ネタバレあらすじ感想
2020年10月15日(木)放送
エール第18週テーマ
「戦場の歌」
【エール】ネタバレ18週89話|あらすじを最終話までお届け!
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福島にて・・・
慰問から帰った裕一は、すぐに福島へ向かいました。
裕一は、恩師・藤堂先生から託された手紙を、福島で待つ藤堂の妻・昌子に届けたのでした。
藤堂の手紙には、昌子への感謝と家族への愛情が綴られていました。
裕一は、「自分のことを守ってくれた・・・」と、藤堂の最期の姿を伝えます。
すると昌子は、藤堂は裕一のことが本当に好きだったからと納得し、「きっと自分の人生を託していたのね」と、涙をこらえます。
裕一は、何も言うことができません。
「もう一度会いたい・・・」
すすり泣く昌子の悲痛が裕一の胸を突き刺すのでした。
福島・古山家にて・・・
「心配かけたね、ごめん」裕一が音に言います。
裕一の無事を祈り続けていた音は、裕一の腕の中で「良かった。良かった。」と、何度も繰り返すのでした。
しかし音は、久々に家族が勢ぞろいした楽しい夕食中も、ぎこちなく笑う裕一を心配するのでした。
その夜・・・
「お勤めご苦労様でした」
音は、あらためて裕一を労いました。
すると裕一は、先に東京へ帰ると言い出します。
そして、思いつめた顔で「しばらく一人でいたい・・・」と、言うのでした。
音が一緒に帰ると言いますが、裕一は「頼む」と言ったきり黙り込んでしまいました。
東京・古山家にて・・・
一人で帰京した裕一は、黙々と軍のために曲を作り続けています。
戦況が悪化するほど、国民の士気を高める歌の依頼が、裕一に届いていたのでした。
そんなある日のこと。
親友の鉄男が、『嗚呼神風特別攻撃隊』という自作の歌詞を持って、裕一を訪ねて来ました。
鉄男は、戦争が嫌で軍歌の詞を書くことを避けていたが、恩師・藤堂の死を聞いて、再び向き合う事を決意したと訴えます。
「先生の無念を晴らしてぇ!」
鉄男は、敵に勝つために戦っていた藤堂の弔いだと息巻きます。
すると裕一がつぶやくように言います。
「先生・・・、喜ぶかな・・・」
戦地の光景を目の当たりにした裕一は、藤堂は何のために戦っていたのか分からないと無表情で答えるのでした。
豊橋・特高にて・・・
その頃、関内家の跡取りになった五郎が厳しい拷問を受けていました。
義母・光子の反対を押し切ってまで、傾倒する宗教の集会に出た五郎は、特高(特別高等警察)に連行されたのでした。
特高は、戦争に反対する五郎を「国賊」だと罵ります。
「私の体の自由を奪えても、心の自由は奪えません!」
抵抗する五郎は、さらに厳しい拷問を受けるのでした。
豊橋・関内家にて・・・
その夜、母・光子が特高での五郎の話を、娘・梅と職人頭・岩城に伝えました。
沈痛な空気の中で、岩城がぽつんと口にします。
「もう、時間が無いのに・・・」
母・光子がその言葉に反応したその時でした、空襲を告げるサイレンが鳴り響きました。
皆で逃げ出そうとする中、梅は制止する母の手を振り払い、原稿を持ち出すために家に入りました。
すると、それを見た岩城が、梅を助けようと後を追いました。
この空襲で、豊橋の市街地の7割が焼き尽くされてしまったのでした。
翌朝、母・光子は自宅の焼け跡の中で梅と岩城の名前を叫び続けます。
そして、崩れ落ちた屋根の下で、梅と岩城を発見しました。
「誰か助けて・・・」
光子の悲痛な叫びが響き渡るのでした。
昭和20年8月15日・・・
ラジオから天皇陛下の声が流れています。
それは、日本の敗戦を告げるものでした・・・
つづく
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【エール】ネタバレあらすじ18週89話|予告ポイント
舞台は日本へ!
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無事に帰国した裕一くん。
ビルマで体験したことは、心に大きな爪痕を残したようです。
すぐにふるさと福島に帰ったものの、羽根を休める暇も、英気を養うこともできませんでした。
心にぽっかりと穴が空いた状態の裕一くんを、一人にしてしまって大丈夫なのかと心配になります。
今の裕一くんに必要なことはしっかりと休むことです。しかし、仕事は山積みでどうすることもできません。
ここは、音ちゃんが頼るしかなさそうです・・・
豊橋の状況もヤバい?
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裕一くんも心配ですが、豊橋も心配な状況です。
五郎くんは捕まり、関内家は火に包まれてしまうのでしょうか・・・。
史実によれば、1945年(昭和20年)6月19日の深夜から翌20日の未明にかけて『豊橋空襲』がありました。
アメリカ軍による空襲により、市街地の約7割の家屋が焼失し、約7万人近い人が被災しました。そして死者数は600人を超えたとか。
なお、この夜は、福岡と静岡でも大規模な空襲が行われたそうです。
関内家の家族が無事なことを祈りたいです。