ネタバレあらすじ感想
2020年12月10日(木)放送
おちょやん第2週テーマ
「道頓堀、ええとこや~」
【おちょやん】ネタバレ2週9話|あらすじを最終話までお届け!
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『えびす座』にて・・・
人気一座の座長・天海天海(あまみてんかい)が、33歳の若さで急逝しました。
劇場で行われた葬儀には、多くの参列者が訪れていました。
皆が悲しみに暮れる中で、息子の一平だけは違っていました。
「さんざん俺の事、振り回しといて、あっけのうこのざまや!」
父に対して複雑な感情を抱く一平は、冷めた瞳で祭壇を見つめるのでした。
そんな中、会場に鳴り物が響き渡りました。
そして、花道から一人の人物が、男たちを従えてやって来ました。
その人物は、天海が目標にした男、喜劇の帝王・須賀廼家万太郎(すがのやまんたろう)でした。
棺の前に立った万太郎は、色鮮やかな紙吹雪を舞わせます。
そして、高笑いしながら、ライバル・天海に別れを告げるのでした。
使いの途中・・・
『岡安』の女将・シズから、ひいき客への届け物を命じられた千代。
しかし、千代は気の抜けた返事を返し、心ここにあらずの様子です。
その理由は、実家の隣人・辰夫から明かされた『家族の夜逃げ』のことでした。
「何やねんそれ・・・、うち何のために・・・」
千代は、悔しさと同時に悲しさがこみ上げるのでした。
道頓堀川の橋にて・・・
届け物を抱えトボトボ歩いていた千代は、橋の上で大きな石と格闘している一平を見つけました。
千代は、亡くなった父・天海の後を追うつもりかと聞きます。
すると一平は、客を船で連れてくる川に石を投げるなという、父・天海の言いつけに反抗するのだと笑いました。
そして、千代の助けを借りて川に石を放り込むと、「どや、おやじ!悔しいやろ!」と雄たけびを上げるのでした。
そんな一平に、千代は天海が一平のことを気にかけ、謝っていたことを明かします。
しかし、千代の話が信じられない一平は、父のせいで母も学校も友達もいないと嘆きます。
「みんなあいつのせぇや、そやのに・・・何で悲しいねん・・・」
憎しみと悲しみで混乱する一平は、たまらずに泣き出すのでした。
そんな一平に、千代も感情をあらわにします。
「ええやんか!最後にお父ちゃんに気ぃもんでもらえただけ!うち、あんたが羨ましい・・・」
そう口にした千代は、ついにこらえていた悲しみがあふれ、ポロポロと泣き出すのでした。
『岡安』の二階にて・・・
「頼む一平!わしらと一緒に芝居続けてくれへんか」
座員の言葉を聞き、一平は息をのみました。
道頓堀の芝居を仕切る『鶴亀』の大山鶴蔵は、一平が『天海天海』の名を継がなければ、一座は道頓堀で芝居を続けさせないと厳命していたのでした。
「跡継ぐなんて、俺には無理や・・・無茶苦茶や!」
芝居を続けることなど考えてもいなかった一平は拒否します。
すると、天海の右腕だった千之助が、無茶苦茶だった天海に「見せつけたんねん!」と迫るのでした。
『岡安』の帳場にて・・・
「クビだす!」
千代は、女将・シズから頼まれた用事を果たすことができず、ひいき客を怒らせてしまったのでした。
客のことを何よりも大事にするシズの言葉は重く、千代は受け入れざるをえないのでした。
翌朝・・・
女中頭・かめが出勤する頃、千代は下準備を終えていました。
かめに別れの挨拶した千代は、口入れ屋を待たずに一人で帰ると言い残し、『岡安』を後にするのでした。
そして、すでに帰る実家のない千代は、あてもなく歩き始めるのでした・・・
つづく
◆鶴亀社長役・中村鴈治郎さんが42年前に出演した朝ドラとは?▶
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【おちょやん】ネタバレ2週9話|感想を最終話まで!
一平の人生を左右する強面の3人
何かが始まりそうな予感…
こーわっ#板尾創路 #中村鴈治郎 #星田英利#朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/agkBdmT6Jh— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 9, 2020
万太郎役の板尾創路さんと、大山社長役の中村鴈治郎さんが登場しました!
葬儀場での万太郎さんの振舞いは不謹慎に見えましたが、喜劇役者にしてみれば最高の手向けということでした。
万太郎さんの「人の世は笑えん喜劇と、笑える悲劇のよじれあいや」という言葉も、考えれば考えるほど奥が深いですね。
因縁めいた関係の万太郎さんと千之助さん。そして、ボスの大山社長の思惑が、一平くんの未来に大きく関わるはずですから目が離せません~♪
さて、クビになってしまった千代ちゃん。
シズさんは、用を言いつける時から、千代ちゃんの異変に気が付いていましたよね。
それでも、いつも通りに接したシズさんは、どんな時でも仕事をきっちりするのがプロだと目で訴えているようでした。
一方で、『岡安』を出る千代ちゃんが、「自分の家くらい一人で帰れます!」と強がる姿は、見ていて切なすぎます。
どこへ行くのか、明日の展開が心配です・・・
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【おちょやん】ネタバレあらすじ2週9話|予告ポイント
千代ちゃんと一平くんに悲報
🎍 #おちょやん 登場人物紹介🎍
大山鶴蔵🍵#中村鴈治郎
上方演劇界のドンで鶴亀株式会社の社長。演じるは歌舞伎役者・中村鴈治郎さん
曾祖父にあたる初代鴈治郎はおちょやんの時代に「大阪の顔」と呼ばれた花形役者だったそう。ご縁を感じますね!\放送開始まであと9日/#11月30日放送開始 pic.twitter.com/0aroegbL1e
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) November 21, 2020
幼い二人に不幸が襲い掛かりました。
お互いに型破りな父親を持ち、苦労していた千代ちゃんと一平くん。
同じ境遇だからこそ、通じ合えるものがあるのでしょうね。
一平のモデル・2代目渋谷天外さんの史実によると、父親との別れは10歳の時でした
公演先の名古屋で倒れ、37才の若さで亡くなったのだとか。
その際に、天外さんの本名である「一雄を頼む、一雄を頼む」と叫びながら亡くなったのだそうです。
息子の将来を案じながら、亡くなったのでしょうね。
母親とは幼い時に別れ連絡すらない関係だったことから、天外さんは一人ぼっちになったそうです。
ドラマでは、孤独になった一平くんに、千代ちゃんがどんな言葉を懸けるのか気になりますね。
そして、竹井家の夜逃げを知ってショックを受けた千代ちゃんが心配です・・・