NHK朝ドラ 「あさが来た」
ネタバレあらすじ感想12週72話
2015年12月19日(土)放送
あさが来た12週テーマ「大阪一のおとうさま」
あさが来た ネタバレあらすじ感想・最終回まで 12週72話【12月19日(土)】
正吉のいなくなった加野屋にも、また新しい朝がやって来ます。
この朝、友厚が弔問に訪れました。客間で新次郎が応対しています。
正吉の死を悼み、よのの心境などを気にしているが、友厚が何をいちばん知りたいのか新次郎には手に取るようにわかります。
「あさやったら、もう、今は張り切ってますわ」新次郎はにっこりと笑い、言外に心配無用という意味を含ませた。
「はあ?千代を炭坑に連れていくやて?」新次郎が怒りをあらわにします。
「へえ。やっぱり・・・あきまへんやろか」あさが恐る恐る伺いを立てます。なにぶん、千代はまだ一歳になったばかりでした。
一緒に聞いていたよのにも叱られてしまいます。あさは諦めざるを得ませんでした。
あさが離れに行き、千代に語りかけていると、うめが追いかけて来ました。
「なんぼお家を守るためや言うても、いちばん大事なのは子育てだす。あないにかわいいお子を置いて、外で長いこと働くやなんて、そないなことしたらあきまへん」
うめは、噛んで含めるように説教するのでした。
そんな中、あさは、今までの自分を振り返り、思いを巡らせます。
そして、外で働くという事は、女だとバカにされても負けないだけではなく、自分自身も決して女だという事に甘えてはいけないのだと気付きます。
そんな甘えを拾てたとき、あさは雲が晴れるように自分の本心が見えてきたのでした。
「うち、働くことが好きなんだす。商いが好きなんだす。この茨の道を女の足で突き進むしかあれへんのや!」決心したあさは、すがすがしい顔で千代に微笑むのでした。
明けて明治11年(1878)、あさは加野炭坑の再開を目指し、大阪と九州を慌ただしく行き来する日々を送っています。
ある日、大阪に戻ったあさが、旅姿を着替えるのももどかしく千代を抱きしめていると、榮三
郎が来て、たった今、新次郎が寄合所に出かけたと言います。
「なんでも五代様が、大事な用がある言うて・・・」
あさは気になって寄合所に行ってみると、友厚の話す声が聞こえてきました。
「へ?うちが東京に?」あさは、その場に立ち尽くしてしまうのでした・・・
つづく