ネタバレあらすじ感想
2021年7月6日(火)放送
おかえりモネ・第8週テーマ
「それでも海は」
【おかえりモネ】ネタバレあらすじ8週37話|最終回までお届け!
*放送後のあらすじネタバレです。
仮設住宅・及川家にて・・・
「すいません、助かります」
酒を断とうとして通院している亮の父・新次は、病院に付き添ってくれる百音の母・亜哉子に感謝します。
そんな新次が時間を確認するために携帯電話を開きます。
その待ち受け画面には、妻・美波と息子・亮が映っていました。
部屋の掃除を終えて帰ろうとする亜哉子に、もう一人で病院へ行けると新次は言います。
しかし亜哉子は、来週も付き添うと釘を刺すのでした。
6年前(2010年)・・・
亀島で、永浦家と及川家は家族ぐるみの付き合いをしていました。
百音の父・耕治と、亮の両親・及川新次と美波は、島で一緒に育った幼なじみなのでした。
腕利きの漁師だった新次は、震災前年に新しい船を造ろうとしていて、耕治が資金繰りの計画を手伝っていました。
当時の新次は、息子・亮が高校を卒業したら一緒に船に乗ると言っていると、うれしそうに目を輝かせていたのでした。
両家で交流する中で、美波はムードメーカーで、皆を楽しませる存在です。
明るくて気さくな美波のことが大好きな百音は、仙台から嫁いできた亜哉子が島になじめたのは、美波のおかげと亮に話していたのでした。
進水式の日・・・
1億数千万円もの借金をして、新しい船を導入した亮の父・新次。
大漁旗が掲げられた進水式には、多くの島民がかけつけ、新次の新たな船出を皆で祝福します。
船の前でカメラを向けられた新次と妻・美波、息子・亮は、最高の笑顔を浮かべたのでした。
5年前(2011年5月)・・・
震災から2か月後。
永浦家の面々は、悲しみに暮れながら家の片づけ作業を行っていました。
一方で及川家の生活は様変わりしていました。
及川家が入る仮設住宅を訪ねた百音と妹・未知は、出来上がったばかりの中学の卒業文集を亮に届けました。
亮を見つめた百音は、「何かあったら・・・うち来てね」と声を掛けます。
しかし亮は、「うん、大丈夫」と精一杯の笑顔を浮かべるのでした。
そんな及川家の奥の部屋では、昼間から布団にくるまる父・新次が、留守番電話のメッセージを何度も聞き返しながらすすり泣きしています。
それは、津波が来る前に最愛の妻・美波が残した「無理しないでね」という最後のメッセージなのでした。
亮は、すっかり別人になってしまった父を、そっと見守ることしかできないのでした。
2016年(平成28年)1月・・・
試験勉強の合間を縫って、診療所の医師・菅波からもらった縄跳びを飛んでいた百音。
するとそこへ、険しい顔つきの妹・未知がやって来ました。
「りょーちん(亮)のお父さんが、いなくなったって。もしかしたら海に落ちたかもって・・・」
未知の言葉に驚いた百音は、胸騒ぎを覚えるのでした・・・
つづく
◆亮の父・新次を演じる浅野忠信さんはクォーター!そのルーツとは?▶
【おかえりモネ】あらすじネタバレ8週37話|今日の感想を最終話までお届け!
幸せな描写が辛い・・・
あの日から、変わってしまった家族。#おかえりモネ #朝ドラ#浅野忠信 #坂井真紀 #永瀬廉 #竹下景子 pic.twitter.com/RamzxUn6U1
— 連続テレビ小説「おかえりモネ」 (@asadora_nhk) July 6, 2021
大人たちも子どもたちも、幸せな過去とのギャップに苦しみ、何もできなかった自分を責めているようでした。
震災前、永浦家と家族ぐるみで付き合っていた及川家は、玄関ではなく中庭から入ったり、押入からカラオケセットを出してくるなど、違和感なく永浦家に溶け込んでいました。
幸せに満ち足りた両家は、本当に良い関係を築けていたのでしょうね。
それだけに、震災後の描写が残酷すぎる・・・
りょーちんが、笑っていながらも憂いを帯びているのは、辛い思いを強制的に心の奥にしまい込んでいるからなのでしょうね。
ところで、美波さんの十八番は『カモメはカモメ』(作詞作曲:中島みゆき、歌:研ナオコ、1978年)です。
カモメといえば、りょーちんの船室に飾ってあったのもカモメでした。
カモメを、亡き美波さんに見立てるりょーちんが、秘めた思いを吐き出す時がくるのか注目したいと思います。
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【おかえりモネ】ネタバレあらすじ8週37話|予告ポイント
りょーちんパパの苦悩が明らかに・・・
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37話は震災時の記憶を辿る回になりそうです。
りょーちんパパの新次さんは、現在は酒浸りですが、かつては島で一・二を争うほどの腕利きの漁師でした。
2億円もの大金を投資をした新次さんの、希望から絶望へ変わる姿に胸が締め付けられそうです。
新次さん一家の苦悩は、モネちゃんに大きな影響を及ぼしているのかもしれませんね。
【おかえりモネ】の舞台である宮城県をはじめ、東日本の太平洋沿岸部は震災時に幾度となく押し寄せた大津波によって大きな被害を受けました。
漁港や漁村、漁船、養殖施設、市場、水産加工場など水産業そのものが壊滅的な状況になり、廃業した方も多かったのだとか。
さまざまな船が海底に沈んだり、沖に流されたり、陸に打ち上げられたりしたニュースは衝撃的でしたよね。
震災から10年が経って記憶が薄れつつある今、当時の事をあらためて受け止めたいと思います。
◆亮の父・新次を演じる浅野忠信さんはクォーター!そのルーツとは?▶