あさが来た ネタバレあらすじ感想20週120話【2月20日(土)】|NHK朝ドラfan

NHK朝ドラ 「あさが来た」
ネタバレあらすじ感想20週120話
2016年2月20日(土)】放送
あさが来た20週テーマ「今、話したい事」

あさが来た ネタバレあらすじ感想・最終回まで20週120話【2月20日(土)】

店で騒いでいたあの萬谷が、刃物であさを刺したのでした。萬谷は、刃物を投げ捨てるとその場を走り去ります。

あさが来た_病院120あさは病院に運ばれ手術を受けましたが、危険な状態でした。

手術の後、医師からは、会わせておきたい方には声をかけておいてくださいと、新次郎は聞かされます。
それを聞いた新次郎の表情が変わります・・・
 
 
その日のうちに、加野屋のあさが暴漢に刺されたという噂は、町中に広がりました。銀行にも商法会議所の仲間をはじめ、多くの関係者が心配し押し寄せています。そんな中に、成澤も顔を出しますが、支配人・平十郎は「元はといえば、あんたのせいやろっ!帰れ―!!」と、ものすごい剣幕で成澤を追い返すのでした。
 
 
そして、東京・大隈邸では・・・

あさが来た_大隈120綾子夫人が、あさの事件を掲載した新聞を見て、大慌てで大隈に知らせます。

それを知った大隈重信は、再び政界に復帰する事を宣言し、国を挙げてあさの意思を応援すると示し、その為にも早い回復を祈っていると見舞いの手紙で伝えるのでした。
 
 
病院では・・・
新次郎と千代、そして、うめが付き添う中、よのがかのを付き添えてやって来ます。
そして、あさの弟・忠嗣も東京から駆けつけました。

あさが来た_千代20Wあさは、依然と昏睡状態が続いていました。
その後、数日たってもあさの容態は変わることがありませんでした。

その間、千代はあさに着ききりとなりそばを離れようとしませんでした。

新次郎が病室に入ると、気丈にふるまっていた千代が言います。

「もし、このまま死んだらどうしよう・・・」と、あさのベッドに泣き崩れるのでした。
 
 

あさが来た_入院120その夜・・・
新次郎が手を握り涙ながらにあさに呼びかけ続けますが、依然として昏睡状態は続いたままでした。

その時、あさは夢の中にいました。
亡き祖父・忠政お爺ちゃんの歌う声が聞こえます。「うーさぎうさぎ、なに見てはねる♪」あさは、あの優しいお爺ちゃんの声を聞いたのでした・・・

新次郎はあさの手を握り続け「許さへんで。わて置いていったら許さへん!」とあさに語りかけます。それほど重篤な状態が続いていたのでした。

新次郎があさの手を握り、涙ながらに語り続けていると「いやや・・・まだ死にとうない・・・」という言葉とともに、あさの意識が戻ります。

あさが来た_入院02120

あさは、奇跡の生還を果たすのでした・・・、つづく。


 
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 あさが来た20週120話・感想まとめ

あささんの入院

今日はのっけから三途の川と思しきシーンからスタートしました。昨日の刃傷沙汰と言い、今日の三途の川(おどろおどろしくなくキラキラと朝日を浴びながら流れる川でしたが)と言い、朝ドラとは思えぬ切り口にびっくりポンです。

危篤状態のあささんに聞こえていた声の主は、京都今井家のお祖父さんですよね。あれは、あさちゃんとお祖父さんが幼いころに一緒に歌った「うさぎ」の歌です。

千代ちゃんの涙、新次郎さんの涙。絶対、主人公のあささんが死ぬことはないと知っていながら貰い泣きの連続です。迫真の演技にやっぱり役者さんはすごい!と変なところに感心しながら涙交じりの鼻をかみました。(尾籠な話でごめんなさいね)

あんなに長く、危篤状態が続くなんて…。あの当時の医学ってどの程度のものだったのでしょうかねぇ。ちょっと心配です。調べてみますね。
 

明治時代のお医者様

当時、医師免許は「医術開業試験の合格者」と、「医学教育機関の卒業者」に与えられていました。

江戸の時代から、医師といえば漢方医がほとんどでしたが「医術開業試験」を実施することで、医師は西洋医学の知識が求められるようになります。これは、大変画期的な出来事だったようです。

受験資格は年齢制限がなく、1年半の勉学の履歴が必要とあるものの事実上は、独学でも受験が可能なため「医術開業試験」は立身出世の近道とも考えられていたようです。

試験に合格するためには前期試験で3年、後期試験で7年かかると言われるほど難しい試験で、毎年の合格率は、前期・後期ともに一割か二割ほどで、そのため、受験のための予備校が多く有ったそうです。

そのうち幾つかの予備校は、後の私立医学専門学校や私立医科大学の前身となったようです。中でも「医術開業試験」合格者の総数約2万人のうち、半数以上を輩出したと言われているのが、越後長岡藩の軍医だった長谷川泰氏が設立した「済生学舎」でした。「日本医科大学」の前身です。

また、「医術開業試験」の受験予備校から後の「東京慈恵会医科大学」となる「成医会講習所」などがありました。

日本の女性医師第1号の荻野吟子女史や野口英世氏も、この「医術開業試験」により医師免許を取得した事が知られています。

大正初めの医師の総数が約4万人だったそうですが、1万人が漢方医で、3万人が西洋医師という割合だったそうです。

西洋医師の内訳は試験合格者が約1万5000人、医学専門学校等の卒業者約1万2000人、帝国大学卒業者約3000人だったそうです。

さらに、明治後半以降徐々に帝国大学や医学専門学校などの教育機関からの卒業生が多くなってくると「医術開業試験」は、近代医学の進歩に対応できていないとの批判が強まり、明治39年(1906年)の医師法制定とともに廃止が決定されました。

それ以降、医師はすべてが医学の教育機関を経なくてはいけなくなり、現在に至っているという事です。
なるほど、そんな難しい試験に受かっているお医者様なら、あささんも安心ですよね。
早い回復を祈りつつ、来週の活躍に期待です。
感想by 香風

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