ネタバレあらすじ感想
2020年11月10日(火)放送
エール第22週テーマ
「ふるさとに響く歌」
【エール】ネタバレ22週107話|あらすじを最終話までお届け!
スポンサーリンク
福島の母校にて・・・
母校『福島信夫小学校』の校歌を作った裕一と鉄男。
校歌お披露目会の前日に、二人は挨拶を兼ね小学校を訪れました。
鉄男の歌の大ファンだという校長の願いで、鉄男はお披露目会での講演を引き受けることになりました。
「何、話せばいんだか・・・」
鉄男は頭を悩ませながら、故郷の懐かしい道を歩くのでした。
福島・古山家にて・・・
「父さん、ただいま!」
仏壇の父・三郎に手を合わせた裕一と鉄男。
年老いた母・まさや、リンゴ栽培の指導に情熱を注ぐ弟・浩二と共にぎやかな夕食を囲みます。
近況を楽しそうに報告し合う団らんを、鉄男は笑顔で見つめるのでした。
寝室にて・・・
「ほんといい家族、仲いいよな・・・」と、鉄男が話しかけます。
その言葉に、「大将にも弟いたよね?」と、裕一が思い出したように聞きます。
すると、鉄男の動きが止まりました。そして、遠くを見る目で語り始めるのでした。
「典男っつうんだ。かわいいやつだった・・・」
弟の名前を口にした鉄男は、今まで決して語ることのなかった家族や、その生い立ちを話し出すのでした。
魚屋の商売に失敗した村野家は、夜逃げした後、山奥の小屋で家族4人ひっそりと暮らしていたといいます。
しかし、父親は働かず酒ばかり飲む生活で、鉄男は必死に働いていました。
そんなある日、可愛がっていた弟・典男が突然失踪してしまいました。
すると、焦心する鉄男に向かい、母は「自分の道を歩いていけ、二度と帰ってくんな!」と、突き放すように言い、鉄男に家を出て自由に生きるよう促したといいます。
そして、決心した鉄男は、恩師・藤堂先生からもらった新聞記者の名刺を頼りに、家を出たというのでした。
「自分に家族はいねえって言い聞かせて生きてきた。俺は冷てえ人間だ。弟も守れねえ、母ちゃんのことも捨てた・・・」
鉄男は長年抱えていた心の傷を、初めて他人に明かすのでした。
衝撃の事実を知った裕一は、「もうこれ以上、自分を責めないでよ・・・」と、慰めます。
そんな裕一優しさに、鉄男の心は少しだけやわらぐのでした・・・
お披露目会・当日・・・
児童による校歌の披露が行われました。
その後、鉄男の講演が始まりました。
鉄男は、過酷な少年時代のことを隠すことなく語り始めます。
そして、自分の境遇を恨んだ時もあったが、くじけそうな気持ちを支えてくれたのは、ここの学校で出会った人たちだと話します。
夢を諦めるなと背中を押してくれた恩師・藤堂先生、いつも力づけてくれる良き友人の裕一と久志への感謝を口にしました。
そして、人との縁を大切に自分の道を切り開いてほしいと後輩たちを見つめるのでした。
式を終えて、校舎を出た鉄男は清々しい顔になっていました。
「来てよかったよ、ありがとな裕一」
そう言った鉄男は、名残惜しそうに母校を見つめるのでした。
理容所『三上』にて・・・
鉄男の講演を聞いて感激したという児童・三上明夫が、両親に鉄男の話を嬉しそうに報告していました。
息子・明夫の話を聞いていた父親は、みるみる顔色が変わります。
「その人、何つう名前だ!」
そう口にした父親は、息子から見せられた校歌の作詞者、村野鉄男の名前を見て呆然とするのでした・・・
つづく
◆鉄男のモデル・野村俊夫さんの実話と三羽ガラスの画像はコチラ▶
スポンサーリンク
【エール】ネタバレ22週107話|感想を最終話まで!
大将の話がしみる・・・
久しぶりに母校を訪れた裕一と鉄男。
その夜、鉄男は夜逃げしたあとの家族との辛い思い出を語りました。#朝ドラエール#窪田正孝#中村蒼#込江大牙 pic.twitter.com/jG6bUCnzXl
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) November 9, 2020
涙があふれてくる、素晴らしいの鉄男くんのスピーチでした。
鉄男くんを家出させたお母さんですが、典男くんが出ていったのもお母さんの計らいかも・・・と思わず考えてしまいました。
過酷な生活に耐える2人の息子を思った、母の気持ちが気になります。
もしかすると、明日の108話で、典男くんから事情が語られるかも・・・。
さて、仕事に失敗したお父さんは、酒を飲んでやさぐれるパターンでした。
つい、前作【スカーレット】の常治父さんを思い出してしまいましたね♪
それにしても、鉄男くんのエピソードになると涙が止まりません。
ぼくとつなセリフが胸に刺さります。鉄男くんを演じる中村蒼さんって、本当にいい役者さんですよね。
第9週で描かれた希穂子さんとの別れの時も号泣でした。
明日、典男くんとの再会もハンカチを用意して待ちたいと思います~♪
スポンサーリンク
【エール】ネタバレあらすじ22週107話|予告ポイント
赤裸々になる大将の壮絶過去!
この投稿をInstagramで見る
幼い頃の鉄男くんは、『乃木大将』と呼ばれるガキ大将でした。
喧嘩は強いけど、決して暴れん坊ではなく、正義感と優しさの塊。
基本的に無口で愛読書は『古今和歌集』という姿は、多くの女子をときめかせたはずですよね♪
一方で、自宅に帰ると、外面は良いけど家族を暴力で支配する『魚屋を営むDV父』に支配されていました。
幼い弟を連れて腐った魚を売らされ、買ったお客に殴られるという負のスパイラル。
さらに、一家で夜逃げし、夜逃先から家族を捨てて逃げ出してしまうという壮絶すぎる過去を持っています。
戦争が原因ではなく、生い立ちそのものが『どん底』でした。
恩師・藤堂先生に救われ、生涯の親友・裕一くんや久志くんとの出会い、順調な仕事などによって充実した人生を
送っているかに見えますが、やはりどこか影を背負っていますよね。
鉄男くんにとって『家族』は、越えなければいけない壁のようです。
壮絶な生い立ちをカミングアウトした鉄男くんに、どんなことが待ち受けているのか注目です~♪