ネタバレ予告あらすじと感想
2023年9月21日(木)放送日
らんまん第25週「ムラサキカタバミ」
らんまん25週124話9月21日(木)|標本や資料が無残な姿に
*【らんまん】25週124話の放送後のあらすじネタバレ感想です。
1923年(大正12年)9月1日。
昼時に発生した関東大震災。
地震後に火の海に包まれた東京市内は、およそ30万個が全焼し、死者は10万人を超えました。
そんな中、万太郎は家族とともに標本を背負って渋谷へ向かいます。
その途中に警察官に呼び止められ、火が移ることを理由に荷物を捨てることを命じられました。
しかし万太郎は、「この先の世に残すもんじゃ!」と訴えるのでした。
寿恵子の店・やまももにて。
ようやく渋谷にたどり着いた万太郎たち。
東京市外の渋谷は被害が少なく、寿恵子の店は無事でした。
安堵した万太郎は、寿恵子、次女・千歳と孫の虎太郎、三女・千鶴に感謝したのでした。
「標本を守り抜いてくれてホンマにありがとう」
その後、万太郎は再び根津の十徳長屋に向かおうとしますが、皆に引き留められたのでした。
地震から4日後。
安否の分からなかった長男・百喜、次男・大喜が『やまもも』へやって来ました。
「市内は今、もっとひどいことになってる」
百喜と大喜は、市内のあちこちに自警団が湧き出し拳銃と刃物を振り回していると言います。
そして、警官や軍人も出動して「まるで戦場」で、人間がおかしくなっていると嘆きました。
それでも長屋へ行ことするく万太郎を、百喜と大喜は必死に引き留めるのでした。
やまももの前にて。
誰にも気づかれないように外へ出た万太郎でしたが、寿恵子に見つかりました。
しかし寿恵子は万太郎を引き留める気などありませんでした。
寿恵子は『やまもも』を始めたのは「2人の夢を叶えるため」と語り、亡き園子がいる天国に行った時に必ず図鑑を持っていくと言います。
そして「40年間2人で頑張ってきたんです。私もいつじゃち同じ気持ちですから」と万太郎を笑顔で送り出したのでした。
十徳長屋にて。
自警団の検問をくぐり抜け、何とか長屋にたどり着いた万太郎。
煙がくすぶる長屋を見て愕然とする中、助手で次女・千歳の夫の虎鉄が現れました。
安堵した万太郎は、大畑印刷所の義平らと火消し作業を行い神田の町を守った虎鉄を心から労ったのでした。
その後。
万太郎と虎鉄は、焼け焦げた瓦礫の中の詮索を始めました。
40年もの時間をかけて集めた標本や心血を注いで書いた原稿は、見るに耐えない状態になっていました。
それでも無事だった標本、焦げた『八犬伝』、亡き園子が描いたヒメスミレの絵などを見つけ出しました。
そんな中、万太郎がふと視線を落としたその先に、ムラサキカタバミが健気に咲いていました。
生命力の強いその花に勇気をもらった万太郎は、自分に言い聞かせるようにつぶやくのでした。
「生きて根を張っちゅう限り花はまた咲く・・・」
つづく
らんまん25週124話9月21日(木)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
負けるな、槙野家!
貴重な標本や資料が焼失した中で、家族全員が無事だったことはなによりです!
関東大震災は、万太郎くんたちから大事なものを奪いました。
図鑑完成が目前だった万太郎くんにとって、失った標本や原稿を失うことは相当にショックなことでしょう。
今回の件で万太郎くんはつかみかけた夢に羽が生えて、目の前から消えてしまったような感覚に陥るのかもしれません。
ただ万太郎くんのもうひとつの宝物である家族が、全員無事だったことだけは不幸中の幸いでしたよね。
家族みんなで力を合わせて立ち直ってくれることを期待しましょう!
また124話では、家族の他に万太郎くんを応援してくれる存在が登場します。
地面のかたすみで咲いている『ムラサキカタバミ』です。
週のテーマ植物にもなっているので、物語との関連性が気になります!
ちなみにムラサキカタバミは、江戸時代の末期に観賞用として日本に持ち込まれた植物です。
元々はアメリカ原産の植物ですが、国内に広まり現在は帰化植物として生息しています。
小さなハート形の葉と直径1.7cm ほどの淡い紫色の花が特徴的なかわいらしい草花です。
その姿からは想像できませんが、繁殖力の強さから環境省により要注意外来生物に指定されています。
おそらく花を見つけた万太郎くんは、地震の後でも力強く花を咲かせている姿に感動するはずです。
そして、こんなに大変な状況の中でも、自分は植物に心を動かされていると気づくのかもしれません。
「図鑑を必ず完成させる!」と前を向くエネルギーをムラサキカタバミからもらって欲しいなと期待しています。
万太郎くんだけでなく槙野家のみんながふたたび笑顔を取り戻し、いつもと変わらない日常を早く取り戻せるといいなと願っています。
以上、25週124話のネタバレあらすじ予告でした。