ネタバレあらすじと感想
2021年12月10日(金)放送日
カムカムエブリバディ第6週テーマ「1948」
カムカムエヴリバディのネタバレあらすじ感想6週30話今日の放送を最終回まで配信中!
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*カムカムエブリバディ6週30話。今日の放送のネタバレあらすじ感想です。
進駐軍の施設にて・・・
パーティー会場の裏では、ステージで演奏するバンドマンたちが集まっていました。
彼らに指示を出しているのは、なんと『ディッパーマウス・ブルース』のマスター・定一なのでした。
パーティー会場にて・・・
安子はこれまでの人生で見たこともない豪華な会場に圧倒されていました。
「アメリカ・・・。これがアメリカなんですね」
安子は力なくつぶやくと、その場から立ち去ろうとします。
そして、引き止めようとする進駐軍の将校・ロバートに対して、夫・稔が帰ってこられないのは当然だと言いたいのかと、にらみつけるのでした。
その時、会場から美しい歌声が聴こえてきました。
安子は吸い寄せられるように会場に入り、ステージで女性たちを見つめます。
そんな安子に、ロバートは『Silent Night』という歌で、静かな美しいクリスマスの夜を歌っていると教えます。
「クリスマスはキリストの誕生日を祝う日です。そして大切な人のことを思う日です。」
ロバートは、戦争中に数多くのアメリカ人が亡くなったと伝え、会場にいるすべての者が、聖なる夜に祈りを捧げていると言います。
「同じように愛する人を失ったあなたや、全ての日本人のためにも・・・」
その言葉を聞いた安子のほほに涙がこぼれました。
美しい歌声を聴く安子の脳裏には、稔と過ごした楽しい日々や稔の温もりがよみがえります。
さらに、『たちばな』の家族との別れや、るいと前を向いて歩いた日々などを振り返るのでした。
ステージにて・・・
『Silent Night』が終わると、定一が集めたバンドマンたちの、にぎやかな演奏が始まりました。
会場にもぐりこんだ浮浪少年と演奏を見つめた定一は、数日前に安子から聞いた『ひなたの道』を思い出し、何かを思いつくのでした。
会場のテーブルにて・・・
落ち着きを取り戻した安子。
するとロバートは、亡くなった妻との思い出を語りました。
そして、妻と同じ大学に合格するためだけに興味のない『日本学』を専攻した経緯があって、今、日本にいるとロバートは打ち明けます。
敵国のために働くことに抵抗があったが、日本国民の悲惨な現状を見て、日本人の生活を少しでもよくしたいと心から思うようになったと言います。
さらにロバートは、亡き妻と出会わなければ日本に来ることもなかったと言い、妻がこの任務を与えてくれたと力を込めました。
「あなたも同じではありませんか?」
ロバートは安子を見つめると、稔と出会わなければ英語を勉強することもなかったはずで、今、生きているのも稔と出会ったからだと言うのでした。
その時・・・
突然、演奏が止まったステージ。
なんと『ディッパーマウス・ブルース』のマスター・定一が千鳥足でステージのマイクの前に立ちました。
驚いた安子は目を丸くします。
すると定一が、安子と稔の大切な一曲『On the Sunny Side of the Street』(ルイ・アームストロング)を歌い出しました。
熱いものがこみあげた安子の瞳に、みるみる涙があふれていきます。
そんな安子にロバートは、稔が望む『ひなたの道』を歩いてほしいという思いは、娘・るいだけでなく、安子にも望んでいたのだと言います。
ハッとした安子は、結婚前に稔に「あなたとひなたの道を歩いていきたい」と伝えたことを思い出しました。
そして、稔から「メリークリスマス」と見つめられた気がした安子は、顔をほころばせるのでした・・・
つづく
以上、カムカムエブリバディ今日の放送6週30話のネタバレあらすじでした!
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カムカムエブリバディのネタバレあらすじ感想6週30話の予告ポイントを配信中!
ディッパーのマスターが歌う?!
定一さんと健一さん、さりげなーく、動きがシンクロしてますね。仲良し親子です☺️
…ってそれどころじゃないです、稔さんと安子ちゃんのこと、心配ですよね。。#世良公則 #前野朋哉 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/9erjAvxL3t— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) November 16, 2021
カムカムエヴリバディが始まる前の予告動画では、クリスマスに世良公則さんが演じるジャズ喫茶のマスター・定一さんが、ステージに立っていたシーンがありました。
もしかすると、将校クラブで歌うミュージシャンになったのかもしれません!
ところで、将校クラブとはどんなところなの?!
さて、安子ちゃんが訪れる『将校クラブ』とは、進駐軍の兵士が利用した娯楽スペース『進駐軍クラブ』の一つです。
そこではスウィング・ジャズなど最新のアメリカ音楽が演奏されていました。
『進駐軍クラブ』は兵士の階級によって利用できる施設が別だったそうで、階級の上から順番に『将校クラブ』『下士官クラブ』『兵員クラブ』の3つが存在していたのだとか。
ちなみに一般兵が利用する兵員クラブには『白人用』と『黒人用』があったそうです。
そんなクラブは、日本中に500以上あったされています。
全店ではないですが、日本人が利用できるクラブもありました。
また、給仕スタッフや演奏するミュージシャンたちは日本人が採用され、日本でジャズやポップスが浸透する下地になったようです。
ミュージシャンたちは、終戦まで敵性音楽として禁止されていたアメリカ音楽を必死に覚えたのだとか。
そこで活躍した日本人ミュージシャンやスタッフたちは、やがて日本の『歌謡界』を発展させるけん引役になります。
なお、作曲家の中村八大さんや服部良一さん、ミュジシャン&コメディアンとして活躍した『クレージー・キャッツ』なども進駐軍クラブで演奏していたそうですよ。
安子ちゃんの稔さんの思い出の一曲『On the Sunny Side of the Street』も、演奏されることを期待します~♪