NHK朝ドラ 「あさが来た」
ネタバレあらすじ感想22週132話
2016年3月5日(土)放送
あさが来た22週テーマ「自慢の娘」
あさが来た ネタバレあらすじ感想・最終回まで22週132話【3月5日(土)】
1869年「明治29年の春」・・・
女学校を卒業した、千代と宜はそれぞれに次の道を歩み始めていました。
卒後は花嫁修業と決めていた千代は、実家の白岡家に戻ります。
一方、田村宜はあさの秘書見習いとして、女子大設立を手伝う事になりました。
晴花亭にて・・・
成澤泉の「女子の教育に就て」という書籍も出版され、支援者の士気も高まり高まります。
あさの周りでは、いよいよ現実味を帯びてきた女子大構想に、もう一つ弾みをつけたい思いがあふれていました。
その夜、千代の部屋では・・・
千代が宜に、相談をしていました。
千代は友達の話だと念を押しながらも「名前も知らない男の人のことが頭から離れず困っていいるのだそうだ・・・」と、宜に話します。
当然、それは千代にとっての東柳啓介の事でした。
さらに、二度と会えない通りすがりの人なのに、忘れられずに困っているらしいとつけ加えると、宜の目がキラリと光ります。
そんなイージーな事は分かった「それは、初恋に決まってるやないの」と宜が言うと、千代は目を丸くするのでした。
そして、
その話を廊下で聞き耳を立てていた父・新次郎は、またまた不安な面持ちになるのでした・・・
東京・大隈邸にて・・・
大隈邸では、綾子夫人も自ら事務仕事を手伝うなど、まるで女子大設立の東京事務所と化したかのような有り様となっていました。
そして、成澤は時の総理・伊藤博文氏に、直訴をしに伊藤氏の自宅に出向いていると言います。
手作業を進めていると、成澤が声を上げ駆け込んできました。
そして、成澤の直訴の甲斐あって伊藤氏が力を貸すと言ってくれたと報告すると、一同は狂喜するのでした。
加野銀行役員室では・・・
千代の一件ですっかりふてくされ気味の新次郎と、女子大の寄付金集めが思うように行かないあさが、ピリピリムードを醸し出してると、榮三郎が手紙を握り締め慌てて駆け込んできました。
「雁助、仕事中に頭を打って倒れたて・・・」それは、妻・ツネからの手紙でした。
一同の顔に緊張が走るのでした。
つづく
■美少女ふゆがカメの嫁になった決め台詞は?(83話)
■菊が惣兵衛に斬りつけられた時のセリフは?(26話)
あさが来た22週132話・感想まとめ
べっぴんさんの初恋
陽が当たり小鳥がさえずる縁側で菜の花を生ける千代ちゃん、やはりお嬢様の花嫁修業ですね。庶民とは一味も二味も違います。でも、おばあちゃんのよのさんが痛む足を崩して、孫の千代ちゃんのそばで幸せそうに微笑む姿は、お金持ちも庶民も関係なく共感を呼びますし、普遍的な愛の形しょうか。
ただ、毎日ため息が出るほど素敵な着物で登場する千代ちゃんに、少し妬みと嫉みが無きにしも有らずというところです。可愛いおばあちゃん・よのさんのお召し物も、毎回品があって素敵なのですけれど、やはり千代ちゃんの華やかさにはかないませんものね。
亀助さんが『わての経験上』と言ったのは、いささか解せないのですけれど、今も昔も女の子の恋の悩みの相談は、友達の話にすり替わるのは事実ですよね。
父親、新次郎さんの苦悶をよそに、娘の千代ちゃんは宜ちゃんのご明察通りリンゴの思い出とともに初恋の真っただ中です。
でも、さすが明治時代ですよね。帝大生の東柳君が千代ちゃんにかけた言葉は『実に、べっぴんさんだな』ですもの。今どきの若い人たちにべっぴんが理解できますかしら…。とにかく、若い人の恋は愛らしくて良いものですねぇ。
はつさんの幸せ
今日は、はつさんが住む和歌山でキジバトが鳴いていました。
旦那様と息子二人から着物のプレゼントだなんて!!藍之助君も養之助君も良くできた息子です。NHKの朝ドラだからだなんて野暮なことは言いこなしに、文句なく良くできた息子さんたちです。
息子さんたちが親思いで優秀な場合、ほとんどは母上が良くできた頑張り屋さんと相場は決まっています。少々独断と偏見ですけれど、はつさんの育て方が良かった証拠です。
あささんの陰に隠れて、目立ちませんがはつさんは芯の強い頑張り屋さんですものね。
惣兵衛さんも年を経るごとに素敵な旦那様になり、今では新次郎さんより魅力的かもしれませんよね。これも独断と偏見ですけれど・・・。
そして、
贈られた着物の柄が「つゆしば」です。山王寺屋時代に、惣兵衛さんが嫁いだばかりのはつさんにプレゼントした、あの思いでの「つゆしば」です。
惣兵衛さん、新次郎さん居負けず劣らずの粋なお方でもあるんですよね。
三等列車
あささんの見習い秘書となった宜ちゃん、相も変わらずユニークでかわいいですね。今日は思いっきり湯のみ茶碗に激突していましたが、うめさんと亀助さんが思わずたじろぐほどですからあれは、演技以上のものですね。
その激突の原因の居眠りはどうやら三等列車にあるらしいですね。
東京大阪間を何度も行き来しているあささんも、三等列車を利用しているということでしょうか?。うめさんが言うようにおいどが痛くなるほど揺れるらしいですのにね。
ところで、その三等列車は1960年以降からは廃止されましたが、明治5年の鉄道開業の際に客車は上等、中等、下等の3等級とされ、明治30年に一等、二等、三等へ変わったのは「下等」という呼び方が乗客の感情を害したためと言われています。
また車体の用途記号は、一等車「イ」・二等車「ロ」・三等車「ハ」と表記されていたようですよ。当然、電化はされていませんから蒸気機関車が牽引していたのですよね。
運賃は、普通料金が三等で、二等は三等の二倍、一等は三等の四倍かかったそうですので、ほとんどの人は三等列車を利用したのでしょうね。
来週23週のテーマは「大番頭のてのひら」
133話月曜 /雁助の事故・入院そして
134話火曜 /雁助とツネとうめの時間
135話水曜 /雁助の回復と養之助結婚
136話木曜 /東柳啓介が千代に会いに
137話金曜 /偉大な父・忠興の逝去
138話土曜 /藍之助が有田に帰る日
の6本です。お楽しみに・・・
ではでは
感想by香風