ネタバレあらすじ感想
2020年10月27日(火)放送
エール第20週テーマ
「栄冠は君に輝く」
【エール】ネタバレ20週97話|あらすじを最終話までお届け!
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コロンブスレコードにて
ある夜の事。
「良かったよ。元の裕一がようやく帰ってきた」
裕一の順調な仕事ぶりに目を細めた作詞家の鉄男が、感慨深げに言いました。
一方で裕一は、戦中・戦後と、いつも気にかけてくれていた鉄男に「本当に心配かけたね」と、感謝するのでした。
その時です。
ドアが開き、歌手の藤丸が顔を見せました。
久しぶりに再会した藤丸は、キャバレーで歌ったり、時々レコードを出していると近況を報告しました。
すると藤丸は、「少し時間ある?」と、二人を誘い出すのでした。
闇市の近くにて・・・
藤丸の案内で裕一と鉄男が訪れた先は、路地裏のバラック小屋でした。
その中に入った藤丸は、「また飲んでんの?」と、呆れた声を上げます。
そこには、汚れた服を着た無精ひげの男が、一升瓶の酒をあおっていました。
裕一と鉄男は、男の顔を見て絶句します。
「ひ、久志・・・おめえ・・・」
なんと、その男は戦時中に福島に帰ったまま行方知れずとなっていた、幼なじみの久志だったのです。
『福島三羽ガラス』の約5年ぶり再会は思わぬ形となったのでした。
見る影も無いほど変わった久志に、裕一と鉄男は矢継ぎ早に質問します。
しかし、久志は何も答えないのでした。
古山家にて・・・
久志の変貌ぶりにショックを受けた裕一と鉄男。
事情を聞くために、藤丸も連れてきました。
藤丸は、久志と半年ほど前に闇市で偶然再会したと口にすると、久志の状況を語り始めました。
資産家の息子だった久志でしたが、戦後の『農地改革』によって実家の土地や屋敷を失い、収入も無くなったといいます。
さらに、父親が亡くなってからは歌も辞めたと明かすのでした。
そして東京に戻った久志は、酒と博打に明け暮れる生活に入りびたっていたのでした。
それを見かねた藤丸は、何かと面倒を見ていました。
しかし、久志は荒れた生活を変えようとしません。
藤丸は、誰にも相談できず悩んでいたのでした。
翌日の事・・・
裕一は、再び久志を訪ねました。
しかし、仲間と博打に熱中する久志は、裕一と話す気など毛頭もありませんでした。
「君と話す気はないから。もう帰ってくれよ!」
久志は冷たく言い放つのでした。
それ以降も、裕一と鉄男は頻繁に久志を訪ねますが、話し合うことは叶わないのでした。
大阪・『朝一新聞』にて・・・
高校野球の大会歌を作曲することになった裕一。
新聞社で開かれた歌詞選考会に出席した裕一は、『栄冠は君に輝く』という作品を推薦しました。
その歌詞は、勝ち負けではなく精一杯頑張っている人たち全てに向けた温かい歌で、裕一は心を打たれたのでした。
選考会議の末、裕一の推す歌詞が選ばれたのでした。
甲子園球場にて・・・
曲作りのために『甲子園球場』に裕一は来ました。
マウンドに立つとメロディーが降り注ぎ、裕一は一気に書き上げるのでした。
裕一は、完成した『栄冠は君に輝く』を、久志がもう一度前を向くためのきかっけにしようと考えるのでした。
久志の住居にて・・・
「久志、君に歌ってほしい曲がある!」
楽譜を持って久志を訪ねた裕一が訴えます。
しかし、久志は言い放ちます。
「もう帰ってくれないか!君の顔を見ると気分が沈むんだよ!」・・・
つづく
◆新聞記者の大倉憲三役・片桐仁さんの奥さんとお子さんはコチラ▶
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【エール】ネタバレ20週97話|感想を最終話まで!
豹変プリンス
藤丸に連れられて来た場所には、変わり果てた久志が。
彼もまた、戦争によって大きな心の傷を負っていました。#朝ドラエール#窪田正孝#中村蒼#山崎育三郎#井上希美 pic.twitter.com/I7jtn2gaAa
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 27, 2020
まさか、プリンス久志くんがここまで変わり果てたとは驚きでしたね。
ヤサぐれていても、「君」「この人達」と言ってたあたりに育ちの良さを感じました。
歌の才能を活かせばよいと思うのですが、どうしても歌いたくない理由がありそうですね。
ところで、音ちゃんは、福島に疎開していましたよね。
疎開時に、ご近所の久志くんと交流する機会でもあれば、また違った展開があったかもしれません。
どちらにしても、久志くんの今後に注目です~♪
ツダケンさんサプライズ出演!
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まさかのサプライズでしたね~!
【エール】ナレーションを担当する、イケボの津田健次郎さんが予告なしの出演!
オープニングで流れるキャストの中にツダケンさんの名前を見つけた時はビックリしちゃいました。
しかも、演じた役はプリンス久志の麻雀仲間で、チンピラの犬井役でした。
ドスの利いた声で、裕一くんに「何だ、コラァ!」と威嚇してしまうなんて怖すぎです。
ちなみに、ネット上では、役名の『犬井(いぬい)』は、ツダケンさんが声を担当したアニメ『テニスの王子様』の『乾貞治(いぬいさだはる)』をリスペクトしたものだという指摘がありましたよ。
2度目の出演があるのか期待したいと思います~♪
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【エール】ネタバレあらすじ20週97話|予告ポイント
不朽の名曲が誕生目前♪
▼古関さんの故郷の駅メロディー
あの頃の姿は鳴りを潜め、すっかり変わってしまった久志くん。
久志くんのことを、何とかしたい裕一くんの奮闘に注目です♪
そんな裕一くんのもとに、ビルマ仲間の大倉さんから高校野球の大会歌のオファーが届きました。
久しぶりに再会した裕一くんと大倉さんは、ビルマ時代のことをどんな気持ちで語り合うのか興味深いですね。
ところで、『栄冠は君に輝く』といえば、高校野球の代名詞です。
歌詞は、5,000通を超える応募の中から、元球児で文筆家の加賀大介さんの作品が選ばれています。
加賀さんは、野球の試合中のケガで右足を切断した過去があり、この作品に野球への熱い想いを込めたそうです。
その歌詞に裕一くんのモデル・古関裕而さんがメロディーをつけ、久志くんのモデル・伊藤久男さんが歌を担当しました。
古関さんは作曲するにあたり、甲子園球場に足を運んだそうです。
無人のグランドに足を踏み入れて熱戦を思い浮かべたら自然とあのメロディーが降り注いできたのだとか。
やっぱり、天才は違いますよね。
『栄冠は君に輝く』は、2020年で誕生後72年が経ちましたが、今後も、高校野球の熱戦と共に愛され続けていくことでしょう。
さて、【エール】では、久志くんがすんなり歌いそうもなく、完成するまでに紆余曲折ありそうな気配です。
名曲の誕生物語をしっかりと見届けたいと思います~♪