ネタバレあらすじ感想
2020年11月26日(木)放送
エール第24週テーマ
「エール」
【エール】ネタバレ24週119話|あらすじを最終話までお届け!
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海辺の家にて・・・
音の故郷の海の近くの高台で、晩年を過ごす裕一と音。
ある日、裕一のもとに、広松寛治という作曲家志望の青年が訪ねて来ました。
「古山先生は、小山田先生から続く日本の音楽の正当な後継者だと認識しています」と、広松は目を輝かせて熱く語ります。
一方で裕一は、『小山田』の名前を久々に聞くと、遠い昔のことを思い出すのでした。
13年前のこと・・・
それは、裕一に多大な影響を与えた大物作曲家・小山田耕三が亡くなって数日後のことでした。
裕一のもとに訪れた小山田の秘書・猿橋は、小山田が亡くなる3日前に書いたという、裕一宛ての手紙を差し出します。
猿橋は、小山田は投函することを躊躇していたと打ち明け、自分の判断で届けに来たというのでした。
【小山田の手紙】
「久しぶりだね。活躍いつも拝見していました」
親近感のこもった挨拶から始まった手紙には、小山田の偽りのない正直な気持ちが綴られていました。
「私は音楽を愛していた。君は音楽から愛されていた」
小山田はそう比喩すると、最初は裕一の才能に嫉妬し、怖さから庶民の音楽に向かわせしまったと後悔するのでした。
「愚かだった。もしあの時、嫉妬を乗り越えて応援していたら・・・。私は己のエゴのために愛する音楽を冒涜してしまったのだ」
小山田は後悔の念から、自らの心を悔やんでいました。
「どうか私を許してほしい。音楽を愛するがゆえの過ちだ」
小山田は裕一に謝罪すると、音楽を通して人々に勇気と希望を与えてきた同志として「今度は語り合いたい」と、結ぶのでした。
手紙を読み終えた裕一に、秘書の猿橋が晩年の小山田のことを明かします。
裕一の音楽をよく聴いていたという小山田は、「ほかの流行作曲家とは一味違う」と、嬉しそうに語っていたと言います。
「どうか・・・先生をお許しください」
小山田のすべてを知る猿橋は、裕一への無礼の数々を深く謝罪するのでした。
小山田の本で音楽を勉強してきた裕一は、尊敬する小山田に対して感謝の気持ち以外は持ちようがありませんでした。
「天国でお会いできるのが楽しみです。音楽の話を一晩中、語り尽くします!本当にありがとうございました。」
小山田の手紙から力をもらった裕一は、清々しい笑顔を猿橋に見せるのでした。
再び海辺の家にて・・・
小山田の手紙を振り返っていた裕一。
その時、作曲家志望の青年・広松の「なぜ、お元気なのに曲を書かれないのか?その謎を聞きに参りしました」の声で、裕一は我に返りました。
すると、裕一は、自分の孫と同世代の広松に向かい真摯に答えます。
裕一は、毎日どんな時でも音楽があふれてくると言うと、人の力になるための音楽をたくさん作ってきたからこそ「僕だけで楽しみたいんだ」と微笑みます。
「私の役目は終わったんだ。次は君たちが担ってくれ」
裕一は穏やかな表情で広松に託すと、バトンを渡すかのように広松の手に、自分の手を重ねるのでした。
広松が帰った後・・・
「裕一さん、海が見たい・・・。あなたと出会った頃のように。歌を歌いたい・・・」
闘病中の音が、ベッドで声を振り絞りました。
音の体を心配する裕一でしたが、音の思いに応え抱き起すのでした。
エンディングにて・・・
裕一に支えられながら、やっと歩き出した音。
しかし、不思議なことが起こりました。
音の足が一歩、また一歩と踏み出すたびに、足取りが軽やかになります。
そして、若い頃に戻った二人が、ついには砂浜を無邪気に駆けだしたのです。
「音、出会ってくれてありがとね」
「私も、あなたといられて幸せでした」
二人三脚で歩んできた人生に感謝した裕一と音は、海が奏でるメロディーに身をゆだねるのでした・・・
完
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【エール】ネタバレ24週119話|感想を最終話まで!
遠くまで響くはエール♪
「音。出会えて良かった」
「私も、あなたに出会えて幸せでした」#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ pic.twitter.com/qrV2iQqH38
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) November 26, 2020
今話は実質的な最終回。
もう何なのですか! 素晴らしすぎるエンディングでした~♪
出会った頃の姿に戻って、はしゃぎ回る裕一くんと音ちゃんのバックに流れる『GReeeen』の『星影のエール』の歌詞がハマり過ぎて号泣です。
そして、最後に残ったのは、裕一くんが愛する音ちゃんと華ちゃんにプレゼントしたオルガン。
たとえ人がいなくなっても、思い出の物や音楽はいつまでも残っていくのだと感じました。
【エール】は、東京オリンピックに合わせて放送されたはずでしたが、まさかの未曽有の事態の中での放送に・・・。
でも、偶然とはいえこんなご時世だからこそ、「エールが良かった!」と力を込めたいです。
最後のメッセージも異例とはいえ、心に響きましたね。
文字通り、毎朝、元気をもらうことができました。キャスト・スタッフ・関係者の皆様に最大限の感謝を贈りたいです!
さて、明日はカーテンコールの特別編です。
これからも歌い継がれていくであろう古関メロディーで、最後まで元気をもらいたいと思います~♪
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【エール】ネタバレあらすじ24週119話|予告ポイント
小山田先生の訃報と晩年!
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作曲家人生の集大成のオリンピックが終わり、物語りの舞台は一気に進んでいきます!
東京オリンピックの時、裕一くんは55歳で、音ちゃんは52歳で迎えました。
裕一くんのモデル・古関裕而さんは、『オリンピック・マーチ』の最後に『君が代』のリズムを忍び込ませたそうです。
これは、志村けんさんが演じた小山田先生のモデル・山田耕筰さんが、1932年開催のロサンゼルスオリンピックに出場する選手に送った応援歌『走れ大地を』で取り入れたテクニックなのだとか。
山田耕筰さんへの敬意を込めたオマージュとも言われています。
さて、これまで、小山田先生が裕一くんに対する、本当の思いや感情は、ほとんど明らかにされていませんでした。
小山田先生の亡くなる直前に書いたという手紙の全容がとっても気になります~。
そして、晩年を迎えた裕一くんと音ちゃん!
いつまでも仲睦まじい、素敵なおじいちゃんとおばあちゃんになっている姿を期待したいと思います~