽しめる森林公園に、東南アジア風の植栽や当時のトラック、テントなどを持ち込み、軍事考証に基づいて撮影されたとのことです。
リアルな戦中シーンは、ドラマの緊張感をより高めてくれることでしょうね。
朝ドラ未体験ゾーンを、緊張感を持って見届けたいと思います。