ネタバレ予告あらすじと感想
2023年5月3日(水)放送日
らんまん第5週「キツネノカミソリ」
らんまん5週23話5月3日(水)|タキの愛情と平手打ちに万太郎の思いは!
*【らんまん】5週23話放送後のあらすじネタバレ感想です。
佐川への山道にて。
「人は、すべてのものを持つことはできん。何かを選ぶことは何かを捨てることじゃ。」
タキが万太郎に言ったその時でした。
突然の風が手ぬぐいを宙に舞いあげます。
万太郎は、それを目で追うとその先に群生する花を見つけるのでした。
すると一瞬で植物学者の目になった万太郎は、その花に駆け寄ります。
そして、初めて見るその花に語りかけるように言います。
「おまん、なんて名じゃ」
すると祖母・タキが『キツネノカミソリ』だと教えるのでした。
先ほどまで深く沈んでいた万太郎が、草花を見た途端に一切を忘れてしまうほどに夢中になるその姿を、タキは黙ったまま見つめるのでした。
峰屋にて。
高知から佐川に戻った万太郎たち。
峰屋の皆を心配させたことを反省する万太郎は、女中・たまから教わって作った『山椒餅』を皆に配ります。
そして、屋敷内を思い出深く見回ると、万太郎は決意するのでした。
奥の間にて。
姉・綾と共に、祖母・タキに『山椒餅』を差し出した万太郎。
高知での一件に、あらためて感謝の意を伝え深々と頭を下げます。
そして、話し出します。
万太郎は、この世でひとりしかいない姉を失うことはできないと語り、結婚はできないと言います。
綾が口を開きます。
「婿を取って峰屋に残りたい」そして、新しい酒を造り峰屋を大きく発展させたいと、綾はその望みを話すのでした。
さらに万太郎は、植物学の道に進みたいから勘当してくれと言い出します。
自分は体も弱く、もともと当主の器ではなかったと言うと、生まれてこない方がよかったと言いかけた瞬間。
ピシッ!
タキは万太郎の頬をたたくと、悲しそうな顔のままその場を出ていってしまうのでした。
仏間にて。
万太郎が慌てて追いかけると、タキは仏間に閉じこもっていました。
「生まれてこない方がよかったなどと、二度と聞きとうない!」
締めきった障子越しに、タキは声を荒げます。
万太郎は、最後まで話を聞いて欲しいと訴えます。
今の自分がいるのは、タキを始め峰屋のみんなに育ててもらったおかげだと、その真意を伝えます。
そして、『峰屋の当主』としてはできそこないだと胸中をさらすのでした。
しかし、そんなできそこないでも、咲く場所でとびっきりの才能を発揮する事を知ったといいます。
そして、自分には植物学の才能があると言うと、それを育ててもらったのは『峰屋』という環境があったからこそだと話すのでした。
そして、そのみんなの思いに応えるためにも、自分も『何者かになりたい』と語るのでした。つづく
らんまん5週23話5月3日(水)今日の感想!
【らんまん】5週23話放送後の感想とポイントです。
今日のポイントは
タキさんの失意です!
万太郎くんがどんなやんちゃをしても、言葉で教え諭すタキさんが、平手打ちという言葉にならない感情をあらわにしました。
「生まれてこなければよかった・・・」に答える言葉は、さすがのタキさんにも見つからなかったようです。
警察に捕まった万太郎、旅の疲れ、結婚の断り、いずれも飲み込んだようでしたが、この万太郎の一言はタキさんも見逃せませんでした。
ここは、祖母・タキさんの『守り育てた人の目線』と、孫たちの『これからをどう生きるかの目線』で見え方が全く違う感想が寄せられていましたね。
恵まれた環境で「才」を積めたことを自覚し、「何者かになりたい」と決心した万太郎くん。
大好きな道に進みたいことを、タキさんにハッキリと伝えることができた万太郎くんと綾ちゃんに拍手です!
そんな万太郎くんの思いに共感する声がネット上にたくさん上がりました。
「好きなものに出逢えて、才を持てる人はそうそう居ない。その思いを貫いて!」
「何かを好きでいることを全肯定してくれる万太郎の言葉に感激」
「万太郎はオタクの鏡!」
「メジャーの大谷くんじゃないけど、好きになる才能があれば、努力と思わず突破できてしまうんだろうね」など、万太郎くんの言葉に勇気や気づきをもらった人が多かったようです。
さらに、
「天狗さん、蘭光先生、逸馬さん、ジョン万さんに伝えたい~!」
「優しい家族やたっぷり愛情を注がれたことを絶対に忘れないで」など感謝を忘れないでほしいという沢山のコメントがあがりました。
何者かになる夢すら簡単に持てなかった時代に、人がうらやむ環境で育つことができた万太郎くん。
裕福な商家の跡取り息子が、家業とは違う好きな道で成功する話といえば、2020年放送『エール』モデルの作曲家・古関裕而さんもそうでしたよね。
恵まれた環境で育ち特殊な才能を開花させ、歴史に名を刻んだ文豪や画家たちもたくさんいました。
万太郎くんの飛びぬけた才も、そんな偉人たちと同じようなってくれるはずです!
それにしても、綾さんの決意こそ、女一代記を描く朝ドラの王道のようにも思えます~♪
らんまん5週23話5月3日(水)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
タキさんの愛のビンタが炸裂!
万太郎くん綾ちゃんが、強い気持ちでタキさんに訴えます!
タキもヒサも夫を早くに亡くし、峰屋の跡取りを期待されるのは万太郎ただ一人。
「謝ることはひとつもない。おまんは万太郎を生んでくれた。
綾の親になってくれた。十分じゃき。」#らんまん #朝ドラ#松坂慶子 #広末涼子 pic.twitter.com/TRQEDKJQ7M— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) April 4, 2023
自由民権運動の演説会に参加し、タキさんに多大なる迷惑をかけてしまった万太郎くん。
しかし万太郎くんと綾姉ちゃんの決意は固く、自分たちの進みたい道をタキさんに伝えます。
その中で、万太郎くんはつい「生まれてこなければよかったと思う」というフレーズを口にしてしまうようです。
これが第23話における最大の見どころポイント『タキさんのビンタ』シーンに繋がります!
タキさん演じる松坂慶子さんは、誰もが認める大御所女優さんですよね。
万太郎くん役の神木隆之助さんもキャリアが長いとはいえ、きっと難しいシーンのひとつなのではないでしょうか。
どんな思いでタキさんがビンタをするのか。
タキさんが閉じこもる場所にも秘密があると考えています。
そこは、万太郎くんの祖父や父・嘉平さん、母・ヒサさんがいる仏壇がある部屋です。
ずっとタキさんは「万太郎にはもう自分しかいない。当主になるまで責任を持って守る」と育ててきました。
その気持ちを裏切るような万太郎くんの言葉に、思わず手が出てしまうのでしょうか。
真っ先に仏間へ向かったのは、先祖はもちろん、何よりヒサさんにこの言葉を言われた悲しみや申し訳なさを報告したくなったのだと想像しています。
タキさんと万太郎くんが激しく向き合う一連のシーンが、どんな風に描かれるのか!?
愛する孫を思わずビンタしてしまうタキさんの心情や、たたかれる側の万太郎くんにも注目です~!
以上、5週23話のネタバレあらすじ予告でした。