NHK朝ドラ 「あさが来た」
ネタバレあらすじ感想17週101話
2016年1月29日(金)放送
あさが来た17週テーマ「最後のご奉公」
あさが来た ネタバレあらすじ感想・最終回まで 17週101話【1月29日(金)】
銀行開設前に、あさは「銀行の神様」と言われている事業家・渋沢栄一氏に、銀行業の手ほどきを受けようと面会を求めていましたが、大阪訪問の際にようやくその機会を頂きました。
ところが、逆に渋沢はあさと新次郎に質問をします。
「銀行経営者が、一番欲しくて、一番大切なものは何ですか?」
あさは、お金だと答えます。すると、渋沢はそれは違うと言い「ホントはお金は要らないんですよ」と、謎かけのようなことを言うのでした。
銀行は多くのお金を集めて、それを貸出し、利益を得るものと考えていたあさに、渋沢は「最も大切なものは信用、そして、それを得るための誠実な人材作りと教育が大切」と説きます。
そして、亡き五代も、今の渋沢も、目指している事は「日本のために働いてくれる、誠実な人を育てる事だ」と、言うのでした。
あさと新次郎は、改めて銀行経営の根幹を、事業の意味を渋沢栄一から学ぶのでした。
一方、加野屋では・・・
榮三郎が、加野屋を辞めると言う雁助を、真剣に問い詰めていました。
すると雁助は“伊予(愛媛)”に行くことにしたと言います。
出戻っていた妻から手紙が来て、雁助との一人娘が重い病で伏せっていて、助けてほしいと手紙が来たのだと言います。
雁助は、20年前に何にもしてやれなかった娘のために、伊予に行く決意を固めたといいます。
そんな事情に、榮三郎も涙ながらに雁助を送り出す決意をするのでした。
一方、雁助が辞めるその意外な理由を知ったうめは、深いショックを受けるのでした。
廊下で思いにふけるうめに、雁助が通りかかります。
うめは話を聞いたと言い、奥さんも心強い事だろうと話すと、雁助は「うめ、かんにんな・・・」とうめを見ます。
うめは、これで良かったと言い、さらに、雁助から「一緒に行けへんか」と言われたあの言葉だけで、もう一生ひとりで生きていけると、ぎこちなく笑顔を作るのでした。
夕暮れ時、うめが縁側にひとり・・・
そんな落ち込むうめの姿を見たあさは、うめに向かい「久しぶりに相撲を取ろう」と言い、中庭に飛び出すと四股を踏みはじめるのでした。
始めは拒んだうめも、あさの挑発に勝負にのります。
ふたりは渾身の力でぶつかり合い、最後はうめの払い腰であさは投げ飛ばされてしまいます。
あさは、投げ飛ばしてうめを泣かせてあげようと思ったのにと言うと、うめはあさに抱きつき声を上げて泣くのでした。あさはうめをしっかりと抱きしめました。
そして、明治21年(1888)、いよいよ加野銀行の創業・開店日がやってきました・・・
つづく
【今日のポイント】
史実でも渋沢栄一さんから銀行開設のアドバイスを受けますが、その後も交流は続き、女子大設立時にも多額の寄付を受けるほか、様々な場面で助言や支援を受けたとされています。
近代日本の事業家として、「東の渋沢、西の五代」と言われる重鎮です。
実際の広岡浅子さんは、五代さんより渋沢さんの方が交流が深かったようですね。
渋沢栄一のキャストは三宅裕司さんとなっています。
三宅さんは「ひまわり(1996・前期)ヒロイン・松嶋菜々子」以来、20年ぶりの朝ドラ登場です。*画像出典)マイナビニュース http://news.mynavi.jp/
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あさが来た 17週101話・感想まとめ
うめさんファイト!
相撲が強く男を投げ飛ばすあさちゃんをその、相撲で投げ飛ばすうめさんって何者なのでしょう!(しかも決まり手は払い腰?!)
そんな強いうめさんが声を上げて泣くシーンは、うめさんを泣かせてあげたいと心を砕くあさちゃんの気持ちとうめさんの気持ちのダブルパンチが、歳とともに脆くなった涙腺を直撃。あわてて思わず、テッシュボックスを引き寄せましたが…。
アレアレ??あの悲しくも美しく澄んだ泣き声はだれのこえなのかしら…。あさちゃんの声ではないし…うめさんの声?うめさんなら自分で言っていたように『もう、若くはない』はず。
でも聞こえてきたのは若く張りのある美しい泣き声でしたよね。友近さん演じる、うめさんの女性としての心の声の表れだったのでしょうねぇ。女性は幾つになっても少女のような心を持っているものですもの。
回想シーンで久しぶりに正吉様と大番頭雁助さんの髷姿をみましたけれど、雁助さんは髷姿のほうが凛々しくていい男だと思いませんでしたこと?
そんな雁助さんとうめさんはハッピーエンドになると予想していただけに少しがっかりしてしまいました。
亀助さんとふゆちゃんの場合は無理だろうと予想していて外れましたが、こちらの二人は嬉しいハズレ。雁助さんとうめさんは悲しいハズレでした。うめさんファイト!
渋沢栄一氏登場
渋沢栄一氏は三宅裕司が演じるのですね。
他のテレビで拝見している限り三宅裕司さんに渋沢栄一氏のイメージがまるで重ならないと思っていたのですが、役者さんは偉大ですね。画面の中の三宅裕司さんが渋沢栄一氏にしかみえなくなりました。
渋沢氏があさちゃんと新次郎さんに問題を出し、あさちゃんの出した答えに『違いますな』というと同時に、タイミングよく外から蒸気機関車のボーという音が聞こえてきましたけれど、あれは『残念、不正解』のボーで良いのですよね。(笑)
紋付羽織袴の新次郎さんと燕尾服の渋沢氏、男性の正装はかっこいいですね。
丁稚奉公と女中奉公
明治21年ということは西暦でいえば1888年。
今からおよそ120年以上も前のことになるのですねぇ。ちょん髷と帯刀の江戸時代のほうがはるかに近いのですから、違っていてあたり前なのでしょうが勤務体系と言いましょうか、人々の働く形、意識の違いに驚かされてしまいますよね。
銀行設立に向けての奉公人たちの身の振り方がびっくりポんです。ほとんどの働き手が家付きを選ぶなんて、それこそ想定外です。それだけ、雇い主との結びつきが強かったということなのでしょうね。
ではでは
感想byドラまま