ネタバレ予告あらすじと感想
2023年6月13日(火)放送日
らんまん第11週「ユウガオ」
らんまん11週52話6月13日(火)|田邊教授の冷徹な思惑とは
*【らんまん】11週52話放送後のあらすじネタバレ感想です。
大畑印刷所にて。
石版印刷の練習を熱心に続けてきた万太郎。
自分自身が満足できるものが、ようやく刷り上がりました。
そして、万太郎は改めて店主・義平に『植物学会・会報誌』の図版印刷を注文したいと頼みます。
すると、義平や妻・イチを始め、工員たちは皆は大喜びします。
一方、竹雄はその状況を見て、万太郎が印刷所の皆から愛されている事を知り、誇らしくなるのでした。
東京大学・植物学研究室にて。
万太郎が大学に通い始めて4ヶ月。
膨大な量の標本の検定を終えた万太郎は、2年生の藤丸と波多野と喜びを分かち合いました。
なお、名前がわからない標本は、ロシアの世界的な植物学者・マキシモヴィッチ博士に検定を依頼することになります。
「ここに新種の植物があるかもしれないってことだ!」と、皆は期待するのでした。
教授室にて。
標本の検定が終わったことを田邊教授に報告した万太郎。
ロシアに検定を依頼するにあたり、土佐から持参した標本も一緒に送ってほしいと申し出ます。
するとその場にいた徳永助教授が、厚かましいと激怒し始めました。
「やはりこいつは追い出すべきです!」と、徳永は語気を強めます。
しかし、田邊にとって土佐の植物の検定は、自分に利のある話だとして万太郎の願いを承諾しました。
そして万太郎が準備を進める学会誌に対して「期待してるぞ!」と微笑むのでした。
万太郎が去った後。
納得がいかない徳永助教授は、万太郎の言いなりだと田邊教授に訴えました。
さらに、学会誌が権威を失墜させるものだった場合は、どうするのかと田邊に迫ります。
すると田邊は出来が悪ければ、一冊残らず燃やし出版費も出さないと言います。
田邊の冷徹な考えに愕然とした徳永は、万太郎を不憫に思い始めるのでした。
植物研究室前に庭にて。
地面に這いつくばって『ヒルガオ』と『ユウガオ』を見比べていた万太郎。
そんな万太郎の側に膝をついた徳永は、自分はユウガオが好きだと明かします。
「源氏物語に出てくるからだ。私は日本文学が好きなのだ」と理由を口にすると、「貴様には分からんだろうが」と皮肉を言いました。
すると万太郎は万葉集が好きだと言い、アサガオの句を口にしました。
驚いた徳永は、かすかに頬を緩めたのでした。
一方、万太郎は、毛嫌いされていた徳永と話せたことを素直に喜ぶのでした。
その頃、白梅堂では。
店の壁に飾ってあった万太郎の植物画を外した寿恵子。
寿恵子は万太郎のことを忘れるために、絵を破り捨てようとするのでした。
つづく
らんまん11週52話6月13日(火)今日のみんなの感想!
【らんまん】11週52話放送後の感想とポイントです。
今日のポイントは
愛すべき早合点な人たちです
「万さん辞めるって!」と勘違いしてドタバタする印刷所の面々にホッコリです!
印刷所のみんなで、夜食オフショット🥢
口いっぱいにうどんをすする #神木隆之介 さん🤣#朝ドラらんまん#奥田瑛二 #河井克夫 #山根和馬#阿部亮平 #鶴田真由 #田村芽実 pic.twitter.com/jfTxaDVDHj
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) June 7, 2023
ついに印刷に取り掛かる時が来たと確信した万太郎くん。
しかし印刷所の面々は、万太郎くんが辞めるんじゃないかと大騒ぎになりました。
なんとも微笑ましいシーンでしたよね。
ネット上では「勝手に大騒ぎしている印刷所の人たちの万太郎愛がハンパない!」
「万太郎はどんだけ愛されてんだ」
「印刷所みんなの気持ちが分かったのが嬉しい」
「いつの間に欠かせない戦力になっている万さん♪」
「話を最後まで聞かず早合点で進めちゃう大畑印刷所の経営が心配w」など、目を細めるコメントが広がっています。
そんな視聴者の気持ちは、竹雄くんの嬉しそうな表情と同じだったはずですね。
万太郎くんがオーダーした学会誌の制作は、印刷所の面々の魂がこもった作品となりそうです~!
そしてこれまでヒール役だった徳永助教授。
頭が固く不器用だけど、実に人間味あふれる方でした。
朝ドラ受けの華丸さんが言った「嫌だなぁと思っていた人が、実はいい人は大好物」に共感した人も多かったはずです。
「徳永助教授は万太郎の行動をきちんと見ていて、努力の過程も認めてくれる人」
「絶対に悪い人じゃない」
「ど~れだ?のナゾナゾで一気に好きになった!」
「万太郎と同じく地面に正座した徳永助教授はきっと学生目線で教えられる先生だね」
手のひら返しの絶賛の嵐がネット上に席巻していました。
万太郎くんと万葉集を話題に心の距離感を縮めてもらいたいですね。
一方で、自分の利でしか考えていない田邊教授が鬼に見えてきたのですけど。
らんまん11週52話6月13日(火)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
徳永助教授に期待
万太郎くん&天敵・徳永助教授との2ショットシーンに注目する回となりそうです!
納得がいかない徳永助教授と大窪…。
「ここは東京大学なんだぞーー!!!!」#朝ドラらんまん#田中哲司 #今野浩喜 pic.twitter.com/QGNabJfZjR
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) May 17, 2023
最初からずっと万太郎くんをよそ者扱いしている徳永助教授。
2人の関係にわずかな変化が訪れるシーンが、第52話での見どころとなりそうです!
というのも、これまで徳永助教授は田邊教授が万太郎くんを特別扱いしていると思っていましたよね。
しかし第52話の中で、田邊教授は万太郎くんを学生のように育てるつもりはなく、ただ利用しようとしているだけかもしれないと勘づくようです。
これまで学歴のない万太郎くんを邪険に扱いがちだった徳永助教授が、権威に利用される万太郎くんを不憫に思うシーンでどんな表情を浮かべるのかも気になりますね。
さらにここから、青長屋の外で万太郎くんと徳永助教授の2ショットシーンにつながるようです!
このシーンで、日本文学が好きだと万太郎くんに伝えた徳永教授は、万葉集の中の1句を問いかけます。
それが『朝顔は朝露負いて咲くといへど 夕影にこそ咲きまさりけれ』です。
それは、朝顔は朝露を浴びて咲くと言われますが、夕暮れの薄暗さの中でこそ美しく見えるのですよと歌った句だと言われています。
ちなみに朝顔は夕暮れにはしぼむのではないかと思いますが、万葉集に登場する朝顔は現在の『桔梗(ききょう)』を指しているのが通説のようです。
推測にはなりますが、朝陽を浴びて咲く朝顔(桔梗)が王道の道を進む田邊教授だと考えると、スポットライトの当たらない夕暮れの薄暗さの中で咲く姿は影ながら貢献する万太郎くんのようにも思えますね。
徳永助教授が数ある万葉集の中からこの1句を選んだ真意は、ドラマの中でははっきりと示されないようです。
しかし初めて徳永教授が権威や学歴といった色メガネを通さずに万太郎くんと対話した結果、この1句を引き合いに出すのかもしれないなと想像しています。
このように徳永助教授が万太郎くんとの間に日本文学好きという共通点があると知り、知的な交流をするシーンは見逃せませんね!
今回の出来事をきっかけに、2人の関係が良い方向へ変化してくれるといいのですが・・・。
徳永助教授はなかなかの拗らせキャラなので、ひと筋縄ではいかない気もしますが、ここは期待したいところですね。
以上、11週52話のネタバレあらすじ予告でした。